遅れ
記事一覧へ公開日: 2015/05/05
ひとくちに「遅れ」といっても、何が遅れるのかは機種によって違います。
たとえばハナビの場合は「リール始動音」の遅れです。通常はリールが回り始めてすぐに♪テレレンと始動音が鳴るのですが、「遅れ」発生時はリールが回り始めてから、すこし空白があって、そのあとに始動音が鳴ります。
「始動音の遅れ」ではなく、リールだけがフライング気味に早く回り始める「リールの先走り」という捉え方もできないわけじゃありません。
ハナビとは逆に、先に始動音が鳴って、リールのほうが遅れて回り始めるのが沖ドキ!です。
始動音が聞こえてるのにリールが静止したままなので、一瞬、目の錯覚が起きたように感じます。
頭の中ではもう一段あると思い込んでいる状態で、実際には、すでに階段が終わっていた場合に、足がスっコーンと空振りをするときのような、ヘンな感覚です。
こちらのほうも「リールの遅れ」ではなく、「始動音の先走り」という捉え方ができないわけじゃありません。
5号機ハナビの遅れがよくわからない。察知できないことがある。という声をチラッと聞くことがあるのですが、いまココに書いたような部分に気をつけながらプレイすると、もしかしたら察知できるようになるかもしれません。
ちなみにボクは5号機ハナビの遅れに関しては、ほぼ100%察知できています。
※店内がうるさすぎたり、なにか考え事をしながら打ってるときは察知できないこともありますけどね。
さて、ちょうどいい機会ですので、パチスロ雑誌の発売日の遅れのほうにも触れておきたいと思います。
まあ、パチスロ雑誌に限った話ではありませんが、ほとんどの出版社・編集部は東京にあります。
印刷工場も東京か、東京近郊にあるのが普通です。
印刷が終わった雑誌はトラックや貨物列車、貨物船で全国各地に運ばれることになるわけですが、どうしたって東京から遠くなればなるほど到着が遅れてしまいます。
※コストの都合で飛行機の貨物便は使われません
たとえば貨物船を使って運ばれる沖縄県では、東京の発売日から5~7日遅れで書店やコンビニの店頭に並ぶことになっています。
また、貨物列車で運ばれる北海道や九州地方では2日遅れが基本です。
夏の台風や、冬の悪天候などで貨物船や貨物列車の運行ダイヤに遅れが生じると、その分だけ北海道や九州地方では発売が遅れることもあります。
意外なことに、雑誌の編集者は、このことを正確に把握してなかったりするんですよ。
何年も前の古い話になりますが、とある漫画雑誌がケータイ電話向けのサイトを運営していまして。そのサイトの中でクイズが出題されたことがあったんです。雑誌○月号の内容を読めば答えがわかるようになっている問題でした。今すぐ雑誌を買って今すぐクイズに答えよう!というノリです。
しかし、そのクイズの回答の〆切日が、東京での雑誌発売日の2日後に設定されていたんです。
東京での雑誌発売日が土曜日で、ケータイサイトのクイズコーナーの回答〆切日が月曜日でした。
沖縄県はもちろんのこと、まだ北海道や九州でも雑誌が店頭に並んでいないタイミングです。
※日曜日は「いち日」にカウントしないので、東京での発売が金曜日と土曜日になっている号は北海道や九州では2日遅れじゃなく3日遅れでの発売になるんです。
なんぼなんでも〆切が早すぎます。まだ雑誌が店頭に並んでいない地方に住んでる人はクイズに答えようがありません。
ケータイサイトの運営を担当している編集者に電話をかけて、このことを指摘したところ
え!?
マジですか!?
まだ売ってない地方があるんですか?
との返答でした。
東京の真ん中で雑誌の編集作業に専念している人は、印刷工場から先の流通のことまでは把握していないこともあるんです。
※最近ではSNSの発達もあって「地方都市では発売が遅れる」という情報が東京にいる人にも伝わりやすくなってますけどね。
ボクがツイッター等で雑誌の最新号の告知をするときに「一部地域では発売が遅れます」という一文を必ず入れるようにしているのは、以上のような理由からです。
地方都市に住んでる人に対して注意を喚起するというよりも、東京など「遅れなし」のエリアに住んでる人(とくに編集部やライターの人たち)に向けて注意を喚起するための言葉だといったほうがいいかもしれません。
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『浅野祥雲さん作の味わい深いコンクリートフィギュア群』の一つとして世界遺産に登録されてもいいんじゃないかと思っている関ヶ原ウォーランド(岐阜県)です。
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