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スロカイザー

自分を作り上げたパチスロ4選

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公開日: 2020/03/16

 
人に歴史あり、スロッターに歴史あり。
 
先週ぐらいから、SNS上では「自分を作り上げたパチスロ4選」が話題になっている。初めて打った機種、パチスロにハマる切っ掛けを作った機種、初の万枚機種、専業として生きることを決意させた機種…などなど、「自分を作り上げた」の定義は人によって異なるが、自分に大きな影響を与えたという意味では共通だ。
 
では、私スロカイザーを作り上げたパチスロ4選は何だろうかと考えて思いついたのは、
 
 
初代『ミリオンゴッド』
『快盗天使ツインエンジェル3』
『パチスロ サクラ大戦3~LoopVer.~』
初代『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』
 
 
の4機種だ。
 
まず、ミリゴこと初代『ミリオンゴッド』。この機種がなかったら、今頃私はパチスロライターとは違う人生を歩んでいたと思う。
 
このことは色々なところで書いているし、ここでも触れた記憶があったりなかったりするが、私がパチスロにハマった切っ掛けはミリゴだ。
 
当時、私はパチスロよりもパチンコ派だった。目押しが苦手だったので、パチスロの面白さがイマイチよくわからなかった。だが、ある日。勤めていた職場の上司に「目押しができなくても勝てるパチスロがある」と勧められたのがミリゴだった。
 
たしかに上司の言っていることは間違いではなく、ミリゴは目押し不要マシン。ただ、凱旋とは比較にならないほどの超絶荒波マシン。コイン持ちもクソ悪かった(1000円で20回転ぐらい)ので、初心者に勧めるような機種ではない。
 
冗談で言ったのか、本気で言ったのか、今となっては上司の真意はわからないが、私は上司に勧められるがままミリゴを打った。
 
すると、あっさりGOD降臨
 
当時のPGGはGG500G確定で、毎ゲーム高確率で15枚役が揃う一撃5000枚フラグだった。そう、5000枚獲得するのに1時間掛からなかったのだ。
 
1ヵ月必死に働いて手にする給料の半分近い出玉を、文字通り一瞬でゲット。そんな経験をすれば、パチスロにハマるに決まっている。そして、私はズブズブとパチスロ沼に沈んでいった。
 
 
次は『快盗天使ツインエンジェル3』。この機種はパチスロライターになって、初めて担当した思い出深い機種。ちなみに、初めてのメーカー取材(ショールーム実戦)は前作の2。
 
兎にも角にも、やることなすこと全てが初めてだったのでてんてこ舞い。わずか数ページの原稿でも1日中PCとにらめっこする必要があった。いや、1日掛けても終わらなかった。
 
書いては消して消しては書いてを繰り返して、ようやく全てを書き上げて編集者に送ってチェック。OKを貰うまでの時間は本当にドキドキした。
 
で、しばらく経って雑誌が発売され、実際に自分の書いた文章を目にしたときの喜びや興奮は計り知れなかった。あのときの感動は今でも忘れられない。
 
 
次は『パチスロ サクラ大戦3~Loop ver.~』。私はパチスロライターになって、今年で13年目。そんなライター人生で一番大きなミスをしたのは、この機種のページを書いていたときだ。
 
 
文章を全部書き直した
 
 
この機種はボーナス+ART機。通常のARTはセット数管理で、さらにデートタイムという継続率管理(50~80%継続)の上位ARTも存在していた。
 
導入からしばらく経って、デートタイムの当選率や演出期待度などの数値を紹介する特集を書くことになったのだが、そこで私は何を思ったのか週刊誌のデート特集のような書き方でデートタイムの紹介をしたのだ。
 
 
モテモテ☆完全デートマニュアル
~これで貴方も今日からモテ系!?~
 
<デートタイムの説明>

女の子は貴方からのお誘いを待っている。男だったら、肉食系のように攻めよう。オススメのデートは、自転車で巴里の街の観光。ペダルを必至に漕いでいる姿はワイルドで魅力的。これで女の子はイ・チ・コ・ロ
 
<継続システムの説明>

デートが継続できるかどうかは第一印象で決まるモノ。緊張するかもしれないけれど、力を込めて勇気のレバーを叩こう。女の子のハートを掴めば明日もデート間違いナシ!
 
<前兆ゲーム数の法則>

女の子に「お誘いが来るかも!?」と思わせといて誘わない、そんな「焦らし」も恋愛テクニックの1つ。29日以上焦らし続けると、待ちきれなくなった女の子からデートのお誘いが来るかもしれない。そのときは濃厚でプレミアムなデートが期待できるぞ
 
*)前兆29G続くとデートタイム濃厚で、プレミアムデートタイム(デートタイム+ART10セット以上確定)のチャンス
 
 
というようなことを数ページに渡って書き綴った。
 
担当の編集者にこの原稿を送って、しばらくすると携帯電話に着信があった。
 
 
「あのー、今回の原稿なんですが、面白いとは思うんですけど機種ページなので面白さよりもちゃんと説明してほしいのですが…」
 
 
的なことを告げられて、泣く泣く全部書き直すことになった。文章で遊ぶのは記名原稿のときだけにしようと心に誓った。
 
 
最後に初代『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』この機種を担当して、ようやくパチスロライターの仕事だけで食べていける収入を得られるようになった。それぐらいページ数が多かった。
 
今までは二足の草鞋を履いて生活をしていたが、これを機にライター1本で生きていこうと決意もした。ライターデビューして7年目の出来事だ。
 
思えば、パチスロライターになって最初の5年ぐらいは高校生のアルバイト程度の収入(ライターとしての収入)しかなかったので、バトル系企画の実戦があったときは家中のお金をかき集めて挑んだものだ。
 
手持ち1万5000円ぐらいで実戦に挑んだときもあった。しかも、実戦機種は当時トップクラスの荒波機種『ウルトラマン・ザ・スロット』。
 
もう誰かに借りるしかない…という危機的な状況だったが、展開が良くて低投資に抑えることができた。
 
 
あと、パチスロ4選には挙げなかったが、本気でパチスロの引退を考えていたときに打った『ビガーZ』一撃1万4000枚近く出して引退を取り消したり、
 
初代『パチスロ戦国乙女』縛りプレイ(ヒデヨシ縛り)の面白さを知ったり、
 
『シンデレラブレイド2』で全キャラ(40人)の紹介文を誌面で書いて他媒体の人からも褒められて嬉しかったり、
 
などなど、私に影響を与えた機種は沢山あった。
 
人に歴史あり、スロッターに歴史あり、スロカイザーに歴史あり。色々な機種を打って、色々な機種の仕事をして、私は成長した。私は大きく変わった。
 
変わっていないのは、未婚・彼女ナシという点だけだ。
 
 

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