甘いパイを求めて

パチスロライターは身体が資本。

先週から『Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-』を開始してダイエットを心掛けている。開始早々、全身筋肉痛に悩まされたりもしたが、今では激しい息切れと汗が滝のように流れる程度まで成長した。

もちろん、これだけで理想のボンキュッボンな体型になると思うほど私は夢見る夢子ちゃんではない。適度な運動だけでなく食事にも気を付けるようにしている。

ただ、“食事制限”というほど大袈裟なことではなく、暴飲暴食は控えよう、間食は控えよう、その程度だ。

で、ある日。めずらしくパチスロで勝って、その祝賀会をあげる準備をするためにコンビニに寄ると、お気に入りのアップルパイが売り切れていた。

ゴロリと部屋で転がって、コーラを飲みながらこのアップルパイを食べる…、そんな至福な刻を過ごすつもりでいたのに何てことだ。

私の胃は完全にアップルパイ気分だったので、ここで引き下がるわけにはいかない。今、アップルパイを食べなかったら、間違いなくストレスが溜まって体重増加に繋がるだろう。

合言葉は「NO APPLEPIE NO LIFE」。

背に腹は代えられない、今日は妥協しよう。他の店に行って、別のアップルパイを購入しよう。それで我慢しよう。そう、心に決めて何店かコンビニ巡りをした。

これは神からの試練だろうか。いつもなら石を投げればアップルパイに当たるというほど、どのコンビニでも置いてあるのに今日に限って見当たらない。

とぼとぼと足取り重く帰路に着いていると、あることを思い出した。そうだ、我が家には保存していたアップルパイがあるではないか。そうだ、そうだ、そーだ村の村長さんだ。

我が家のアップルパイを食べれば万事解決。ということで、

アップルパイ降臨。

たしか、数か月前に購入したけれど、あまりにも酷評が多すぎて食べるのを躊躇していた一品だ。自分の知る限りでは、褒めていた人は1人もいなかった。

うむ、今こそこのアップルパイを食べる絶好の機会だ。

パッと見た感じはシーフード焼きそばっぽいが、赤く見える物体はタコではなくリンゴだ。

美味しそうに見えるだろ。でも、アップルパイ風味のソースの香りが想像以上に甘ったるくて、食欲が全くそそられないんだぜ。

口に入れる前からハズレというのがよく判る。食に精通していない私ですら、超高確率で美味しくないという未来が見える。

いやでも、万が一、億が一の可能性を考えてと…スプーン一杯ほどの期待を胸に実食。

……っ!?

あれ!?

えっ!?

うそっ!?

甘くない。というか、全然、味がしない。

匂いはゴリゴリのスイーツ臭全開なのだが、めっちゃ薄味だ。甘い香りなのに甘くないという強烈な違和感。

つまり、美味しくない。

少し口にしたあと、完食できる自信がないという自信がみなぎってきたので

我が家のソースを投入。うはーい、ソースやきそばだ。これなら食べられる。問題なく食べられる。

一見するとアップルパイの香りがするソースに普通のソースを足すのはミスマッチに思えるが、大体のソースには果物が使用されているので何も問題ないのだ。

前言撤回。クソ不味くなった。

スイーツ臭とソースはミスマッチ過ぎた。「美味しくない」が「クソ不味い」にアーマー進化した。

Get break up！
to break up！
新しい Fighter！

【スロカイザーDATA】
体重：95.4 kg（先週差：＋1.0kg）
体脂肪率：26.3 %（先週差：－0.5%）

(12月13日現在)

数字だけを見ると大きな変化は感じられないが、明らかに見た目は

あまり変わっていない。二度見ても三度見てもミスター中年体型だ。

ただ、身体を動かす習慣がついたせいか、階段が苦になりにくくなった、駅まで走ってもこの世の終わりのような感覚には襲われない…など、体力が向上したのは肌で感じる。

あと、これはエクササイズの効果なのかは判らないが、FANZAにお世話になる回数が増えた。