ねじねじ(2)
記事一覧へ公開日: 2016/02/23
旅打ちでフラリと足を踏み入れた初見のホールにおいては、設定にメリハリがあるのかどうか、あるとすれば高設定台がどこに投入されがちか、などなど、あれこれ考えをめぐらせることになるわけですが。
一般的には、台上のデータ機を見てみたり、プロっぽい客がどこに座っているかをチェックしてみたりってことをやりますよね。
たとえば朝の早い段階で、常連っぽい雰囲気のプロがこぞってカド付近の台を確保しているような光景が見られれば、ああなるほど、このホールはカド付近に高設定を投入しがちなんだな、と予想できるわけです。
あれは、今から9年ぐらい前(2007年頃)のこと。
5号機のアイムジャグラーEXが人気化し、設置台数を伸ばしていた時期です。
もしかしたら、停止ボタンのメッキの剥げ方を見れば、カド台に高設定を投入しがちなのか、カド2に投入しがちなのか、カド3に投入しがちなのかなど、そのホールの細かい傾向まで予想できるのではないか、と考えまして。
いくつかのホールのジャグラーコーナーを見て回り、メッキの剥げ方を調査したことがあったんです。
で、結論から言いますと…
いまいちよく分かりませんでした
(´・ω・`)
ショボーン
思ったほどの差がなかったり、剥げ方がバラバラすぎて傾向が掴めなかったり。
カド~カド3ぐらいの台のほうが、シマの中央付近の台よりも、すこし余計に剥げがちだったりというのは確かにありましたが、そんなことは(=カド付近の台のほうが平均的に稼働がよいということは)、いちいちボタンを見るまでもなく当たり前のことですし。
また、「ねじる人が多いせいで右側のボタンだけが剥げがちだ」と考えられていますが、意外や意外、必ずしもそうとは限らないということも、ついでに分かりました。
たとえば、この筐体は右側のボタンだけでなく、左側のボタンのメッキもかなり剥げています。左側のボタンは、ねじねじされないハズなのに。
※この写真は9年前のものではありません
むしろ、右側のボタンだけが剥げてない筐体ってのも目撃したことがありますし。
おそらく、ボタンにメッキ処理をする際の「製品ムラ」みたいなものがあるんじゃないかと思うんですよ。
ボタンごとに、メッキ皮膜の厚さに微妙~な違いがあるんじゃないかということです。あるいはボタンのコア部分とメッキ皮膜との、結着度合いのムラとか。
カド2のボタンの剥げ方が他の台よりも激しかったのでカド2に座ってみたら設定6だった。なんてことが1回でもあると、うっかり「このホールの傾向を的確に見抜いて勝ってやったゼ」と思いたくなりますけどね。
一概には言えませんが、それは「たまたま」でしょう。
しかしまあ、そうした「立ち回りごっこ」みたいなものが、それなりに楽しいのは間違いありません。
いまだにボクも旅先のホールで、ボタンの剥げ方をチェックすることがありますし。
ボタンがほとんど剥げてなくて「ああ、客付きが良くないんだな」ということが分かる場合も?
あと、台上データ機の「過去最高ボーナス回数表示」を見てみることもありますけど、これも、思ったほどは役に立たないですね、経験上。
繰り返しになりますが、それなりに楽しいものです。細かいところを見ながらホールや台を選ぶのは。とくに旅打ちとかで。
立ち回りごっこだろうがなんだろうが、楽しけりゃいいじゃない?
(´・ω・`)?
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