札幌市でライバル爆誕

 

爆誕【ばくたん】

――大きなインパクトを伴って、勢いよく華麗に、鮮やかに、この世に姿を現すこと。

 

「パチスロひとり旅Classic」のつづきです。

2000年（平成12年）10月上旬、北海道札幌市で打ったエイトマンは期待した通り「リプ連前兆ver.」の裏モノで、ビタ押しを駆使すれば設定1のボーナス出現率でも負けない甘い仕様でした。

にもかかわらずライバルが異常に少なかったのは、攻略誌の前半ページで特集されることのないマイナーな機種であったことや、ビタ押しが激ムズだったこと、などの理由からでしょう。

 

前回は2000年10月7日までの日記ノートの内容を紹介しましたが、その直後の2日間は親類に不幸があったためスロ実戦お休み。

10月10日の夜から再開しています。

 

　　　　　　　　　　　

2000年10月10日（火曜）

原稿を仕上げたあと夜からパチ屋へ。

 

札幌市・東区Ｎ店

エイトマン…投資2万4000円でBIGを引くも連チャンせず。

コインを持って台移動したら速攻でBIG！

しかし、またもや連チャンせず。

ヤメておく。

換金1万5800円

(-)8200円

 

大負けしなくて良かったな。

あまり気にするな。

 

(´・ω・｀)
先生さよーならー（帰りの会）

 

モエレ健康センター泊

 

　　　　　　　　　　　

2000年10月11日（水曜）

全国一斉・Ｙグループの日！

期待できるのか？

 

(´・ω・｀)
朝の会おわり

 

 

午前8：58

札幌市・東区Ｎ店に到着

 

「N店」＝Yグループです。

北海道では主にYグループがエイトマンを積極的に導入していました。

ちなみにYグループは愛知県発祥のチェーンです。

 

 

 

エイトマンの札台に座る。

総投資1万3000円でREG×２発を経由してからのBIG。

２時間ちょい打ったけど連チャンせず。

単発ばかりで面白くない。

なのに

(+)1万2000円で

勝ってるし。

 

お昼頃

札幌市・新道Ｙ店に移動。

エイトマン…総投資4万1000円。

２台打って２台とも連チャンしてくれた。

 

 

1台目の連チャンを消化したあと、「数百ゲーム回されていて、まだ本日、一度も連チャンした形跡のない空き台」があったので、そっちに移動しました。

その狙い方が有効なのかどうか分かりませんが、少なくとも「連チャン抜け直後の空き台」に座るよりマシかな？

とは思っていました。

狙い的中（？）で、Y店でも勝つことができたわけです。

 

しかし、このとき

漫画のネタになっただけでなく、映画「パチスロひとり旅」のネタにも使われることになる大きめのエピソードが、このY店で発生します。

 

 

エイトマンを10台ぐらい設置していた「新道Y店」の店内は、スーツを着たサラリーマンや、常連っぽい年配客などを中心に客付き4～5割。

すぐ近くに地下鉄の駅があり、それでいて大きな無料駐車場も完備している、とても交通の便がよいホールです。

エイトマンのシマにライバルらしいライバルの姿はなく、数名の年配客が淡々と、スイカを無視してフリー打っているような、過去に何度も見てきた平凡な雰囲気だったんですよ。

 

ところが！

 

エイトマンで「2台目」の連チャンを消化しているときのことでした。

 

↓突然、肩を叩かれる名波アマ

 

 

 

 

耳元にグイ～ッと顔が近いてきて

 

 

 

 

当店ではハイエナ行為は禁止しーてー

おーりーまぁーすぅぅぅぅぅぅぅ～～

 

 

 ↑彼の発言を忠実に再現していますが、実際は絵と少し違っていて、耳と口が触れ合ってしまうぐらいの至近距離でした。

粘り気があって糸をひくような、イヤらし～～い言い方で威嚇してきたのです。

 

 

ハイ？
(´・ω・｀)？

 

あわてて振り向くと、チンピラ気取りの若い男が1名と、舎弟気取りの若い男1名の計2名。

これまで、いないいないと思っていたエイトマンのライバルが、

ついに爆誕した瞬間です。

 

 

この2人組は、すぐに背を向け、名波アマのもとから離れていきました。

 

