公開日: 2023/11/02
そんなこんなで、およそ30年ぶりにアルバイトを経験することになった愉快な名波アマさん。
いきなり初日からケガを負い、さらに疲れもMAX。
(´・ω・｀)
前回は汚ったねえ画像をお見せしてしまい申し訳ありませんでした
契約期間は9月中旬から10月末までの一ヵ月半なんですけどね。
こんな調子で、ほんとに一ヵ月半もやれるの？
大丈夫？
え～と、先に言っておきます。
ぜんぜん大丈夫ではありませんでした。
おはようございまーす。
おはようございまーす。
夜10時、深夜バイトの2日目スタートです。
やっぱり今日も現場には若い人しかいません。
ついでに言うと明らかな人員不足です。
扱う荷物の量に対し、作業する人間の数が少なすぎます。
数名いるバイトリーダーは全員が25～30歳ぐらいですし。
「中高年の方も多数活躍しています！」ってウソじゃ～ん（にがわらえません）。
ベルトコンベアーが動き始める前に、バイトリーダーのAさんが話しかけてきました。
Aさん「きょうは3連休明けの平日なので荷物の量が多めです、よろしくお願いします」
アマ「はいわかりました（昨日ですら異常に多かったのに、さらに増えんの？ ウソだろオイ）」
…あれっ？
いや、思い過ごしかな。
ん～
やっぱ …だよね？
さっき話しかけてきたバイトリーダーAさんの表情の中に、ほんのわずかですけれども。本当に、ごくわずかなんですけれども。
カマしの成分が含まれていたような気がするんですよ。
※カマし＝「経験者は語る〔1〕引っ越しバイト」参照
え～と、先に言っておきます。
カマしの成分がガッツリ含まれておりました。
さすが名波アマ。
だてに54年も生きておりません。
だてに現場を経験してきておりません。
ベルトコンベアーが動き始めると、さっそくバイトリーダーAさんがイライラし始めました。
感情を隠そうともせず、あからさまにイライラしています。ピリピリしています。
なんでか？
名波アマの動きが良くないからです。
名波アマがあまりにもポンコツだからです。
「きょうは3連休明けの平日なので荷物の量が多めです、よろしくお願いします」とカマした念を押したにもかかわらず動きが悪い名波アマに対しては怒りしかない、そんな態度です。
ひぃぃぃ
スミマセンスミマセンスミマセン。
バイトリーダーAさんにご迷惑をおかけしないよう、足の痛みをこらえて必死にくらいつく名波アマ（54）。
ところがすっとこハム太郎。
重さ30kgのコシヒカリが入っているダンボール箱を持ち上げたときでした。
ビギんっ
腰を痛めてしまったのです。
ギックリ腰というほど大げさなものではありませんが、やっちまいました。
「すみません、腰を痛めてしまったんですけど」
…なんて。
とてもじゃないけど言える状況ではありません。
脂汗をかきながら、必死にくらいつくほかありません。
前日に引き続いての熱帯夜で、本当に汗が吹き出てきます。ビッショリです。
あっ
15番の荷物が置かれるべきところに、間違えて51番の荷物が紛れ込んじゃってるよ？
ボクが担当している荷物じゃないのですが、そのままにしておくわけにいきませんからね。
ヨイショっと。
その荷物を、あるべき場所に移動させましたらば。
余計なことしなくていい！
自分のところだけやって！
（超絶イライラ）
ひぃぃぃぃ
スミマセンスミマセンスミマセン。
自分の持ち場ですら満足に作業できてないのに、なに余計なことやってんだ。
と。
「いや、そうじゃないんですよ、番号違いの荷物を見つけてしまったので、それを正しただけなんですよ」
…なんて。
とてもじゃないけど言えるフンイキではありませんでした。
本当に。
(´・ω・｀)
その後も仕分けミスを2コぐらい目撃したけど正すことができず、そのままスルーせざるをえませんでした
ごくごくまれにメルカリで、「配達中」と表示されるべき位置に「調査中」のナゾ表示が現れて、商品の到着が１～2日ぐらい遅れることがありますけれども。このような仕分けミスによって、いったん正しくない営業所に運ばれてしまうことが原因だったりします？
それにしても、ですよ。
あらためて書きますけど、若いバイトリーダーさんたちの動きがキレッキレなんですよ。
スキルが高すぎるんです。
こっちだってね、これでも30年前に同じ仕事をしたときより4～5倍は頑張ってますよ。
ケガするぐらい必死にやってますよ。
汗だくでやってますよ。
しかし突然。
バイトリーダーのAさんが、名波アマが担当しているエリアに無言のまま踏み込んできまして。
名波アマが一度、へたくそながらも台車の中に積みこんだ荷物たちをですよ。
まったくの無言でイライラピリピリしながら、すべての荷物を台車から抜き出し、また最初から、キレイに積み込み直したんです。
なんの説明もなく。
目を合わさず。
無言で。
超絶イライラピリピリしながら。
「お前がポンコツなせいで、こうやって余計な手間がかかって作業全体が遅れてしまうんだぞ、お前がみんなに迷惑をかけてるんだぞ」という意図の、威圧的な行動です。
ひぃぃぃぃ
スミマセンスミマセンスミマセン。
深夜2時ごろのことでしたっけねえ。
いま思い出しても涙が出ますよ。
さすがに、そんなことまでさせてしまうぐらい迷惑をかけてしまっては、このままバイトを続けるわけにいかないっすからね。
「申し訳ありませんでした、今すぐヤメさせていただきます」
…なんて。
とてもじゃないけど言える状況ではありません。
次から次に大量の荷物が流れてくるんですから。
汗だくになりながら必死にくらいつくしかない名波アマ（54）。
おいそれとヤメることもできない忙しさですよ（にがわらい）。
そんな名波アマの惨状を見かねて、外国籍のアルバイトさんが「ダイジョブデスカ？」と声をかけてくれました。
ありがとうありがとう。
タイかベトナムの人だと思うけど、オレの体調を気遣ってくれたのは外国籍の人だけですよ。
その後、現場のバイトリーダーがAさんからBさんに交代してからも
そっちはいいから！
こっちを先にやれって！
自分の半分くらいの年齢の若者から厳しく指導されつつ、がんばりました。
おじさん、がんばりましたよっ。
そして迎えた朝6時。
貸与されていた安全靴とヘルメットを丁重に返却し、「明日以降、もう来ません」という旨を社員さんにお伝えし、およそ30年ぶりのバイト経験が終わりました。
たったの2日でギブアップですよ奥さん。
ヘロヘロになりながら自宅に帰還し、体重を測ってみましたらば。
表示された数字は…
90.2kg
おしい！
もうちょっとで夢の80キロ台まで減っていたのに！
バイトに行く前と比べて【4.1kg】の減少です。
それなりに水分を補給しながら作業したにもかかわらず、それでも追いつかないぐらい体重が減ったってことです。
っていうか。
こんなにがんばってもポンコツ扱いされるんですからね。
キレッキレの若者たちから、使えないやつ扱いされるんですからね。
ほんとに今、令和なの？
(´・ω・｀)？
という、たいへん残念な結末でございました。
ご迷惑をおかけしたみなさん、ご迷惑をおかけした企業様にはお詫び申し上げます。
【余談】
調べてみたら、ボクシングの選手って試合直前の減量で、たった1日で10kgぐらい体重を落とすこともあるんですってよ。
2日で4kg減ったぐらいで大騒ぎしてる場合ではありませんでした。
(´・ω・｀)
本当に余談
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