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パチンコ・パチスロブログ

森本レオ子

参戦界隈と実戦界隈

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公開日: 2024/10/20

 

冨安四発太鼓保存会の武内重夫さん、父親にめっちゃ似てる

 

 

 

 

Xはネコとバンドとお笑いを追うだけのツールとして育成が完了したので、TLにパチンコの話題がだんだん上がってこなくなりました。

 

貴様もビジネスパチンカーだったのかとパチンカスフーリガンから生卵をぶつけられるかもしれませんが、何もパチンコが嫌になったわけじゃないんです。SNSで話題にされている来店界隈、演者界隈の話が嫌なだけなんです。

 

 

 

 

なんて話はさておきです。育成が完了した私のTL上で盛り上がっているホットニュースはもっぱら、ファンがライブに行くことを“参戦”と表現することの是非でして。

 

隙あらばライブに行くのが趣味の身としてはさほど気にしたことがない表現であり、あまりに定着している言い回しだったので、その是非が話題になること自体に驚きがありました。実際に私も「ライブに参戦」という表現をしたことがあるハズです。

 

 

 

 

あまり気には留めてきませんでしたが、しかしながら改めて考えてみると“参戦”という表現に一点の曇りなく違和感を覚えないということもないのです。

 

忘れらんねえよの柴田さんが言うようにスケジュールや金銭面でお客さんも戦っていますし、何よりモッシュやダイブ行為の激しいライブは観る側も命がけの戦。参戦という表現がしっくりきます。

 

 

 

 

それでもなお“参戦”という表現にほんの少しの曇りを感じてしまう理由は、どこはかとなく主役感を漂わせているところにあるんじゃないかと思うのです。ライブの主役はあくまでアーティストなのに、そんな気はなくともライブに足を運ぶこと自体のアイデンティティの主張が強過ぎるというか。

 

他人のポストを引用投稿したりコメントを返すことで隙あらば自分の話をする輩に近い素養が垣間見え、他人の褌で相撲を取っている空気感が出るからじゃないでしょうか。

 

 

 

 

パチンコ界隈でもモヤモヤを醸す表現はいくつかあります。「実戦」「実践」がまさにそれで、特に雑誌畑でやってきたライターにとって、来店告知の際にポスターやSNSに投稿される実践取材の“践”には強烈な違和感と嫌悪感があります。

 

私も死んでも自分発信では「実践」とは言いたくない派の一人ですが、改めて考えてみると、ライター来店業務で自分たちがやることはあくまで客寄せパンダな訳で。ですから、“戦”なのかと問われるとそれはそれで違うだろうとも思うのです。

 

 

 

 

むしろ“践”が正しいかもしれません。勝っている演者は上手い立ち回りを、負けている演者は反面教師の立ち回りを、水商売系アイドル演者は遊技よりもファン対応を。日頃の信念に基づいての立ち回りを実践し、広く見てもらう場とも言えるので。

 

だとしても私は「戦」を使い続けますが、必ずしもこちらが絶対に正しいのだという主張は危険なのかもしれません。

 

 

 

 

伝わりやすい原稿を書くうえでは厄介になってしまうこだわりなのでしれっと使いましたが、実戦・実践問題だけじゃなく、「演者」も気持ちの悪い表現だなと個人的には思っています。あと、「ファン」という言い回し。こそばゆいので読者さん視聴者さん応援してくれる人と表現することが多いです。これに関しては文字数を消費するので折れることもありますが。

 

あとは「対応」も抵抗がありますね。話しかけられたら返すのが人として最低限のマナーだと思うので、来店に来てくれた方とお話しすることを「対応」と呼ぶのはなんだかちょっと偉そうな気がしてしまいます。とはいえこれもSNSで伝えるには「対応」の二文字で済むうえに、非常に伝わりも良いので折れるんですけど。こだわりが弱くて恐縮です。

 

 

PS.信頼度が低い演出を「安い」と表現して、元旦那からブチ切れられたことがあります。この表現も嫌う人が一定数存在する印象。

 

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