パチンコ・パチスロブログ

名波誠

攻略法を試してみた結果

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公開日: 2019/07/30

 

毎度の「パチスロひとり旅Classic」でござる。

ときは2000年(平成12年)4月下旬。北海道苫小牧市で大花火を打っていた名波アマのもとに、「とある機種に攻略法発覚か!?」という一報がもたらされました。

前回のブログには「真偽不明の攻略情報がインターネット上を駆け巡った」みたいなことを書きましたが、情報の発信源は4月21日(金曜)に東京や大阪などのエリアで発売されたパチスロ攻略誌でした。

その雑誌が北海道で発売されるのは4月24日(月曜)からなので、それまでの数日間、北海道にいる人間は一次情報が得られなかったわけです。

 

機種はネットの7ライン機「乾杯RDⅡ」です。

 

 

20190730-1

乾杯RDⅡ

画像は(株)ネットの公式サイトより引用

 

解像度が低くてアレですが、この筐体画像の右リールに停止している絵柄は

【赤7】
【乾杯】
【赤7】

で、中段には【乾杯】絵柄が一直線に揃っています。

オリンピアの「New島唄30」っぽい感じだと考えれば分かりやすいかもしれません。

 

この機種のBIGボーナスにはスーパーとノーマルの2種類がありまして。

【乾杯】【乾杯】【乾杯】

【赤7】【赤7】【乾杯】

がスーパーBIG(平均純増枚数550枚)。

 

【赤7】【赤7】【赤7】

【乾杯】【乾杯】【赤7】

がノーマルBIG(平均純増枚数400枚)。

 

つまり右リールが【乾杯】ならスーパー、【赤7】ならノーマルです。

 

 

等価の場合、スーパーとノーマルの出玉には約3000円の差があったわけですが、

なんと!

とある手順を踏めば、ノーマルBIGが揃うのを回避して、すべてのBIGボーナスをスーパーのほうで揃えることが可能だというのです。

マジっすか!?

 

 

ただし、これが簡単ではありませんでした。

1コマ目押しが必要で、しかも手順が複雑だったのです。

 

まず、リーチ目が出たら、あるいは液晶演出で応援団長の一気飲みが成功したら(にがわらい)、BIGとREG、どちらが成立しているのかを見極めます。

REGじゃないことが確認できたらBIG確定(そりゃそうだ)。

スーパーBIGを狙いにいきます。

 

【手順1】中リール上段に赤7が停止するまで、中リール上段に赤7をビタ押し。

抽選確率およそ1/7.3のリプレイが成立したときだけ中リール上段に赤7が停止するので、リプレイフラグが立つまで繰り返し、地道にビタ押しをします。

【手順2】中リール上段に赤7が停止したら、左リール上段にも赤7をビタ押し。

上段に赤7がテンパイするのと同時に、右肩上がりにリプレイもテンパイします。Wテンパイです。※もしかしたら左リールはビタ押ししなくて大丈夫だったかも??ちょっとウロ覚えです。

【手順3】右リール上段に、2連チェリー付近の絵柄をビタ押し。※どの絵柄をビタ押しするのか忘れました。

ビタ押し成功時の25%で【乾杯】絵柄がスベってきてスーパーBIGボーナス入賞。ビタ押し成功時の75%でリプレイ入賞(=ノーマルBIG揃い回避で手順1に戻る)。

ノーマルBIGをスーパーBIGに変換するのではなく、あくまでも「ノーマルBIG回避」。ノーマルかスーパーか、内部的に毎ゲーム、いちいち抽選し直すシステムだったのです。

※ここでビタ押しに失敗すると、押した位置によってはノーマルBIGボーナス入賞(赤7絵柄一直線)となり、これまでの努力が全てムダ。手順1~3によるコインロスの分、むしろ損をします。

 

 

仮に手順とビタ押しが完璧だったとしても、それなりにコインロスが発生するので攻略の効果は不透明でした。

 

