お知らせ クーポン ヘルプ

パチンコ・パチスロブログ

名波誠

なぜ報道されない

記事一覧へ

公開日: 2020/11/12

新型コロナウイルスに関連して、現時点ではパチンコ店で大規模なクラスターが発生したという話を聞いていません。

客を含め、業界関係者が感染拡大防止につとめている結果だと思います。

これっぽっちも科学的な根拠やデータがないのに理不尽なバッシングを食らった、あの日のことを忘れてはいけません。

 

さて。

およそ3ヶ月ぶりに、あの話をします。

 

 

20201112-1

 

あの話です。

(´・ω・`)

 

 

今、いわゆる”第3波”の到来が大きな問題になっていますけれども。

 

2020年11月11日現在の新型コロナウイルス感染者数は、こんな感じ。

 

20201112-2

 

ここに示した範囲に限って言えば、愛知県の【7109人】、京都府の【2205人】が大きめの数字になっていることがわかります。

石川県の【825人】、岐阜県の【765人】も、まあまあ多いですかね。

いずれも名古屋市、京都市、金沢市、岐阜市といった、都市部が感染拡大の中心地となっているようです。

 

 

ここからが本題ですけれども、岐阜県が「ひょうたん型」をしていることは前にも書きました。

かつて明治時代の一時期、上半分が「高山県(飛騨県)」、下半分が「岐阜県」に分かれていたのです。

 

で、仮に今も、県が2つに分かれていたとしたら、感染者数がどうなっているのか。

岐阜県は県内の市町村別に感染者数を細かく公表しているので、その数値をもとに”見える化”してみると、こうなります。

 

 

 

 

 

20201112-3

 

 

「高山県(飛騨県)」の感染者数は【2人】だけ。

 

(´・ω・`)
ひとり増えてる

 

 

『1日の新規感染者数』じゃないんですよ。

2月頃から11月11日までの累計ですから。

どんだけ少ないのかと。

 

ものすごく無視できないことだと思うんですけどね。

なぜ、このことが大々的に報道されないのか。

なぜ厚生労働省の調査班が現地に入らないのか。

 

 

いやいや、あのエリアは人口密度が低いからさ。感染者が少ないのは当たり前だよ?

 

本当にそうでしょうか。

たしかに、面積が広いわりに人口が少ないのは事実です。

 

高山市…8万5000人
飛騨市…2万9000人
下呂市…3万1000人
白川村…1500人

合計…15万人弱

 

面積が【4178.3km²】なので

飛騨地方の人口密度は【35.9人/km²】になります。

 

これは、そうとう低い数字です。

東京都の人口密度が【6354人/km²】ですから。

 

 

ところが。

すっとこ。

どっこい。

 

いくら人口密度が低いといったって。

このエリアの人たちが、等間隔で、となりの家と距離をとって住んでるわけじゃないですからね。

 

 

 

20201112-5

▲飛騨市の風景

 

飛騨地方の町並みは、ほかの都市と、なんら変わりありません。

 

20201112-6

▲こちらも飛騨市の風景

 

飛騨地方は、ほとんどが山林です。

山と山に囲まれた、限られた平らな土地に町があり、家があり、生活しています

市街地だけを見れば、人口密度が極端に低いわけではありません。

普通です。

 

 

 

20201112-7

▲JR飛騨古川駅

 

普通にJRの駅があって、普通に都会から人が来ますし。

 

 

20201112-8

▲高山市・奥飛騨温泉郷のバスターミナル

 

東京や大阪・京都と高速バスで結ばれていて、普通に観光客が来ますし。

世界遺産の合掌造り集落などを訪れる団体客が乗った観光バスも、たくさん来てますし。

下呂温泉や奥飛騨温泉のホテル・旅館には、GoToトラベルキャンペーン利用の宿泊客が毎日、普通に泊まってますし。

高山市には、それなりに夜のお店もありますし。

 

 

だのに

なぜ飛騨地方は感染者が少ないのか。

昨今の全国的な状況と比べたら、”ほぼゼロ”と言ってもいいぐらいじゃないですか?

 

専門家が現地(飛騨地方)を訪れて、感染者が少ない理由をちゃんと調査すれば、なにかしらのヒントが得られるかもしれないですよね?

感染拡大を抑え込むために、なにが有効なのか、なにが有効でないのか。

浮き彫りになるかもしれません。

 

もしも人口密度だけが関係しているのであれば、いま感染が拡大している地域の人たちも「密度を下げればいい、それだけでいい」ってことになるわけだし。

 

しかし、現場を訪れた専門家ですら何のヒントも得られなかったとしたら困ってしまいます。

(感染者が少ないことの理由がわからないとなれば、都市部で感染者が多い理由もまた、実は専門家でも、よくわからないんだということになりかねない)

 

どちらにせよ、飛騨地方のように、感染者が極端に少ない地域があることについては、もっと報道されていいと思います。

厚生労働省の担当者も含め、「専門家」と呼ばれている人たちが何らかの情報を発信してもいいのではないかと。

もしも理由がわからないんだったら、わからないなりに、わかりませんと言うべきかと。

 

 

日々発表される感染者数がこのまま増えていけば、リスクの低い業界・お店・政策までもが、またもや一斉に、またもや一緒くたに、自粛や休止に追い込まれかねません。

飛騨地方のほかにも、ほとんど感染者が出ていない「リスクの低い地域」が全国にあると思いますし。

そんなところまで一斉に自粛や休止を徹底させる必要があるのかどうか。

議論の余地があるでしょう。

 

「エビデンス大事」と言っている”専門家”やコメンテーターですら、政府が実施している景気対策のことになると、具体的な数値を示さず急にイメージだけで話し始めたりしますからね。

(´・ω・`)
なんで?

 

今日のところは以上ですキャップ。

テッテレー

 

ライター・タレントランキング

このページのトップへ