漫符(まんぷ)
記事一覧へ公開日: 2017/11/02
北海道から沖縄県まで、1万軒ちょいのパチンコ店が営業しているわけですけれども。
その店内に掲げられている「営業ルール・禁止事項」についてのポスターといえばいいのか、POPといえばいいのか。
ありますよね、こういうやつ
これの製作は、どこが受注してるんでしょうか。
こちらは山口県下関市のホールで見かけたもの。
「遊技台を叩く、揺らす等の行為(の禁止)」を表すイラストです。盤面の震えを表すギザギザが細かいっすねー。
そしてこちらは愛知県岡崎市のホールで見かけたもの。さきほどの山口県のホールとは、なんの関係もないチェーン店です。
「人生ゲーム」のクルマに乗ってる人(刺さってる人)みたいなイラストといい、ひじの角度といい、盤面の震え具合といい、最初のやつ(山口県のやつ)と、とてもよく似ています。
頭の左上に浮かんでる「思い通りにいかなかったときの漫符(まんぷ)」については、最初のやつには見られなかったですけどね。
※漫符=アイデアを思いついたときの「電球」マークとか、怒ったときの「血管」マークとか。
お次は北海道北見市のホールで見かけたもの。先ほどの愛知県のホールとは1000km以上離れています。
「遊技台」と「遊戯台」。キャプションが少し違うだけで、イラストは完全に一致しています。
いや、パクリうんぬん言いたいわけじゃないんですよ。同じ業者が受注してることも考えられますし。
全国エリアでPOPのたぐいを受注している大手業者さんがいらっしゃるのかどうか、詳しいことは分からないですけど。
さらに、こちらは青森県弘前市のホールで見かけたもの。
またまたイラストが完全に一致。…と言いたいところですが、台枠の線や、響きの重なり方などが違っています(右手の先っぽの少し上、台枠を表す線が途中で途切れていません)。
漫符の部分とか震えの部分とか、若干だけど、本当に若干だけど、キレが失われた感じもあるし。
(´・ω・`)
トレースした?
こちらは北海道函館市のホールで見かけたもの。
みなさんも、だいぶ目が慣れてきたことでしょう。どこがどう似ているのか似ていないのか。わかりますよね。「盤面のレール」と「電動ハンドル」が新たに加わっているのもポイントでしょうか。
繰り返しになりますが、パクリだと言いたいわけじゃないんですよ。同じ業者さんが受注して、イラストのバージョンを少し変えただけかもしれませんし。
こちらは長野県松本市のホールで見かけたもの。
頭の上の漫符とか盤面の震えとか、ひととおり揃っているけど、どれもこれも少しずつ違っていますね。グーも真ん丸ではなくなっていますし。
あと、イラストの周囲を包んでいる赤い部分が、さりげなくバッテンになっています。禁止事項であることを伝えようとするための進化(?)でしょうか。
こちらは徳島県徳島市のホールで見かけたもの。
どうしても「漫符」をつけちゃうんですね。
みなさんもホールに行ったら気にしてみてください。
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