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パチンコ・パチスロ特集

パチンコ・パチスロの完全確率と収束しやすい立ち回り方

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パチンコ・パチスロを打つ人なら聞いたことがあるかもしれない「完全確率」という言葉。今回はその言葉の意味と、パチンコ・パチスロの抽選方式について今一度確認してみましょう。

更新日: 2021/03/26

 

 

完全確率とそれにまつわる考え方

 

完全確率とは?

パチンコ・パチスロにおいて、大当りや各種ボーナスは特定のタイミングで瞬時に抽選され、その当落が機械内部で決定しています。

 

パチンコなら“ヘソチャッカーや電チューなどのデジタル始動口に玉が入った瞬間(役物V入賞で大当りとなる機種を除く)”、パチスロなら“レバーを叩いた瞬間”です。

 

 

 

 

 

そして、この抽選に用いられているのが「完全確率」という方式で、独立試行と呼ばれることもあります。

 

パチンコ・パチスロでは、大当りや各種ボーナスの抽選&当落決定が、デジタル1回転または1ゲームごとに繰り返し進行。その際、次回転or次ゲームへ進んでも、1回転or1ゲーム前の結果は抽選に影響を与えません。

 

つまり“1回転または1ゲームごとに独立して抽選”されていて、これが完全確率の最も基本的かつ重要なポイントなのです。

 

完全確率で行われる抽選について、より具体的な流れを見ていきましょう。

 

 

 

 

箱に手を入れて、当たりかハズレの玉を引きます。これがパチンコではデジタル始動口に玉が入賞した瞬間、パチスロではレバーを叩いた瞬間にあたる行為です。

 

箱の中には計100個の玉があり、当たりは1個で残りは全てハズレと仮定しましょう。大当りの抽選確率は1/100となります。

 

 

 

 

まずは箱から玉を引きますが、これがハズレだった場合、この回転やゲームでは当たらなかった、ということです。続いて次の回転やゲームに移りますが…

 

 

 

 

ハズレで引いた玉を箱に戻します。つまり、今ハズれた回転(ゲーム)と次の回転(ゲーム)の抽選確率は同じく1/100となるのです。

 

このように、“抽選が行われる回転(ゲーム)ごとで確率は変動しない”というのが、完全確率抽選の特徴。

 

ちなみに、よくある「福引き」は完全確率と抽選方式が異なります。

 

一般的な福引きでは、箱からハズレの玉を引いても次の抽選に際してハズレの玉を箱に戻すことはありません。そのため、大当り確率は抽選を繰り返すたびに上がっていきます。

 

最初の抽選の当たり確率を1/100とすると、以降は1/99→1/98…と大当り確率が上昇していき、100回抽選を行えばその100回分のどこかで必ず大当りが出るのです。

 

この福引きの抽選方式は「従属試行」と呼ばれることもあり、過去の抽選結果が未来の抽選へ影響を及ぼすことを意味します。

 

そして、この抽選方式が「パチンコ・パチスロで採用されている」と誤解する人もいます。「100回抽選を行えば必ず大当りになる」と勘違いしてしまうのです。

 

なお、パチンコの“確変”は大当り確率が通常時に比べアップしていますが、それも確変中に限ってのこと。加えて、確変中の大当り確率も通常時と同様、回転ごとに高くなったり低くなったりすることはありません。

 

また、パチスロでは設定に応じてボーナス確率などが決まっていますが、これは先程の例で言うと、設定ごとに“箱の中のハズレ玉の総数”が違うということ。

 

仮に設定1のボーナス確率が1/200、設定6のボーナス確率が1/100とすると、設定1は200個の玉の中から、設定6は100個の玉の中から当たりを引く必要があります。

 

しかもそれを毎ゲーム続けるのですから、ハズレ玉が少ない設定6の方が当たりを引きやすいのは明白です。

 

もちろん、設定1の台が、途中で設定6のボーナス確率に変わったりすることはありません。

 

 

完全確率と対極・対義語にあたる考え方

 

●波理論

すでに説明した通り、完全確率方式の場合は回転数やゲーム数で確率は変動しません。しかし大当りごとに見ると、1回転や1ゲームですぐに当たることもあれば、500以上ハマってしまうこともあるでしょう。

