下見をしすぎた名波さん
記事一覧へ公開日: 2020/07/05
「パチスロひとり旅Classic」のつづきです。
いよいよ某漫画家センセーとの実戦取材を翌日にひかえ、さらに下見を継続。
念には念を入れ、ガイキッズのシマに設定6を使っていることが濃厚になった愛知県岡崎市のA店(7枚交換)を再訪問しました。
2001年6月20日(水曜)
岡崎健康ランドからスタート。
超久しぶりだった。
「超久しぶり」と書いてますが、数ヶ月ぶりです。
まだ放浪生活4年目のことだったので、その4年間の中での「数ヶ月」は、まあまあの長さを感じる時間だったわけですね。
ところで。
よく「歳を取ると時間が早く感じる」「1年経つのが早くなる」といいますが、これはマジです。
いまココを読んでるあなたが20才だとすると、ものごころついてからの人生の長さは15年です。
ボクは51才だから、ものごころついてからの人生の長さは46年。
その差、じつに3倍。
20才の人と51才の人が同じ1年間を過ごしたとしても、1/15と1/46ですから。これまで生きてきた人生の積み重ねに対する占有の割合がぜんぜん違うわけですよ。
ジャグラーのように複雑な演出を搭載しているわけじゃないシンプルな機種のシマに年配のお客さんが集まりがちなことと無関係ではないと踏んでいます。
若い人の感覚では「よくもまあ飽きもせず長い時間、しかもフリー打ちで、毎日毎日ジャグラーなんて」みたいに思ってしまうかもしれません。
しかし若い人が想像するほど“長い時間”打ってるわけじゃないんすよ。
この感覚は、実際に歳を取ってみないとわからないかもしれません。
あと、2階のパチスロ専用フロアに行きたいと思って階段を上るとき、歳を取ってくると最初の1歩目で足先がガツッとぶつかってコケそうになりがちですが、それは占有の割合がどうだとか全く関係なく、単なる“老い”です。
(´・ω・`)
老衰です
午前9:15
ちょっと遅刻してA店到着。
昨日オレが打った設定6濃厚台は空いている。
っていうかガイキッズのシマに客が誰もいない。
獣王ブームに沸いていた時期ですから。
朝からドAのガイキッズに突撃するような客なんて、ほとんどいませんでした。
個人的には大好きだし、とても勝ちやすい機種だと思ってましたけど。
…ん?
ん?
ん?
まだ本日0回転なのに、払い出し表示が【15】になっている。
据え置き確実だ!
投資6000円でヒット。
BIG消化中の小役はもちろん設定6。
ブン回せ~~~!
夜7時には大箱×2の大爆発。
そして夜8時頃、先生と編集者がA店に到着。
ケータイに電話がかかってきて「名波先生のお仕事の邪魔にならないよう、実戦中のホールに徒歩かタクシーで駆けつけます」
と言われたので、漫画家センセーと編集者に場所を説明し、ダイレクトにA店に来てもらったのです。
それでは、ついに発表します。
東京から愛知県に駆けつけた漫画家センセーとは、いったい誰だったのか!?
じゃじゃーん
男子100m準決勝は
このあとすぐ!
って言われてから1時間40分ぐらい経ったときと同じくらいイラッとしますね。
(´・ω・`)
もとい。
こちらのお方です。
……イラッとまではしないにせよ
モヤッとしました?
よほど古参の読者さんじゃなければピンとこないですよね。
漫画パチスロパニック7で連載していた
『ゔぁーじんパチスロ』の作者
浜口乃理子(はまぐちのりこ)大先生でいらっしゃいます。
単行本が出ておりますよ。
担当していた編集者も女性でして。
女性のアマチュアスロッター×2名が毎号、パチスロを必死に打つ。
という漫画でした。
話を元に戻します。
BIG×28
REG×22
で換金10万2800円
ほぼホームラン!
(+)9万6800円
サガミでメシをくいながら
3人で明日の実戦取材の打ち合わせ。
そんなこんなで事前の下見により「ガイキッズに設定6を使ってる7枚交換店」を発掘。この次の日は浜口センセーにガイキッズの設定6探しをしてもらおうということになったわけですが。
ちょっとした不安もありました。
それは、この日、名波アマが調子にのって、設定6で出しすぎてしまったこと。
うっかり、下見をしすぎてしまったのです。
おそらくA店のガイキッズのシマで過去、設定6を朝から晩まで打ち切った客なんていなかったはずなんですよね。
果たして、この翌日も設定6を使ってくれるのかどうか。
浜口センセーを勝たせることはできるのか。
つづきます
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