パチンコと麻雀の決定的な違い
記事一覧へ公開日: 2023/07/20
「インスタの前に日記開く」のAwichマインドを見習いたい。
パチンコが好きな人はだいたいパチスロも好きだし、エヴァなら伊吹マヤだという男はだいたい私のことも好きになる。もちろん例外もあるけれど、概ねこの世の真理だと思う。
それで言えば、パチンコが好きな人は麻雀も好きなことが多いです。逆も然りなのか、パチンコやパチスロが好きなプロ雀士も多い。私は20ウン年間点数計算ができないばかりかルールすらあやふやなままのパチンコ界最弱プレイヤーだけど、いちおう麻雀が好きだし、20ウン年間ずっと滝沢和典プロを推している一途でいけずな女でもあるのです(キラリン☆)。
一緒に仕事をする機会もあるくらいだし、女性が重宝されていて若手の男性が食い扶持を確保するのが難しい点においても、パチンコ界隈と麻雀界隈は親和性が高い業界であるのは間違いないハズ。
そこそこ前にはなりますが、プロ麻雀連盟の黒木真生プロの著書『誰が麻雀界をつぶすのか』(竹書房)を拝読致しました。麻雀プロのゲスト(我々パチンコライターで言うところのホール来店のようなもの)での撮影制限については特に興味深く読ませて頂きました。
お客さんとの距離感については自分たちパチンコライター、特に女性演者にとっては身近な話題でもありましたし、団体側が女流プロが麻雀に専念できる環境作りに尽力している、またはする必要があると感じているという点で、パチンコ界隈よりもよほど進んでいるなと感じました。
件の著書を読み、双方の業界が抱える問題には類似点があるんだなとより感じた一方で、いくら親和性が高いとは言え当然違いは数多あるという思いも強まりました。私が決定的に違うなと感じていることのひとつに、「麻雀は勉強が正義だけど、パチンコを勉強するやつは信用できない」があります。
麻雀は若手はもちろん、一流のベテランプロでさえも常に戦術を研究して勉強会を催すもの。競技プロであり続ける以上、一生勉強し続けなくてはならず、いちファンとしては、熱心なプロほど応援したくもなるし、疎かな若手なんて到底応援できないなという気持ちを持ってしまいます。
パチンコにおける勉強は勝ち方の技術を習得するという面もありますが、演出の法則や信頼度をしっかり覚えることを指す場合の方が主でしょう。収録前に攻略誌や情報サイトに掲載されている数値を頭に叩き込むことはもちろん勉強ですし、実際にホールで打つこともまた然り。実際私も収録で新台を打つ時は事前に予習したりもします。
だけどパチンコライターにおけるそれらの事前準備は、勉強であって勉強であるべきではないと思うのです。ウン。響ちゃんじゃなくても「言ってること全然わかりません!」って言うでしょうね。
パチンコにおける勉強はあくまで遊びの延長線の体をとっている必要があって、間違っても私のように“予習”などと努力を匂わせる物言いをするべきではなく、打ちたいから打った結果、信頼度や法則が体に染みつき、収録の際には実体験からくる苛立ちや快感、憎悪も絡めてその体感込みの数値が口から発せられるべきだと思うのです。
だからこそパチンコにおいては、勉強をするやつは信用ができないと、少なくとも私は思っているというお話。かと言って、産休中に導入された機種についての知識が皆無どころか知ったかぶりすらしようとしない湯川のまいぷぅと一緒に仕事をすると、「頼むから少しくらい勉強してきてくれ」とも思ってしまうのですが。
PS.『Pブラックラグーン4』はつまらなくもないし、取り立てて面白くもなかったです。
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