 

この挙動を見ると「同じ確率で抽選されているのか?」と疑ってしまうのも無理はありません。

 

そのため、大当り時の回転(ゲーム)数が上下しているのを見て、次回大当りに結び付く回転(ゲーム)数を予想し狙い打つ考え方が、いわゆる「波理論」です。

 

「前回はハマったから次の大当りは近いはずだ」

「昨日はたくさん回して1度も当たってないから今日はいっぱい当たるだろう」

「今日は早い初当りが続いているからそろそろハマるかも」

 

皆さんも、こうした考え方で実戦台を決めたことがあるのではないでしょうか?

 

しかし、パチンコ・パチスロに完全確率方式が採用されている手前、上記の考えは全く意味のないこと。現在および未来の抽選が、過去の結果に影響されることはないからです。

 

 

 

 

回転(ゲーム)数の履歴やスランプグラフはただの抽選結果の積み重ねであり、文字通り波の様な形を描くこともあります。ただ、これを参照しても次に来る大当りの回転(ゲーム)数はわかりません。

 

また、「パチンコ・パチスロで完全確率方式が本当に採用されているかわからないじゃないか」という声もあります。

 

が、この意見も否定できます。パチンコ・パチスロ台は検定試験を受けて合格しないとホールに設置できず、試験は完全確率方式を採用していないと通過できないからです。

 

 

●オカルト

 

 

「あの台をヤメた後で次の人にすぐ出された」

「単発続きなのでそろそろ連チャンしそう」

「出玉のグラフがVの字を描いているからまだ出るかも」

 

などなど、いわゆる“オカルト”と呼ばれる考え方も、完全確率方式の前には根拠のない理論となります。

 

心情的には非常に理解できますが、こちらの希望通りに抽選結果が表れてくれないのがパチンコ・パチスロなのです。

 

とはいえ、オカルトで実戦し、しかも希望通りに事が進んだ場合は強い満足感を得られるでしょう。それらはハッキリ言えば“偶然”ですが、実際に起こるため波理論やオカルトは根強い支持があると考えられます。

 

また、設定ごとでボーナス確率に差があるパチスロでは、スランプグラフを確認して高設定を予想するやり方が正攻法として現在も通用。パチンコでは、潜伏確変&大当りリミッターが搭載されている機種で、過去の大当り履歴を確認すれば攻略できる例がありました。

 

そういった機種の特性や攻略法と、完全確率方式が混ざってオカルト攻略法になっているのが実情です。

 

 

完全確率の計算方法

パチンコでよく見られる「通常時の大当り確率は約1/319」。

 

これを例にして、完全確率方式における大当り期待度を考えていきましょう(便宜上、大当り確率を1/319ピッタリと仮定します)。

 

前述の通り、大当り確率1/319の台は319回転消化すれば必ず1回当たる、というわけではありません。

 

では、大当り確率の分母と同じ319回転を実際に消化した場合、大当りする期待度はどれくらいになるのでしょうか。

 

まず、1回転で当たらない=ハズレを引く確率は318/319です。これが319回転続く確率は、318/319の319乗=約36.7%。これを全体(100%)から引いた割合が319回転以内に大当りが引ける可能性となるので、期待度は約63.3%となります。

 

つまり、319回転以内の大当り期待度は6割強。反面、4割弱が当たらずハマることになります。

 

さらに上記の計算式に当てはめると、500回転消化時の大当り期待度は約79.1%、750回転では約90.5%、1000回転では95.7%となります。

 

言い換えれば、1000回ハマっても当たらない割合は約4.3%、大当りの約23.3回に1回は1000回ハマリに遭遇してしまう計算になるのです。

 

ただ、この「約23.3回に1回」という数値が曲者。あくまでも確率なので、人によってはなかなか遭遇しない場合もありますし、そもそも1000回転まで打たない場合は絶対に遭遇しません。

 

 

完全確率の収束はいつ?

 

大当り出現率が大当り確率通りになることを、「収束」と呼びます。

 

少ない回転数で当たったり、逆にめちゃくちゃハマったり、いつになったら確率通りに収束するのか?

