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公開日: 2025/02/21
サブカルにわーきゃーを持ち込むのがサブカルクソ女だとしたら、マウントを持ち込むのがサブカルクソおじさん
予想だにしなかったライター人生2周目の来店バブルが到来し、「忙しそうだね」「稼いでんでしょ?」と、主に高田馬場界隈のサブカルクソおじさん衆を契機に発動する小言ゾーンも2周目に突入しました。
働いたら働いたぶんだけ収入が増えるフリーランス稼業なので仕事があることはありがたいことだし良いことです。しかし一方で「なんでそんなに働く必要があるの?」と言われることもあり、その都度、(ホントにその通りなんだよなぁ…)(遊びたくてこの仕事してるのに忙し過ぎるの本末転倒じゃん)と少々心を痛める機会もまた増えました。
親や夫の借金を背負っているわけでもなく、パチンコライターになることが幼少期からの夢だったわけでもない。今後叶えたい夢のために資金が必要なわけでもなく、そもそもこれっといった夢そのものがない。ましてや、食わせていかなければならない社員を抱えているわけでもない。
そんな人間ががむしゃらにパチンコ演者稼業に精を出すと、どうやら銭ゲバ、もしくは承認欲求の獣に映るらしい。これは2周目のバブルで悟りました。そして、そのうちのどちらかであるとさえ宣言してしまえば、おじさん衆の溜飲は下がり、以後は多少の好感度と引き換えに心穏やかなフリーランス人生を歩めます。
2年くらい前の話になりますが、KADOKAWAのwebメディアからお金に関するインタビューを受けたことがありました。インタビューの中で「あなたにとってお金とは?」と聞かれ、その時の私は「説得力」と答えたと記憶しております。
長々と説明するのも恐縮だったので伝わりが良いように、パチプロ界隈では「稼いだお金=技量=自分の価値」の方程式が成り立っている。いくら稼げるかということが説得力になるんです。という意味合いで話したハズ。そしてインタビューはそこで終わっております。
話題が本筋からズレそうだったのでその時は言いませんでしたが、私が本当に話したかったお金の説得力というのは、自分の価値や魅力・技術を数値化することにあるだけではなく、行動原理としてお金を引っ張り出してくるとパチンコ界隈のおじさんはだいたい溜飲を下げるというもの。
港区女子系のSNSでは「ハイブランドで武装すると、しょうもない男が寄ってこない」が定説になっていることと似ているかもしれません。仕事を詰め過ぎるのも、来店を受けまくるのも、オンカジのPRを引き受けてしまうのも全部、「お金のためです」と宣言しておけば、多少の好感度と引き換えに効果抜群の虫除け効果を発揮するのです。
SNSに溢れるスロ垢女子や来店演者さんの、身に纏うハイブランドアイテムが日に日に増える様を見るに、パチ屋にオシャレをしていく是非はさておき、この稼業でわかりやすいハイブラ武装をするのは人気獲得を考えても逆効果ではないだろうかと常々疑問に思っていましたが、あれはおそらく魔除け・虫除けなのでしょう。
ちなみにレオ子ちゃんが好きなハイブランドはメゾンマルジェラ。理由はハイブランドを身につけることで承認欲求を満たしながら、オッサンはハイブランドを着ていることに気づかないので嫌味にも映らないからです。
PS.アルマダイナムで良かった〜(ピース)
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