世界平和のために

 

旅打ちで全国各地をウロウロしているボクですが、旅先での楽しみのひとつになっているのが食事です。

かつて借金返済に追われていた頃は、いちいち食事を楽しむ余裕なんてなかったですけどね。

おかげさまで現在は旅打ちで訪れた街において、美味しいものを美味しくいただく心の余裕が生まれています。

 

で、かなり前になるのですが、とある街でのスロ実戦を終え、スロッター仲間と「安い居酒屋さん」に行ったときのこと。

すこし離れたテーブルにいた若い男性グループ客が「店長を呼べ！」とか「お前、これ見て何とも思わねえのか！」などと怒鳴り散らし始めたんです。

どうやら、メニュー表の写真と実際に運ばれてきた料理が違いすぎることに対するクレームのようで。

 

平謝りの店長さん（と思われる男性）と、一歩も引く気配を見せない男性グループ。しまいには「誠意を見せろ！」とか言い出す始末。

どよよよ～ん
(´・ω・｀)

 

 

まあ、「安い居酒屋さん」ですからね。たしかに、あまりにもあんまりな見た目の料理が運ばれてきちゃう場合もあるでしょう。

 

しかし、ものは考えようです。

じつはボク、数年前から「（メニュー表の写真と実際に運ばれてきた料理との）ギャップ選手権！」を密かに開催しておりまして。

 

(´・ω・｀)？
ナニソレ

 

 

たとえばメニュー表には、こんもりとキレイに盛り付けられたチャーハンが載っていたとします。

 

 

しかし実際に運ばれてきたチャーハンは

 

ちょっと崩れちゃってます。ボクが崩したわけじゃなく、運ばれてきた状態そのまんまの写真です。

 

ここで、オイオイなんだよ～（怒）とは思いません。むしろ

 

よしっ

 

と小さくガッツポーズしたくなるのが「ギャップ選手権」です。メニュー表の写真と実際の料理にギャップがあればあるほど嬉しくなるのです。誰も不幸になりません。

 

 

 

メニュー表の写真

 

これはもう、料理が運ばれてくる前からニヤニヤしてしまいますよ。

 

実際に運ばれてきた炭火とりマヨ丼は…

 

 

 

 

 

 

 

いよっしゃぁあぁぁ！

 

 

なかなかの飛距離です。想像を超える好成績にシャッターを押す指が震えることはあっても、怒りに震えることは絶対にありません。それがギャップ選手権なのです。

味については何の問題もなく、美味しくいただけましたし。

 

 

 

 

メニュー表の写真

とても美味しそうな牛カルビ丼。

 

 

実際に運ばれてきたのは…

 

 

 

 

う、う～ん
(´・ω・｀)

 

 

ギャップ選手権開催中であることを忘れ、たまにモヤモヤしてしまうことがないわけではありません。でも、すぐに我に返り、

 

よ、よし

 

と小さくガッツポーズ。この写真のやつは味のほうも微妙だったけど、がんばって、無理してガッツポーズ。

 

 

 

ものは考えようです。

考え方ひとつで、ネガティブではなく、ポジティブな気持ちになることができるのではないでしょうか。

 

つねに、こうした考え方をするように心がければ、つまらないことで紛争が発生することもないはず。

どこかの街で、今日も小さくガッツポーズ。

 

世界平和を願う名波アマの旅打ちは、これからも続きます。

 

 

(´・ω・｀)
なんじゃ、そのシメは