プレゼンターを務めるのは「にょぽぱち」でも活躍しているぱちタウン編集部のlobo・さとぅーん・たかこ。
そしてぱちタウンタレントから山崎ひびきと橘アンジュを加えた5人。
今回はついにTOP3の発表です。最後までお付き合いお願いいたします!
更新日: 2024/03/26
lobo「いつも『パチ・スロであったエモい話!』にたくさんの投稿ありがとうございます」
さとぅーん「今回はいよいよ12月の電子マネー当選ネタランキングTOP3の発表ですよ」
たかこ「どのお話も再現VTRを撮りたいくらい素敵なので、じっくり読んでもらえたら嬉しいです」
lobo「佳作と違ってTOP3は電子マネーの当選金額も大きくて、3位と2位の入選作なら1万円。大賞なら3万円になっています」
さとぅーん「ドキドキですね。もちろん山崎ひびきと橘アンジュの2人もコメントに参加してますよー」
たかこ「それではTOP3の発表です。ごゆっくりお楽しみくださいね」
3位『朝の並び、1度抜けたら戻れないルール』
寒い冬の日。久しぶりの連休だったので、可愛い店員がいるマイホに行きました。
そこは並び順のお店で、僕は3番目。だったのですが、トイレに行きたくなってしまいました。開店まで後30分…。我慢できそうもなく、3番目は諦めてトイレに行き、列に戻って最後尾に並び直しました。
そして開店。その日に入った新台を狙っていたものの、座ることはできずホールをウロウロしていました。
そしたら可愛い店員さんに、「優先させてあげられなくて申し訳ありません」と謝られました。
いえいえ、僕がトイレに行ったからですと答えると、店員さんはニッコリして「次は頑張りましょう」と言ってくれました。
今まで話すこともできなかった可愛い店員さん。なぜか得をした気分で、その日座った台もブン回して収支もプラスにできました。
それからというものお店に行くたびに話すようになり、バレンタインにはチョコレートも貰えました。覚悟を決めて食事にも誘い、ナント、その子とお付き合いをするようになりました。
それが今の嫁です。あの時の優しい女の子は鬼嫁と豹変し、お小遣いを減らされ、パチスロは内緒で遠くの店に行っています。(タナカさん)
ひびき「こりゃまたキュンなお話。バレンタインのチョコを貰えるなんて、奥様もきっと以前からいいなって思ってたんだろうなぁ。可愛い奥様といつまでも仲良しでいてください! 私もそんな出会いがしてみたい…。ホールに面接行ってこようかなw」
アンジュ「鬼嫁と称しながらも冒頭には可愛い店員と書いて、バッチリ惚気けてくださいましたタナカさん、入選おめでとう! 奥様あってのエピソード、電子マネーGETの暁にはちゃんと奥様に申告してくださいね!」
lobo「連休、ホール選び、並びのルール。いろんな偶然が重なった結果、その後の人生を大きく変える展開になったというエモい話でした。新台は逃したもののもっと大きな幸せを掴んだタナカさん、おめでとうございます!」
2位『パチンコデート』
大学生のころ、友達を増やそうと思いパチンコを覚えた。友達は増えなかったが、練習で一緒に打ちに行ってくれた自分の父親とは、とても仲良くなった。
しばらくして恋人ができた。パチンコのパの字も知らない人だった。先輩風を吹かせようとパチンコデートに連れていったら、ビギナーズラックで相手の連チャンが止まらず。お金が尽きた私は、ヤメる時の店員の呼び方などを教えて先に帰った。
初心者を置き去りにしてしまい申し訳ないことをしたと後悔したが、数時間後に4万発出たという連絡を受け、良かったねと返事した。
あれから10年。その相手と夫婦になり、子が産まれて2歳になった。
子育てに追われパチンコに行く頻度は減ってしまったが、今の目標は家族で連れ打ちに行くこと。16年後を楽しみにしている。(とろさん)
ひびき「めっちゃいいお話! 私の中では1番好きなお話かもしれない!! 文章の書き方もとても素敵だし、16年後も気になります。パチンコに行く頻度は減ったっていう表現も、禁止されてるわけじゃなく自ら減らしてるんだろうなっていう、主さんが家族を思っているのが伝わってきてめちゃくちゃエモい~」
アンジュ「てっきりフラれるオチかと思いきや、なんとハッピーエンドでホッとしました。世代を超え、親子3代に渡って楽しめるのがパチンコの良いところですね。お子さんのホールデビューまではあと16年。自宅に実機導入で英才教育をオススメします!」