ちょっと意味がわからなかったので

遠ざかっていく2人組に向かって手を振り

「ハイエナなんてしてないよ！」と言いたい感じのジェスチャーをしたら

 

 

ツッカー

ツカツカツカぁぁぁぁー

 

 

シマ通路の端から、アゴをくいくい上下に往復させながら、ものすごい勢いで戻ってきて

 

 

今度見かけたらタダじゃおかないからな！

 

と恫喝されました。

ヒィ！

 

めちゃくちゃビビリましたよ
(´・ω・｀)

 

 

すぐ警察に電話したのですが、実害がないことや、相手の名前が分からないことなどを理由に電話の最後のほうで「じゃあ、そちらで解決してもらえますか？」みたいな雰囲気に落ち着いちゃって、それっきりです。

 

それならばと店長さんに相談してみようと思ったのですが…

 

アマ「店長さんいますか？」

店員さん「なんの御用ですか？」

アマ「エイトマンを打っていたらトラブルになっちゃって」

店員さん「店長はいません」

アマ「え？そうなの？いつ戻ってくるの？」

店員さん「えーと、お答えできません」

 

どうやら、裏モノで大きく負けた客からのクレームか何かと勘違いしているようでした。

 

アマ「さっき警察にも電話したんだけど…」

店員さん「ちょ、ちょっと待っていてください」

 

（いったん事務所に引っ込む店員さん）

（エラそうな人が速攻で事務所から出てくる）

 

店長さん「はい、なんでしょうかっ」

 

いるじゃん店長！（にがわらい）

 

クレーム発生時、とりあえず「店長はいない」と言って、グイグイ攻めてくる客の勢いをトーンダウンさせるというマニュアルみたいなものがあったのかもしれませんね。

 

カクカクシカジカ、さっきの出来事を正直に話してみたら、その店長さんが2人組（店内でハナビかなにかを打っていた）のところに駆け寄り、ゴニョゴニョ。

どんな会話があったのかは全くわかりません。

 

 

 

 

このあと、とくに大きなトラブルに発展することもなく、獲得したコインを交換して退店しました。

いまだに、この2人組の言動はナゾのままですが、すごく正確に言うとライバルじゃないですよね。ビタ押しをキメまくるような人には見えませんでしたから。

だからこそ、「そろそろ連チャンしそうな台（＝ビタ押しが上手くなくても勝てる）には座ってくれるな」ということだったのかもしれません。

 

 

換金6万1200円

(+)2万_200円

 

 

ふたたび今日の１軒目、東区のＮ店に戻る。

エイトマンには打てる台なし。 

大花火…BIG×1発、すぐ飲み込まれ。

(-)3000円

 

本日のトータル収支…
(+)2万9200円

 

モエレ健康センター泊

 

　　　　　　　　　　　

2000年10月12日（木曜）

午前8：58

札幌市・東区Ｎ店に到着。

 

エイトマンは全台が７並び。

これまでの傾向を踏まえ末尾２のエイトマンに座ってみる。

 

投資2000円で前兆なしBIGから連チャンスタート。

13：20まで追いかけて３箱ゲッチュー。

換金8万_800円

(+)7万8800円

 

新道のＹ店には行きにくい感じになってしまったので

いい機会だから旭川のエイトマンを見に行くことにする。

 

夕方、旭川市に移動しました。

札幌市→旭川市は高速道路経由で片道2時間ぐらいです。

旭川市には当時、エイトマン設置店が2軒だけありました。

 

 

旭川市・豊岡Ｙ店へ。

さっそくエイトマンのシマを偵察…

ん！？

なんとなく良さげな台が空いているぞ！

 

どういう状態の台だったのか、ノートに書いてないので不明です。

「BIGの初当たりが軽い」とか「300ゲームぐらいハマってる」とか、そんな感じの理由だったのかなと推測しますけど。

※BIGボーナス1回分のコインが飲まれたあと少し回した付近に、ちょっと当たりやすいゾーン（仮天井的な？？）が存在している可能性があった。

 

 

投資1万2000円でBIG。

３時間弱で２箱ゲッチュー。

 

(´・ω・｀)
なんかウザい

 

 

換金6万3400円

(+)5万1400円

 

本日のトータル収支…
(+)13万_200円！

 

旭川健康ランド・アスカルド泊

 

絶好調のまま、この次の日も旭川市で打っています。