検索してみた結果、行動範囲内に乾杯RDⅡ設置店が9軒だけあることを確認。

ライバルが出現する可能性や設置台数などを考慮して、登別市の設置店に向かうことにしました。

※ちなみに当時、どんなにマイナーな機種であっても設置が1台とか2台だけというケースは、ほとんどありません。7台とか10台とか20台とかの「シマ単位」で設置されているのが普通です。

 

20190730-2

 

          

2000年4月24日(月曜)

 

攻略法が掲載されている雑誌が北海道でも発売される日です。

 

高速道路で登別のD店へ。開店の朝9時に間に合わず。

乾杯は空いてない。

 

当時のノートにD店の設置台数が書いていないのですが、記憶ではD店は8台前後だった気がします。

雑誌を読んで攻略法を実践しようとする者で満席になっていたわけではなく、稼働中の台の多くは年配客でした。雑誌を読んで駆けつけたプレイヤーが絶対にいなかったとまでは言い切れませんが。

 

 

 

サンダーV…(-)1000円
ハナビ…投資1000円でBIG。

乾杯が空いたのでコインを持って移動。

低設定だと思うけど、しょーがない。

 

ボーナス出現率の悪い乾杯RDⅡが1台だけ空きました。ちょっと微妙だけど、とりあえず攻略手順を試してみたかったのでハナビのコインを持って移動です。

 

 

ハナビのコインは飲み込まれ。

追加2000円でスーパーBIG!

 

手順が成功したからスーパーになったのか、振り分けに恵まれてスーパーになったのか等、詳しいことはノートに書いてありません。

 

 

8時間で換金32500円。

(+)2万3000円

 

本日のトータル収支
…(+)2万9500円

 

としか書いてありませんね~。

8時間も打ったので、細かい内容をいちいち全て記録するだけの余裕がなかったのかもしれません。

長く打ったときとか、色んなことがあったときほど日記の内容が淡白になるという現象(?)は、実は結構ありました。

だとしても、せめてノーマルとスーパーの比率とか、おおまかでもいいからビタ押し成功率とか、書いといてほしかったな~。なにやってんだ名波~。

 

(´・ω・`)
いや、マジで

 

          

2000年4月25日(火曜)

 

朝8:30起床

あわてて登別市のビジネスホテルをチェックアウト。

1泊4200円なり。

 

8:55

登別市D店に到着。

乾杯RDⅡは3台くらい空き。

昨日とはうってかわって若い客ばかり。

案の定、攻略打ちを実践する皆さん。

しかも結構うまいよ。

 

3人グループで並んで座り、あーでもないこーでもない言いながら中押しで消化するなど、明らかに攻略打法を実践するために駆けつけたプレイヤーたちでした。

 

 

 

なぜか12:00頃、ほとんどの人が姿を消した。

 

あまりにも手順が面倒くさかったのに加え、さんざんコインをロスした末にノーマルBIGが揃って怒りを爆発させるなどして、途中で離脱するプレイヤーが続出。

店長さんらしき人物が何度かシマの様子を見に来ましたが、中押しを注意したり、シマを閉鎖するような動きは見られませんでした。

客側マイナスの台が意外と多かったからかもしれません。

 

 

 

オレとオレの右どなりのニーチャンだけ粘り、ボーナス入ったら中押し。

中盤戦のオレ。目押しミス連発でノーマルBIGの連続をくらう。

2箱目をマンパイにすることができず、小ハマリ中ハマリを2~3回くらって18:00ヤメ。

ヘタクソ!オレ!

 

総投資1万5000円で
換金2万9000円。

本日のトータル収支
…(+)1万4000円

 

クレディア返済20525円。

コンビニでボリュームザンギ弁当480円とキリンジャイブ120円。

 

ヘタクソ!と、ののしっている割には、なんとかプラってます。

目押しミスが少なければもっと勝っていたはずなので、怒りはごもっともですが。

 

ただ、目押しをミスってない手応えがあるときもノーマルBIGになってしまうなど、本当に手順が正しいのかどうか、なんだかよくわからない時間帯もありました。 

 

この次の日と、そのまた次の日も乾杯RDⅡを狙って動いています。

それについては、また次回。

 

 

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