三重県での初スロ
記事一覧へ公開日: 2019/10/17
「パチスロひとり旅Classic」です。
前回のブログなどに登場している「三重県在住のスロッターMさん」ですが、なぜ、パチスロ機が1台も設置されていない三重県に住んでいるにもかかわらず”スロッター”なのかを説明していませんでした。
実は、彼に限らず、愛知県寄りの三重県に住んでいる三重ケンミンの中には、わざわざ愛知県のホールに通ってパチスロを打つ人が少なくなかったのです。
そのほか、滋賀県や奈良県、和歌山県などのホールに行ってパチスロを打っている人もいました。
ちなみに、入荷数は少ないものの、三重県のコンビニにもパチスロ攻略誌が売られていましたし。
そういった人たちにとって2000年(平成12年)7月下旬の三重県パチスロ初導入は、待ちに待ったスペシャルビッグイベントだったのです。
これからは、いちいち遠征しなくても近くのホールでパチスロが打てるんだ!
ボクとしては、さすがにそこまでの感動はないものの、収支表に初めて三重県の戦績が書き込まれるわけで。
小さなコーフンを覚えないこともありません。
(´・ω・`)
ピコピコリンっ
2000年7月31日(月曜)
このときボクが使っていたケータイ電話は「ツーカーホン関西」の、シンプルな機能しか搭載していないやつでした。
しかしこの頃、インターネットにつながることができる「iモード」なるものを搭載したケータイ電話をアピールするテレビCMが盛んに流れておりまして。
ツーカーホン関西が属しているDDIグループも負けじと(?)「簡単EZweb」のインターネットサービスを始めます。
オレも、それにしたい!
ツーカーホン関西のケータイ端末はツーカーホン関西のエリア内にあるお店でしか機種変更ができないシステムになっていたのでナイスタイミング。ここ滋賀県が、ちょうどそのエリアなのです。
滋賀県のツーカーステーションで待望の機種変更手続きをしました。3年ぶりの新しい端末です。
「電波の感度が1番良いデス」とお店の人が強く薦めてきた東芝製のEZweb搭載機をチョイス。
機種変更手数料4600円は痛ぇなーと思いつつ、車に戻って開封の儀(すでに店頭で、なんやかんや開けてたような気もするけど)。
新しいケータイの各種機能を確認しながらセットアップの作業をしました。楽しいんですよねー、これが。
しかし、説明書が3冊も(!)箱に入っていて、書いてあるとおりに操作しているつもりなのに、途中で壁にぶち当たってしまいます。
ついに自力ではEZwebにつなげることができず、最後の手段のお客様センターに電話することになってしまいました。かなりイロイロがんばって操作したんですよ、ボクなりに。
ところが、この、お客様センターってのが全然つながりません。
ストーカーのようにしつこくかけ直し、ようやくつながりました。
名波アマ「この場合の対処法は説明書のドコを読めばいいんでしょうか」
担当さん「そのような状態になってしまった場合については説明書に載っていませんので、こちらの指示どうりに今から操作してください」
名波アマ「(あっはーん?)」
説明書が3冊も手元にあるのに、それを読んでも対処不能って逆にスゴクね?
どこが「簡単イージーウェブ」なのかと3時間ぐらい問い詰めたい気分でしたが、今にして思えば、日本のメーカーがアップルに勝てるわけなかったことを象徴するような残念エピソードです。
で、えーと。なんだっけ。
日付を書くの、この位置で良かったね。
(´・ω・`)
名阪国道と県道を走って滋賀県から三重県某市のT店に移動。
22番の札を受け取って待機の状態に入る。
このT店は三重県内で最速のパチスロ導入店です。
導入日は2000年7月28日。
※必ずしも単独の最速ではなく、同じ日にパチスロを導入したホールが他にも存在した可能性があります。
この日、T店は昼12:00オープン。
ただし昼12:00ちょうどから遊技をするためには三重県内に居住していることを証明できるもの(運転免許証など)を提示する必要がありました。
12:00以降、空き台が発生した場合には、どこに住んでるかを問わず誰が座っても大丈夫(とくに免許証などを提示する必要なし)というルールです。
地元優先での営業だから、ひょっとしたら高設定多数なのかも??