たかこ「3位のタナカさんもそうですが、パチンコ・パチスロがきっかけでお付き合いされたり結婚されたりという投稿が意外と多くて、ほっこりさせていただきました。中でも文章力でグイグイ引き込んでくれたとろさんを2位に選ばせていただきます。将来お子さんと並んで打てる日が待ち遠しいですね」
大賞『お姉さんからもらったお礼』
昔むかし、今から約25年位前の話。埼玉県越谷市の駅前にあった某パチスロ専門店での出来事。
何の台を打っていたか既に忘れてしまったけれど、まだAT機どころかCT機も登場していなくて、Aタイプのマイナー機種でも打っていたと思う。
咥えタバコで打つことしばし、ふと隣に座っていたお姉さんから声をかけられた。
「ねえ灰がこぼれちゃうよ」
熱中してしまっていたのだろう、タバコの灰がいまにも口元から落ちそうになっているのに気がついていなかった。お姉さんは笑顔で教えてくれて、私はお礼を言った。
見るとお姉さんは私より5歳位年上(当時私は20代前半)で、それなりにキレイな顔、そしてデニム地のショートパンツ。
セクシーな感じで、何か得した気分になった。
そのうちお姉さんの台にボーナスが成立し、目押しをお願いされ揃えてあげた。
ボーナス消化後、席を立つお姉さん。当時は隣に座っていた人と少し仲良くなることもちょいちょいあったし、さらに目押しができない人もけっこうパチスロを打っていて、隣の人にお願いして揃えてもらい、お礼にコーヒーを渡す光景が日常的にあった。
しかし、しばらくして戻ってきたお姉さんが手にしていたのは、何と駅前の屋台で売っていたベビーカステラ!!
おもむろに隣に着席したお姉さんは、それを「あーん」と言って私の口に入れようとしてきた。
あっけにとられた私は、なすがままにそれを頬張るしかなかった。
瞬間「えっ? ほぼ初対面の人にこんな事する?」「この人コイン触って手洗ったんか?」等々、色々な事が頭をよぎったが、まぁいいかと少しドキドキしつつも笑顔で美味しい的な返事をしたと思う。
それからとりとめのない会話をしながら打つことしばし、お姉さんが席を立っている間に私の持ちコインが尽きてしまった。
別に戻って来るまで待ってることもないかと、私はそのまま帰路についた。
だが帰り道、自転車を漕ぐ私の頭のなかは悶々としていた。
お姉さんはどういうつもりでベビーカステラをあーんしてくれたのか。もしかして誘っていたのか。それとも、そんなことが日常的なくらいにフランク(死語?)な人なのか。
もし今度また会ったら確認してみようかな。
だがそれから私がその地を離れるまでの数年間、お姉さんと再会することは無かった。それから約25年後の現在まで、これを超える強烈なエピソードには出会っていない。(リスマスク2号さん)
ひびき「うお〜!! なんてキュンキュンなお話なんだ!!!! 奇跡的に再会して、結ばれたっていう結末を期待してしまったけど、このベビーカステラの謎は逆に分からないのがエモいのかもしれない…。きっと、ベビーカステラを見るたびに、思い出すんだろうなぁ。なんかいいなぁ。私も、何かを見るたびに思い出されたい。お寿司の中で1番芽ネギが好きだから、芽ネギがいいかな。誰か芽ネギを見るたびに私を思い出してください」
アンジュ「なんと四半世紀前のエモエモエピソード! 二郎系もたじろぐレベルの思い出補正マシマシになっているかもしれませんが、そこを含めてエモいですね。思えば、見ず知らずの人とあんなにも長時間横並んで過ごす場所ってパチンコホール以外に無いのかもしれません。だからこそ不思議な一期一会も有り得るのかも!」
さとぅーん「帰り道の悶々してしまうところとか、再び会えた時の期待値の高さは119%を超えていそうなのに二度と会えなかったとか、全部エモくて文句なしの大賞でした。当選おめでとうございます!」
エンディング
lobo「12月に投稿されたエモい話ランキングはいかがでしたか」
さとぅーん「当選された方もハズれた方も、たくさんの投稿ありがとうございました」
たかこ「パチンコ・パチスロユーザーだからこそ稼げる企画として、もっともっと盛り上げていきたいです」
ひびき「でもでも、とびきり面白いエピソードじゃなくても全然OK。あるあるネタとかクスッと笑えるネタとか、気軽に投稿してみてね」
アンジュ「1月に投稿されたネタも当選者の選考中になっているので、楽しみにしていてくださいね」
lobo「それではまた次回、パチンコ・パチスロであったエモい話!でお会いしましょう」