セルフでした
記事一覧へ公開日: 2015/11/22
昔は無かったやつシリーズの最後。ちょっと変化球になっちゃいますが…
【7】いろんなものが客のセルフサービスだった
たとえばドル箱の運搬。現在はゴト防止の意味もあって店員さんにお願いするのが一般的になっています。
たった1箱であっても「交換の際はボタンを押し、必ず店員をお呼びください」と掲示しているホールもありますし。
ところが昔は違いました。調子よく5箱とか6箱ぐらい出た場合であっても店員さんに頼らず、自力で計数機のところまで持っていくのが基本だったんです。
シマの端っこか真ん中に台車(↑こんなやつ)が置いてあって、これにドル箱を乗せて自力で計数機のところまで持っていくのです。
↑2002年発行「パニック7ゴールド」の表紙。
台車に大量のドル箱を積み、自力で運んでいる絵が描かれています。
自力でドル箱を運んでいた時代を知らない人が見たら、ちょっと違和感があるかもしれませんね。
それだけではありません。
なんと、ズザァー!とコインを流し、レシートを発行するところまで客が自分でやっていたんですよ。
店員さんを呼ぶことなく、勝手に「レシート発行」のボタンを押してたんです。
信じられます?
でも、昔は当たり前すぎるぐらい当たり前のことでした。
ちなみにパチスロだけでなくパチンコのほうも同じです。客が勝手に玉を流し、レシートを発行するのが当たり前でした。
計数機を客が勝手に使ってはいけない雰囲気になったのは1999年とか2000年頃からでしたっけ?(もうちょい前かも?)
レシートを偽造するゴトが発生したのがキッカケだったと記憶しています。
以来、計数機をシマの中央に置くホールが減っていき、計数機はシマの端っこの、見通しの良い場所に置かれるのが基本になっていきます。
また、レシートに店員さんがサインしたり、シャチハタのはんこを押したりするのも今では普通になっています。
もしもゴト行為をする人が一人もいなかったら、わざわざそんなことをする必要なんてないんですけどね。
(おまけ)
バーコード1つにつき「999枚」までしか印字することができない古~いコイン計数機で、万枚オーバーしたときのレシート。
「たくさん出た感」がレシートからも伝わってきます。
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