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めんどくさいお話@窪田サキ

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公開日: 2018/04/13

先日、お花見に行ってきました。

…といっても、桜の木の下でビール片手にワイワイやるわけではなく、インスタ映えを求めて、「映える」写真を撮るためだけのお花見です。

 

 

写真だけを見ると、桜の木の下でリア充を極めているように見えるかもしれません。が、現実はそのカケラもなく、滞在時間はわずか30分。わざわざシャッターを切ってもらうために友達を呼び出し、申し訳ない気持ちを抱えながら「この角度で撮って」などと注文を繰り返して撮った写真です。

「インスタ映え」というオシャレな言葉の裏側には、たくさんの「めんどくさい」が詰まっているのです。

 

 

そもそも「めんどくさい」と思っている時点で、「インスタ映え」を楽しめていない可能性が高く、そんな自分の女子力のなさにちょっとガッカリしつつもあるのですが…。

せっかく始めたことをこのまま止めてしまうのはもったいない。でも、これ以上友達に迷惑をかけるのは申し訳ないし、そうやって気を使う自分もまた「めんどくさい」と思ってしまうのです。

 

 

では、なぜそんなに「めんどくさい」と思うことをやり始めてしまったのか? 答えは簡単で、「めんどくさい」ことを「めんどくさい」と思わないような人間になりたかったからなのです。

それに、いま「めんどくさい」と思っているということは、「めんどくさい」ことを行動に起こしたということ。

これは、「めんどくさい」気持ちが一歩前に進んでいる証拠であるということ。

そう考えると「めんどくさい」ことにあえてトライしてみるのはまんざら悪いことではない、そんな気がしてくるのでした。

 

意を決した私は「めんどくさい」気を遣って「来月も写真撮ってくれるかな?」と友達にお願いしました。すると、すごくめんどくさそうに「いいよ」と言ってくれました。

 

「めんどくさい」私のお願いを聞いてくれる、ステキな友達がいて良かったです。

 

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