経験者は語る〔13〕経験してわかったこと
記事一覧へ公開日: 2023/11/05
ほんとに今、令和なの?
前回のブログでは、とても残念な結末を迎えたアルバイト経験談をお伝えしましたけれども。
次の仕事が始まるのは10月中旬~10月末ぐらいからになるので、やっぱりまた少しの期間、ヒマができてしまうことになりました。
そこで、おそるおそるですけれども、また新たにバイトを探してみましたらば。
ポンコツおじさんでも大丈夫そうなバイトをチラホラと見つけることができました。探せばあるもんですね。履歴書不要で、簡単に採用してくれました。
時給は1000~1050円ぐらい。
東京都の最低賃金(=1113円)を下回ってますけどね。
名波アマが住んでいる地方都市における日雇いバイトの相場としては、だいたいそんなもんです。
で、結論から先に申し上げますと
まあまあ、ちゃんと令和でした。
(´・ω・`)
どんな結論やねん
新たに突撃したいくつかのバイトのひとつは、ベルトコンベアーに乗って流れてくるダンボール箱を拾い上げて所定の位置に積み込んでいく、仕分けをしていく、そんな仕事内容でした。
ん?
それだと、残念な結果に終わった某バイトと一緒ですやん!?
いやいや、このときのやつはベルトコンベアーに乗って流れてくる箱が全て「冷凍食品」だったんです。
どれもこれも、おおむね10kg以下。
腰をいわすほどの重量物はありません。
しかも、流れてくるペースが20分の1以下か30分の1以下かってぐらいスッカスカでして(にがわらい)。
ケガをするほど無理な動きを強要されることもなく、現場は平和そのものでした。
直属の上司ともいうべき立場の社員さんも温和な性格の方でしたから。
ひとつひとつ、ゆっくり丁寧に説明してくれて、とくに難しい作業はありませんでした。
ただ、そんな、基本的には温和な性格と思われた社員さんであっても、ちょっとだけピリついた瞬間があったんですよね。
それは社員さんが、仕分けが完了したダンボール箱の最終確認をしている場面でのことでした。
おそらく頭の中で『1、2、3、4、5…』と数えてたんだろうと思うのですが、そのタイミングで、日雇いアルバイターのBさんが社員さんに話しかけてしまったんです。
「いま忙しいから! 話しかけないで!」
とはハッキリ言いませんでしたが、そう言いたげなフンイキで、ほんの一瞬だけイラっとしてたんすよ。
ああ、なるほどなと。
どんなに温和な人であっても、タイミングが悪いと豹変することがあるんだなと。
たとえばですよ、「電車に乗り遅れそうになっていて時間に余裕がない人」に対して、「新しいギャグを思いついたから、ちょっと見てくれるー?」なんて話しかけても、イラっとされて終わりじゃないですか。
どんなに温和な人であっても「いま、そんなことやってる場合じゃないんだよっっ(怒)あるいは(困)」ってなるじゃないですか。
あの、残念な結果に終わったバイトの現場も、今にして考えると「タイミングの悪い瞬間」が連続していただけだと思うんですよね。
時間内にさばききらねばならない荷物が大量にありすぎて、夜10時から朝6時までの8時間、ずーーーーーっと余裕がなかっただけだと思うんですよね。
つまりはバイトリーダーさんの性格に問題があったわけじゃないということです。
まさか令和の時代に、あんな、絵に書いたようなパワハラが存在していたなんて!
と、ビックリするような話ではなかったんすよ、実は。
昭和だろうが平成だろうが令和だろうが、そこに「余裕のない瞬間」が存在する限り、“パワハラ”は無くならないということです。
人間だもの。
そこに「ねこじゃらし」がある限り、ネコは絶対に、ほぼ100%、それを追いかけるということです。
ネコだもの。
そんな状況をカイゼンするためには、職場でパワハラ研修をするだけでは不十分なんすよ。
むしろパワハラ研修なんか必要なくて、職場から「余裕のない瞬間」「余裕のない状況」をなくせばいいだけなんすよ。
逆を言えば、どんなに創意工夫をしても「余裕のない瞬間」をなくすことが不可能な一部の職場・職種においては、パワハラをなくすことも不可能だということです。
(´・ω・`)
しつこいようだけど人間だもの
経営者が厳しい営業ノルマを現場に課した結果として社員に余裕がなくなり、とんでもないパワハラ事件が発生したり、とんでもない不正が行われてしまうことになった某・中古車屋さんの例を見るまでもありません。
これにて「経験者は語る」のシリーズは完全に終了です。
ぜんぜんパチスロと関係なかったかもしれないけどドンマイドンマイ。
このタイミングで新たな仕事を探そうと思ってる人もいるんじゃないのかなーと思いましてん。
なんらかの参考になってくれたら幸いです。
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