パチンコ・パチスロ特集

『パチスロ傷物語 始マリノ刻』スランプグラフ業界最多56本掲載! 多数の設定6&設定1爆発データも!

特集一覧へ
『パチスロ傷物語 始マリノ刻』導入から1ヵ月分56本のスランプグラフを設定とともに公開! 設定状況や設定別勝率などを分析しつつ、導入後の感触を店長に聞いてみました。

更新日: 2023/10/14

 

 

 

心にいくつも傷がありますが、それを見せないように生きています。なので優しくしてください、ヒポたまです。

 

とあるホールから入手した、人気機種のスランプグラフを設定付きで掲載していきます! 今回は『パチスロ傷物語 始マリノ刻』の1ヵ月分のスランプグラフをいただきました。

 

 

 

 

今回のホールは『パチスロ傷物語 始マリノ刻』の設置台数が2台のみ。まとまった件数を掲載するため1ヵ月分のスランプグラフとなっています。掲載総数は2台×4週間(28日)=56件です。

 

さらに今回も現場の生の声として、1ヵ月が経過した『傷物語』の稼働状況や感想などをホール店長さんに聞いているので、読んでいただければ立ち回りの参考になると思います。

 

少数設置台の設定はどうなっているのか気になる方もいると思いますので、しっかりとデータで確認してみてください。それでは『傷物語』を設定付きのスランプグラフでお楽しみください!

 

 

【1・2週目】設定とスランプグラフ(設定6・2本)

 

■導入初日

 

 

■導入2日目

 

 

■導入3日目

 

 

■導入4日目

 

 

■導入5日目

 

 

■導入6日目

 

 

■導入7日目

 

 

■導入8日目

 

 

■導入9日目

 

 

■導入10日目

 

 

■導入11日目

 

 

■導入12日目

 

 

■導入13日目

 

 

■導入14日目

 

 

◆投入設定の割合

導入1・2週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 8台 28.6%
2 10台 35.7%
3 1台 3.6%
4 5台 17.9%
5 2台 7.1%
6 2台 7.1%

 

 

◆1・2週目の機種全体の差枚数 

導入1・2週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全28件)
-26028枚 -929枚/1台

 

 

1週目は設定4以上が30%以上を占めたので、ある程度いい勝負ができそうだと思ったのですが、ユーザー側が-26028枚というかなり厳しい結果となってしまいました。

 

導入12日目の設定1と6のように、ホールとしては極端な設定の入れ方をし、初当り確率も1/178.9と1/323.8とはっきりと設定の高低がわかるほど差がついたのですが、最終的には差枚が9枚しか違わないという結果になっています。

 

スランプグラフを見ると、途中の展開は設定にかなり左右されそうですが、出玉面では設定よりもヒキの方が大きな部分を占めそうです。

 

『傷物語』は6.5号機の特徴とも言える「ツラヌキ」部分が若干弱く、一撃を出すための特化ゾーンが「降臨ノ儀」に集約されるため、そこでしっかりと出玉を確保できないと、たとえ高設定であっても大きく勝てないのが苦しいところです。

 

 

【3・4週目】設定とスランプグラフ(設定6・3本)

 

■導入15日目

 

 

■導入16日目

 

 

■導入17日目

 

 

■導入18日目

 

 

■導入19日目

 

 

■導入20日目

 

 

■導入21日目

 

 

■導入22日目

 

 

■導入23日目

 

 

■導入24日目

 

 

■導入25日目

 

 

■導入26日目

 

 

■導入27日目

 

 

■導入28日目

 

 

◆投入設定の割合

導入3・4週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 5台 17.9%
2 12台 42.8%
3 0台 0%
4 7台 25%
5 1台 3.6%
6 3台 10.7%

 

 

◆3・4週目の機種全体の差枚数 

導入3・4週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全28件)
-8027枚 -286枚/1台

 

 

3・4週目は設定状況に大きな違いは見られませんでしたが、設定差の情報も出回り始めたためか、早めに見切られてしまい稼働が伸びない台が多く見受けられました。

 

加えてこの機種の特性上、期待値の高いポイントが多数あるため、そのポイントが過ぎてしまったときに、知識のある方があっさりとヤメてしまうというのも大きそうです。

 

こういった「美味しいポイントに絞った」立ち回りの方が多いため 、設定狙いをする機種としてはあまり重要視されていないのかもしれません。

 

さらには15日目のように、設定6を入れてもしっかりと反応してくれずズルズルとマイナスになってしまい、隣に入れていた設定1が噴いてしまったことにより、設定6が途中(通常時約3850回転ほど)で見切られてしまったケースもありました。

 

全体的な差枚としては、出玉率の厳しい区間を避けたことによるものなのか、設定状況には大きな変化がないのにユーザー側のマイナスがかなり少なくなりました。

 

今後はホール側としても設定を入れないと稼働が落ちていってしまう一方になってしまうので、ホールの状況の良い日には、今以上に設定を入れてくれる気がします。

 

 

『パチスロ傷物語 始マリノ時』の現状と今後の展望を店長に聞いてみた

 

それではいつものように、店長さんに現場の声をお聞きしてみました!

 

■全リセについて

リセット恩恵が強いので、基本は同一設定の打ち替えも含めて全台リセットを行います。

 

お店にとっては朝イチの集客が何より大切です。長い稼働時間が期待できるのと、景品数が見えやすくなるためです。

 

よって多少薄利になることを踏まえても、リセット恩恵がある機種は全てリセットするようにしています。

 

 

■設定通り動くか?