期待が膨らみます。
15:00
まだ22番まで順番が回ってこないので、MさんGさんと一緒に近くの喫茶店へ。
16:00
T店に戻ったら
すでに22番は呼ばれててダメなんだって!
もう一回、行列の最後尾に並び直して順番が来るのを待つ。
うっかりミスです。
ノートに書いてあるとおり、イチから並び直すことになりました。
しかし、パチスロコーナーの状況を遠巻きに眺めている限り、ぜんっぜん出てないんですよ。
空っぽのドル箱がズラリ。
とはいえ、ちょっとしたお祭りの雰囲気もあるし、いまさら何も打たずに撤収するわけにいきません。
そうこうするうち、16:30だったか17:00だったか忘れましたが、店員さんがマイクを持ってアナウンスを始めました。
『ここで、いったん打ち切りとなりまーす!コインをすべて景品に交換してくださーい!』
ハイ?
(´・ω・`)?
聞けば、今日は「二部制」で営業するとのこと。
といっても「入れ替え制」ではありません。
いま打ってる人は、ここから先、そのまま台をキープしてOKだけど、現金投資からの再スタートになりますよ、ということらしいんです。
なんじゃそりゃ。聞いてないよ~。
っていうか、そんな面倒くさいシステム自体、今まで聞いたことも見たこともありません。
多くの客が「そのまま台をキープしての続行」を選択したので、並んで待っているボクのところまでは順番が回ってきませんでした。
ようやく座れたのは17:30になってからです。
17:30
カンフーレディのクソ台が空いて着席。
データ的に低設定濃厚な台です。
座るのを拒否することもできましたが、その場合は、また行列の最後尾に並び直さなければなりません。
低設定だらけなのが丸わかりな状況で、一体なにをやっているのでしょうか。雰囲気に流されてしまったのです。
この日、三重県某市のT店に来たのは大失敗でした。
長年、パチンコ機のみで営業してきたせいか、T店の経営者はパチスロ営業のノウハウを持っていないのです。
カンフーレディ…総投資1万7000円で3時間粘るも手応えイマイチ。
換金1万1170円で
(-)5830円
交換してみたら、なんとビックリ。
「8枚交換」で、さらに小窓で手数料を取られるので、実質的には「ほぼ8.2枚交換」でした。
「8.2枚交換」の12:00オープンでありながら、夕方に、いったん交換させられるんですよ。
しかもパチスロコーナー全体的に低設定だらけ。
そんなこと、あり得るんだろうかと不思議に思っておりましたらば。
閉店間際にナゾがとけました。
店員さんがマイクパフォーマンスで元気よく、こう言い放ったのです。
『本日は!大阪よりプロの設定師を当店にお招きいたしましてのぉ!特別な営業とぉ!なっておりまぁす!』
これをアハ体験と言わずして何という。
なるほど、パチスロ営業に関して豊富なノウハウを持っている大阪の設定師さんによる”入れ知恵”だったというわけなんですな。
いわば経営コンサルタントですよね。
2000年当時、大阪府のホールは組合加盟店の全てが「7.6枚交換」か「8.0枚交換」のどちらかだったにもかかわらず、お世辞にも設定状況が良いとは言えませんでした。
だから、このとき体験したナゾの状況も、まあまあ納得です。
※いま現在の大阪府は「5.6枚交換」が主流になり、全国平均か、それ以上の良い状況になっています。誤解のないように。
三重県伊賀町の名阪健康ランド泊。
次の別パニに掲載する漫画のネタは「三重県編」にしようとハラをくくったので、そのまま三重県に滞在しました。
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