感動のロケット打ち上げ
記事一覧へ公開日: 2021/08/31
「パチスロひとり旅Classic」です。
2003年(平成15年)3月下旬、鹿児島県の種子島を訪問しました。
そして、ついにロケット打ち上げの朝を迎えたのです。
ワクワクする朝です。
しかし、その前に。
チェックアウトのとき、ホテルの宿泊料金を払わなければなりません。
(´・ω・`)
当たりまえ体操
電話で予約が取れたときも、フロントでチェックインしたときも、料金の話がまったく出てこなかったのです。
どうぞどうぞ、こちらへどうぞでコトが進んでしまいました。
今まで泊まったことがないような立派な設備のホテルだったので、とても不安です。
果たして。
2003年3月28日(金曜)
朝7:30
目が痛い
眠い
昨日の夜の雨と風は何だったんだろうというぐらいの快晴
これなら延期されることなく
予定通りに打ち上げられるでしょう
午前9:00
荷物をまとめてフロントへ
ドキドキのチェックアウト
請求された宿泊料金は……
…7141円!
ドキドキして損したー
すごい良心的だったー
いい部屋だったし、ロケット打ち上げ直前の特別な日だったしで、そうとうな覚悟をしていたんですけどね。
心の中は勝利の銀座パレード。
サンバのリズムですよ。
ちょい遅刻かも
急がねば
ロケットの打ち上げ予定時刻は午前10:27です。
国道58号線を走って宇宙センター方面へ
どこかに専門の見学場所があるらしいんだけど
さっきフロントで聞いておけばよかった
それどころじゃなかったので(歓喜の優勝パレード)、聞くのを忘れてしまいました。
こんなときにかぎって
サトウキビを積んだトラックを先頭にノロノロ運転の渋滞!
中種子町のガソリンスタンドで給油
1リットル127円!
すこし前に福岡県で給油したときが1リットル97円でしたからね。
離島価格とはいえ、だいぶ違うものです。
ガソリンスタンドのお兄ちゃんに
打ち上げを見学できる場所を教えてもらおうと思ったら
「あんまよくわかりません」
とのお答え
えええええ!
地元の人は意外に関心がなかったりするものなんですよね。
とはいえ、ちょっとアレすぎますけど(にがわらえない)。
そのまま国道58号を南下していったら小さな案内看板を発見
しかも目の前を走ってる車も見学に行くような雰囲気だったので
あとを付いていったら
「長谷展望公園」というトコロに着いた
取材のTVクルーや大勢の観客がいる
ホッと一安心
観光バスも来ています。
続々と見物客が集まってきました。
打ち上げまであと30分ぐらい。
鹿児島県のローカル放送局「MBC」のクルーが見物客にマイクを向けて取材していました。
ロケットの打ち上げが見れる場所は島内に数か所あるらしいのですが、この「長谷展望公園」がベスポジとのこと。
間違えなくて良かった~。
セーフセーフ。
宇宙センターを見下ろす丘の上です。
そうこうしているうちに予定時刻が迫ってきました。
上空には、万が一の事態にそなえて消火剤をぶら下げたヘリコプターが待機しています。
高まる緊張感。
通常の打ち上げ時には公園内のスピーカーでカウントダウンの音声が流れるらしいのですが、今回は軍事偵察衛星という性質上、カウントダウンなしだそうです。
ごごごごご
距離があるので、かなり遅れて音が聞こえてきます。
ごごごごご
ロケットは小さく見えるけど、ものすごい爆音!
ものすごい空気の振動!
ごごごごごご
ちょうど太陽がある方向に飛んでいったので、見物客が皆、まぶしくて顔を覆っています。
ごごごごご
ごごごご
あ~あ
イっちゃった……
本当に涙が出ました。
日本の軍事偵察衛星(情報収集衛星)は、この「初号機」を皮切りに現在まで15回ほど打ち上げられています。
ちなみに「2号機」(2003年11月打ち上げ)は打ち上げ時のブースター分離失敗により司令破壊され、衛星喪失。
「初号機」の画像解析能力は約1m単位でしたが、最新の「光学7号機」(2020年2月打ち上げ)は30cmより少し良いぐらいだそうです(正確な能力は非公表)。
(´・ω・`)
ミニ情報おわり
コロナ禍が終息したら、みなさんも見学に行ってみることをオススメします。
人生観が変わるとも言われています。
お金持ちのみなさんが、こぞってロケットに乗りたがったり、ロケット開発に夢中になったりするのも、なんとなくわかる気がしますよ?
(´・ω・`)?
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