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木村魚拓のガチ日記

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ーキミキミそれはハマリじゃないー

更新日: 2015/06/02

こちらからは目の届かぬ向こうのシマでハーデスを打っていた男子が私のもとにやってきて、「いやハマったハマった」と頭をかいているから、ハーデスにハマリは付き物とはいえ辛いものは辛い、その辛さは痛いほど知っているからここはひとつ慰めに、缶ジュースでもおごってやろうと席を立とうとしたところで、「いやいや参っちゃいますよ。500Gもハマるんだもんなー」などと真顔で言いやがったため、一度は浮かせた腰を静かに落として溜め息をついた。

そりゃ甘デジで500回転も当たりに見放されたら結構なハマリである。ジャグラーやマハロやハナハナや、最近の新台で言うならケロットやマタドールといった、ボーナスタイプにおける500Gもそこそこのハマリだが、ハーデスの500Gは断じてハマリではない。むしろセーフである。400Gのヘルゾーン高確を活かせず、少々ガックリきた直後に当たりを引いたのならば余裕でセーフである。

では、果たしてどれだけ当たりを見なければ、ハーデスだとハマリと呼べるのだろう。

 

平常心を失い、思わず利き手の拳が硬くなる頃合いをハマリと定義するならば、600Gではまだ不十分である。700Gまでいっても拳はパーのまま、ブラックコーヒーの苦味がそこまで増すことはないとなると、やはり800Gを過ぎたあたりだろうか。AT後800G消化で移行するヘルゾーン高確をスルーすると、そこから先の目に見えるフックは天井のみ。しかも結構なコインを消費したはずなのに、天井はまだ遥か彼方であることに気付いて愕然とする、800Gチョイからをハーデスのハマリとすべきであり、500Gやそこらで泣き事言ってる野郎にジュースをおごってもらう資格なし。おごられるべきはここまでハマっている私の方だと思うがどうだろう。

以前にも書いたような気はするが、大切なことだからもう一度言っておく。ホールの国の住人は、他人に差し入れするとなったらどういうわけかコーヒーをチョイスしがちだが、アリアリか、ナシナシか、同じアリアリでも砂糖の量は多めか少なめか、ミルクの量は如何ほどかと、コーヒーの好みは千差万別。しかもそれ自体を苦手とする人も少なくないとあらばコーヒーほど差し入れに向かぬものはない。現に私もブラック以外飲まないし。

水にしとけって話である。差し入れするのに水じゃ味気ないと感じるならば、お茶にしとけって話である。ちなみに私の4桁ハマリはハーデスではない。ハーデスから逃げた先のジャグラーでこれだけハマってんだからこの野郎、今すぐ酒でも持ってこいって話である。

 

 

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