あまり設定通りには動いていない印象です。特に高設定の差枚数が物足りない内容で、高設定で負ける、少なくしか勝てないようなデータが頻発しています。

 

スランプグラフを見ていただくとわかるかもしれないのですが、設定3から機械割が100%を超えているにもかかわらず、この出玉率では打ち手にとってはかなりリスキーな台なのは否めない印象です。

 

 

■今後の稼働維持

このような特性の台の稼働を維持していくためには、どうしても年配層の稼働が必要です。

 

しかし、ゲーム性、演出が非常に複雑に作られているため、年配層のリピートはほぼありません。期待値のない区間を稼働してくれる客層がいない限り、稼働の維持は困難です。

 

 

■ユーザーの評判

ゲーム性や作れる台のルールなどが違うので仕方がないと思うのですが、初代の位置付けにある『パチスロ化物語』の評判には及ばないかなというイメージです。

 

初当りまでは稼働してもらえるので、初回大当り後に高設定の示唆を出すなど工夫して運用してみましたが、薄利で営業しても稼働は右肩下がりになっている状態です。

 

 

■今後の運用について

高設定を入れても怖くないという意味で、イベント日には設定を入れやすい機械だと思います。

 

ただ、平常日になれば低稼働になってしまうので育成する優先度は高くありません。そのため利益重視のお店が多くなっている印象を持っています。

 

 

1・2週目と3・4週目の投入設定の比較

 

◆週ごとの設定別台数

2週間ごとの設定別台数

設定 1・2週目 3・4週目
1 8台 5台
2 10台 12台
3 1台 0台
4 5台 7台
5 2台 1台
6 2台 3台

 

 

設定状況としては1ヵ月を通して、設定3が極端に使用されていないという結果になりました。設定示唆の関係で「設定2以上」や「設定4以上」といったものがあるため、設定3から出現する示唆画面がないことで「使用する意味があまり見出せない」というところが要因だと思います。

 

また、上に記したように「設定3を使うなら示唆画面が変わらない設定2でいいや」また「設定4以上の示唆画面が搭載されているなら設定4を使おう」という考えから、設定3が使用されにくいため、設定2・4の台数が多くなっています。

 

ただ、設定5・6の合計台数は変わっておらず、設定5が1台減り、設定6が1台増えただけと大きな変化はないように感じました。

 

データを見ると初当りにはそれなりに設定差が見受けられますが、結局のところ大きな波をつかんで伸ばせなければ、ATが100枚程度で終わってしまうので、ズルズルとマイナス域へ引きずり込まれるグラフが多い印象です。

 

 

設定と勝率の関係

 

今回は2台設置ということで少々データが少ないのですが、参考までに設定ごとの勝率を算出してみました。

 

果たして高設定は結果が出ているのでしょうか?

 

 

■設定ごとの勝率

設定ごとの勝率
設定 対象台数 プラス差枚台数 勝率
1 13台 3台 23%
2 22台 6台 27%
3 1台 0台 0%
4 12台 3台 25%
5 3台 1台 33%
6 5台 4台 80%

 

 

設定6はしっかりと結果を残せていますが、設定5は3台中1台しかプラスになっていません。正直、勝率は設定1〜5までそこまで大差ないような気がします。

 

ユーザー目線からするとせっかく高設定濃厚の示唆が出た台を打っているのに、出玉がともなわずヤキモキする展開が多くなりそうです。

 

勝率だけに絞ってみれば、設定6のみ別格であとは横並びという感じですね。

 

 

まとめ

 

『パチスロ傷物語 始マリノ刻』が描く導入後1ヵ月分のスランプグラフの形はいかがでしたか? 過去の当企画で取り扱ったスマスロとは違い、出玉の波はかなり穏やかな感じがしました。

 

今回もこのデータを参考にしていただき、少しでも皆さんの立ち回りに活かしていただけたら嬉しいです!

 

設定6以外は設定だけで勝つのは難しそうなスランプグラフでしたので、有利区間切れ後、1・3・6・9回目の「降臨ノ儀」狙いや、700回転以上ハマリからの「降臨ノ儀」など、とにかく期待値の高い部分を狙った立ち回りが有効かもしれません。

 

それではいつものようにおまけとして、今回調査した中から差枚数ベスト3とワースト3をどうぞ!

 

 

ベスト3&ワースト3の差枚数
  ベスト3 ワースト3
1 +5259(設定1) −3725(設定1)
2 +3748(設定4) −3530(設定2)
3 +3624(設定6) −3475(設定3)

 

 

AT性能に設定差がない台が多いからか、この企画でベスト1になる設定が1の割合が高い気がします! 世の中には低設定の方が台数が多いので、おのずと一撃を決めた低設定が1位に君臨してしまう感じですかね?

 

それではまた次の台でお会いしましょう!

 

 

執筆者:ヒポたま

■出生地:東京都

■誕生日:8月4日

■ X:@kabakabasansan

 

ライターを目指してパチンコ・パチスロ業界の門を叩き、編集部員に。安定した毎日を過ごす中、不安定という刺激が欲しくなり、40歳を前にフリーライターへ転身。ライターの他に撮影のディレクターやカメラ、編集もこなすマルチプレイヤー。

この記事の関連情報

関連する機種

このページのトップへ