 

プレイヤーの誰もが気にすることですが、ぶっちゃけ大当り確率の数値通りに収束するのかは、明言できません。

 

大当り確率1/319の台を毎日打ったとして、1年でその通りになるのか、5年か10年か、もしかしたら一生実現しないかもしれません。また、仮に1年で収束となっても、その1年後に計測した場合に再び差がでる可能性も考えられます。

 

確率通りピッタリになることは、それほど希少な出来事と言えるのです。

 

では、その差が少なくなるには、どれくらいの期間を遊技すればよいのでしょうか?

 

パチンコ・パチスロを生活の一部とする、いわゆるプロと呼ばれる人の多くは、

 

「大当り100回が期待できる=大当り確率の分母×100程度の通常時回転数を消化すれば、大当り確率と大当り出現率の誤差は上下20%以内にほぼ収まる」

 

と考えることが多いようです。

 

この考えに当てはめると、大当り確率1/319の機種で大当り出現率の誤差が上下20%以内に収まるには、通常時を31900回転消化すればいいということになります。

 

また、理論上31900回転消化した場合、大当り回数は80~120回、大当り出現率は約1/398.8~約1/265.8の範囲内に概ね収まるようです。

 

しかし、1日で通常時2000回転消化できると想定した場合、約16日間を要します。さらに誤差が上下10%に収まるにはその5倍程度、約80日間が必要になる計算で、打ち慣れていない人や時間を割けない人には気が遠くなるでしょう。

 

それでも、パチプロ・スロプロという人々は少しでも期待収支の高い台を追い、スペック通りの出玉が出ることを信じて回し、そして実際に確かな収支を出しながら打ち続けています。

 

 

完全確率の収束しやすい立ち回り方

 

収束について、困難かつ時間が掛かることをご理解いただけたかと思いますが、では実際に収束をしっかり体感したい場合はどうすればいいのか?

 

それには、“初当り確率が高い台”を打ってみるのがオススメです。

 

先程までは大当り確率1/319の機種、いわゆるミドルスペックの例を述べましたが、今度はライトミドルや甘デジに加え、ちょいパチで考えてみましょう。

 

どのスペックでも、1日に通常時2000回転消化、大当りを80~120回引いたと仮定すると、

 

★ライトミドル(大当り確率1/150と仮定)

→収束に必要な回転数は15000回転

→大当り出現率1/187.5~1/125.0

→必要日数は約7.5日

 

★甘デジ(大当り確率1/100と仮定)

→収束に必要な回転数は10000回転

→大当り回数80~120回=大当り出現率1/125~約1/83.3

→必要日数は約5日

 

★ちょいパチ(大当り確率1/40と仮定)

→収束に必要な回転数は4000回転

→大当り回数80~120回=大当り出現率1/50~約1/33.3

→必要日数は約2日

 

大当り確率と大当り出現率の差、および必要な日数は“初当り確率が高いスペックほど少ない”ということがわかります。

 

つまり、初当り確率の高いスペックほど、収束に近づくことを実感しやすいと言えるでしょう。

 

現行のパチンコ機は、初当り確率が高い低いにかかわらず、デジタル回転時間の速さに大差はありません。そのため、1日単位で消化できる通常時回転数にも大きな違いはないのです。

 

このことから、甘デジやちょいパチに比べ、ミドルスペックで収束に近づくにはやはり時間が掛かると言えます。

 

どうしてもミドルで実感してみたいという場合は、デジタル回転消化スピードがより速い機種を打ち、必要日数をできるだけ少なくする方向で考えてみるのはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

 

 

 

パチンコ・パチスロでの大当り抽選方式として採用されている「完全確率」。

 

独立試行と呼ばれるこの方式によって、遊技する人は皆、1回転または1ゲームごとに箱に手を入れて、当たりかハズレの玉を引いているようなものです。

 

遊技を開始してすぐに当たりを引けることもあれば、長時間引けずに大ハマリを喰らってしまうこともあるでしょう。

 

とはいえ、それこそがパチンコ・パチスロ。

 

急なハマリに心を乱され過ぎず、今後も遊技を楽しみましょう。

 

 

 

 

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