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パチンコ・パチスロブログ

名波誠

ぶらり円頓寺

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公開日: 2016/07/10

昭和11年、ある大きな転機がパチンコに訪れる。鋼球式パチンコが名古屋に登場したのである。

――『天の釘・現代パチンコをつくった男 正村竹一』より引用

 

 

 

昭和11年頃、それまでの「メダル式パチンコ」ではなく、新たに「玉を打って、入賞したら、また玉が出てくる」方式のパチンコ機を考案したのが名古屋の藤井正一さんです。

※正村ゲージの正村さんとは別人ですよ

 

藤井さんは、その遊技機に「スチールボール野球器」という名前を付け、愛知県警の保安課から許可を得て、名古屋市西区の円頓寺(えんどうじ)商店街にて130台設置のパチンコ店を開きます。

すぐに、押すな押すなの大盛況になったんだとか。

 

 

 

ぶらり円頓寺1-1

円頓寺商店街は名古屋駅と名古屋城の中間に位置し、当時は名古屋を代表する繁華街の一つだった場所です。

※1位は「大須」、2位が「円頓寺」

 

 

そんな、「鋼球式パチンコ発祥の地」とも言うべき円頓寺商店街は今、どうなっているんでしょう。とある日の午後、ぶらりと歩いてみました。

 

 

 

ぶらり円頓寺1-3

円頓寺商店街の東の端、堀川にかかる「五條橋」。昭和13年完成の古い橋です。

 

ぶらり円頓寺1-4

新しいビルやマンションに埋もれていますね。

 

 

ぶらり円頓寺1-5

江戸時代に掘られた「堀川」は名古屋城と伊勢湾を結んでいる運河。愛知県瀬戸市で作られた陶器(セトモノ)も、ここを運ばれて海外に輸出されていたらしい。

 

 

 

ぶらり円頓寺1-6

五條橋から始まる円頓寺商店街。総延長700mで、すべての区間がアーケードで覆われています。

 

 

 

まずは、昭和28年の地図に「蔵あり」と書かれていた場所に行ってみると

ぶらり円頓寺1-7

※『昭和イラストマップ・名古屋なつかしの商店街』より引用。
※赤い線は名波アマが加筆

 

ぶらり円頓寺1-8

 

なんと、いまだに「蔵あり」。蔵の建物を利用した、おしゃれレストランになっていました。ちなみに昼のコース5000円、夜のコース1万円だそうです。

(´・ω・`)

 

 

そして、ストリップ劇場や映画館があった場所は現在、大きな駐車場に。もしもクルマで円頓寺商店街を訪れる場合は、ここに置くと便利です。

ぶらり円頓寺1-9

 

 

 

 

昭和28年の地図で、酒屋さん(酒・みそ店)の両隣にパチンコ店があった場所は…

ぶらり円頓寺1-12

 

ぶらり円頓寺1-11

 当時と全く同じ名前の酒屋さんがありました。しかし、両隣の建物にパチンコ店の面影はありません。

 

いや、『鈴富パチンコ』だったほうの建物に関しては、ギリギリで昔はパチンコ店だったっぽいと思えなくもない感じかな??

ぶらり円頓寺1-20

おそらく昔も、パチンコ店の軒先にはたくさんの自転車が置かれていたんでしょうね。

 

 

 

 

 

さらに、こちらは近代的なビルディングが建っている一角。

ぶらり円頓寺1-21

 

 

ビルの壁を見てみると

 

ぶらり円頓寺1-22

【PigEon】

ピジョン?

 

pigeon=ハト(鳩)ですよね

 

 

 

(´・ω・`)!!

 

 

 

 

ぶらり円頓寺1-24

 

あの、「きれいな娘いる」の『ハトパチンコ』があった場所ですよ、ここは!

 

 

 

 

パチンコ店を取り壊して新しいビルを建てるときに、名前を残したのでしょう。ナイスですね。

ビルの壁面を見逃さなかったオレもナイス
(´・ω・`)

 

 

 

円頓寺商店街、じつに興味深い。

つづく

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