縁起の良い数字・悪い数字
記事一覧へ公開日: 2015/05/10
7という数字が特別な存在に思えてしまうのはナゼでしょう。
西洋、東洋を問わず、縁起の良い数字だと考えられがちなのはナゼでしょう。
その歴史的な起源は?
明確な理由はある?
われわれスロット・パチンコ打ちにとって馴染みの深い数字でありながら、実は、よく分かってないですよね?
ボクもまったく理解しないまま、なんとなく今まで生きてきました。
仮にもパチスロライターと呼ばれることもある立場です。これはマズイぞと思いましたので、さっそく文明の利器であるインターネットを使い、あれこれと検索をかけてみた結果!
じゃじゃん!
…いまいち、よくわかりませんでした。ズデ~ン。
有力な説として複数のサイトで紹介されているアメリカMLB(野球)のエピソードも、現段階では鵜呑みにできないな、というのが正直な感想です。「7」という数字そのものについてではなく「ラッキーセブン」という野球用語についての説ですし、それ以前がどうだったのかについては疑問が多く残りますし。
どこまで真相に迫れるのかわかりませんが、縁起の良い数字、縁起の悪い数字について、ボクなりに調べたり考えたりしてみたいと思います。
まずは縁起の悪い数字のほうから。
ボクがパチスロを本格的に打ち始めた平成9年頃は台番号の末尾「4」番と「9」番が欠番になっているのが当たり前で、データをメモするときなどは、ちょっと面倒くさかったんです。
末尾だけに限らず、数字の4と9を徹底的に排除しているパチンコ店においては、38番台の次が50番台だったり、388番台の次が500番台だったりするなど、わかりにくいシマ構成になっていたものです。
コンピューターで管理する際に欠番があると都合が悪いためか、新しいパチンコ店においては末尾4と9を欠番にしないのが普通になってますけどね。
なぜ、4という数字は忌み嫌われるのでしょうか?
これは皆さん、だいたい知ってますよね。
漢字「四」の読みである「シ」が、同音の「死」に通じるという連想からです。
ただし、日本以外の漢字文化圏においても、日本と同じように「4」が忌み嫌われているということについては知らないんじゃないでしょうか。
漢字文化圏=中国、日本、朝鮮半島、台湾、ベトナム、シンガポールなどです。
たとえば韓国では、病院などの建物に「4階」がない場合があるんだそうです。『韓国 4階がない』等のワードで画像検索をかけてみると、なるほど確かにエレベーターの行先階のボタンに「4」がない画像がたくさん出てきます。4階のボタンのところだけが「F」になっているエレベーターもありますね。
おもしろいですね。
四と同じように、日本では漢字の「九」の読みである「ク」が「苦」に通じるという連想から、9という数字は忌み嫌われています。
しかし4のときとは違って、これについては日本だけなんだそうです。日本以外の漢字文化圏では「九」と「苦」の音が違うんですってよ。
さて、日本の自家用車などにつけられるナンバープレートについても調べてみました。
国土交通省の公式サイトに具体的な理由は書かれていませんでしたが、ナンバープレートの4ケタの数字の末尾「-42」と「-49」の二つは使われないことになっているようです。
ナンバープレートの運用に詳しい人によると、42は「死に」、49は「死苦」「轢く」に通じるからというのが、その理由だそうです。
また、日本に駐留しているアメリカ軍向けのナンバープレート(ひらがな1文字になるべきところが、ひらがなではなく「Y」になっていたりするクルマを沖縄県などでよく見かけます)においては、末尾「-13」を使わないことになっているようです。
西洋で「13」が忌み嫌われているというのは広く知られていますが、その理由については諸説あって、一つだけ明確な理由があってのことというわけではないようです。
ちなみに「13日の金曜日にイエスキリストが処刑されたから」という説は近代以降に創作された「あとづけ的な理由」であって、13という数字が忌み嫌われることの根源的な理由とは無関係とするのが現在の定説なんだとか。
あ、ちなみついでに言いますと、自動車のナンバープレートの4ケタの数字の左に書いてあるひらがな1文字については
「お」「し」「へ」「ん」の4つは使われないんだそうです(これは国土交通省の公式サイトにハッキリと書いてあります)。
「お」=「あ」と似ているので読み間違いを防ぐため
「し」=死に通じるため
「へ」=おならに通じるので忌避する人が多いから
「ん」=読みにくいため
あらためて調べてみると、いろいろと面白いですね。
次回は、縁起の良い数字について、つまりは「7」という数字について調べたり考えたりしたいと思います。
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