本当にあった怖い話2
記事一覧へ公開日: 2015/10/25
これは昔話ではありません。わりと最近の、本当にあった出来事です。
とあるホールにて、とある機種に座り、台脇のコイン貸し機に1万円札をウィ~ンと投入したんですけどね。
あれっ?
コインが出てきませんよ。
ここまでなら、よくある話。
おかしいな。お札が戻ってこない。かといって、エラーっぽい表示も出てないし。
ポチッ
ポチッ
払い出しボタンやICカードを取り出すボタンなども試しに押してみましたが、ウンともスンとも言わないのです。
もう一度言っておきますが、エラーっぽい表示が出てないんですよ。コイン貸し機のランプ類が、なにごとも無かったかのように通常時の状態になっているのです。
もちろん店員を呼びますわなあ。ピッ。
すぐに若い店員さんが駆け付けてくれました。
若い店員さん『どうなさいましたか?』
名波アマ『1万円入れたんですけど、コインが出てこないし、戻ってこないし、エラー的な表示も見当たらないし…』
胸元のインカムに口を近づけ、なにかを話している店員さん。
若い店員『少々お待ちいただけますか』
少々待つ名波アマ
およそ1分後、店長さんか主任さんっぽい人が登場。いちおう、店長さんってことにしておきます。
店長『え~と、なんですか?』
名波(予想してなかった態度を受けて、ドギマギしながら)『い、いや~、1万円札をココに入れたんですけど、戻ってこないし、コインも出てこないし』
店長『お金を入れたんですか?』
名波(何回も言わせないでよ~)『1万円札をココに入れたんですけど…』
店長(食い気味に)『いや、エラー出てないんで…』
名波『……』
店長『……』
名波『間違いなくお金を入れたつもりなんですけど…(もしかしたら、あれは夢だったのか。店長さんの毅然とした態度を受けて120%の自信までは無くなってきちゃった)』
店長『お金が引っかかった場合は必ずエラーが出るんですよ』
名波『……』
店長『……』
名波(お札の投入口を指さしながら)『ココ、開けてもらうことはできないんですか?』
店長(開けたってどうにもならないんだけどな~、といった表情で)『…ちょっとお待ち下さい』
ちょっと待つ名波アマ
インカムでゴニョゴニョ話をしたあと、カギを使って紙幣投入口のユニットを取り外す店長さん。
ガチャガチャん…
1万円札が中で引っかかってました!
名波アマの大勝利!
店長『……』
名波『いや~~珍しいですよね~~、こんなパターンは』
↑気まずい思いをしているであろう店長さんの立場に寄り添い、べつに怒ってないですよという態度を伝えるため、とっさに出てきた言葉です。本来なら少し怒ってもいい場面だと思いますけど。
店長『初めてですよ、こんなことは…』
え?
それだけ?
そんなこんなで無事にお金が返ってきて(当たり前)、ほかの機械を使ってコインを借りたりして事なきを得ましたけどね。
結局、店長さんの口から謝罪らしき言葉はこれっぽっちも出てきませんでした。初めての経験で店長さん自身もビックリしたんでしょうけど。
今回のようなコイン貸し機の特殊な不具合を経験したことのある人間が全国でボクひとりだけってのは考えにくいですよね?
おそらく、まったく同じか、似たような経験をしたことのある人がほかにもいるハズです。
今後、機械の老朽化が進むと、同じような事象がじわじわ増えてくるかもしれません。
ここを読んでいるホール関係者さん、そしてプレイヤーの皆さん。こういうこともあるんだってことを心のどこかに置いておきましょう。
以上、本当にあった怖い話でした。
大事な大事な1万円を失うところでしたからね
(´・ω・`)
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