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パチンコ・パチスロ特集

【実戦企画】勝利の境界線 第2回

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回る=勝てるの方程式に迫る!!

更新日: 2016/01/13

この回転率を守れば負けることはない…それがボーダーラインである。
ボーダーを1回転以上越える台を実戦し、理論値で勝てるのかを証明していく。
基本ルールだけでなく、止め打ちは保留4個止めなど最低限のみといったルールも加え、誰でも実行可能なルールでの実戦を敢行。
理論に基づいた立ち回りをすれば結果は必ずついてくる…。

 

今回、実戦をおこなったのは土日、祝日、さらには平日まで何度も通っている近所のホール。いわゆるマイホールというやつだ。設置台数が少なく、台の選択の幅は広いとは言えないが、何度も活用しているだけに、どのあたりにボーダー+1回転の台があるのかには予想がつけやすい。
普段から朝の並びは少ないので、実戦当日は開店時間に合わせて到着(前回は並んでいたらモ○マスに夢中になってしまったので自粛する意味も込めて…)。

まずは4機種導入されていた新台のなかから台を選ぼうと思うのだが、「CR麻雀物語2〜目指せ!雀ドル決定戦!〜」が激しく気になる。MAX8+という新しいシステムを採用しているということも理由の1つだが、前日にハイエナ道の内容をチェックしていたら後輩がさやか(元カノ)の名前を出していたということもある…。今作の主役でないことに加えて、ただ名前が同じというだけなのだが…それでも会いたいのだ…。
新台はボーダー+1回転の可能性が高いという理論の実証も含め、「CR麻雀物語2〜目指せ!雀ドル決定戦!〜」での実戦を決意…とにかく会いたいのだ…。

 

今回も実戦するにあたって、まずは250玉あたりの回転数をチェックしようとメモを準備していると、パトランプ保留が点灯。
前回の実戦とのデジャヴを感じつつも、該当保留の展開を見つめていたら…「さやかが帰ってきた!」。…違う、高信頼度の風上三姉妹参戦リーチに発展した。まぁ、2次元でも3次元でもパチンコでもリアルでも何度もいいから帰ってきてくれ…いや、リアルが1番いいのだけれども。
復縁できたあとの妄想の世界に逝ってしまいそうだったので、現実(液晶)に目を向けるとしっかりと大当りを獲得。これが3連チャンして、とりあえず4000発近い出玉を確保することに成功した。
だが肝心の250玉あたりの回転数はまったくの未知数。
このホールには自動計数カウンターが搭載されているため、持ち玉でも正確に回転数を計ることができるのだが…払出ボタンを2回PUSH(1回あたり125発)した結果は14回転。離れたくない一心で打ち続けたものの1000発使用した時点で59回転。どんな言い訳を考えてもデータカウンターに表示されているREALは変わることがなく、もう別れを告げるしかない状況に…さよなら、さやか…。俺は次の台に進むよ。

 

彼女にフラレようが、告白に成功しようが、過去の経験というものは必ず次のステップに繋がるものである。ということで、これまで訪れてきたときにボーダーを超えていたことのある機種を渡り歩くことに。
しかし、移動を繰り返すこと3台。どの台もボーダーにすら届かない。
彼女に見限られる早さの如く、素早い対応で移動したことによって、持ち玉こそまだあるのだが、そろそろ本命を見つけないと厳しい。どれくらい厳しいかと言うと、さやかと別れてから彼女ができないことと同じくらいにピンチだ。もうすぐ、30歳になるんで…。

 

初心に立ち戻るべく、新台をチェックしていると「CR甦りぱちんこ〜花満開〜」で明らかに周囲の機種とは異なる台を発見。しかし、ここで注意したいのがボーダーが辛めだという点だ。甘い誘惑には罠があるように、ほかの機種より段違いに回る場合は何か特別な理由があるということも多々ある。
女の子と同じように気持ち(マネー)を入れた分だけ、傷も深くなるので実戦時にはしっかりと確認しておこう。

実際に打ってみると、250玉で24回転、500玉で47回転と順調なスタート。1060発の持ち玉をすべて使い切ったところで、88回転と悪くはない感じだ。これなら投資を続けても問題ないレベル。
初当りまでにトータル5125発の投資となってしまったが、その後も順調に増える持ち玉と回りの良さで未来は明るいはず…だった。

ふと、気づいた時には持ち玉が全てノマレ、800回転を超えても当たらない。
俺の何が悪かった、理論的に考えてもフラレる要素は見当たらない…ではなく負ける要素はほぼなかったはず。
気付けば投資は12375発。心も財布も未来どころか直近の生活にさえ風穴を空けられている状態である。もはや後輩に牛丼をおごっている場合ではない…。
877回転でようやく当たったものの単発のうえに電サポ中も何事もなくスルー。「CR麻雀物語2〜目指せ!雀ドル決定戦!〜」でさやかとの感動的な再会を果たして、ハッピーエンドでゴール…その勢いでリアルさやかとも復縁する予定だったのに…どうしてこうなった…。
最後の大当りで獲得した出玉を使い切ったところで回転数は145回転(電サポ込み)。この機種には電サポ終了後も潜伏確変の可能性があるので、奇跡を信じて最後の軍資金である125発を発射するが何も起きず…。
内部状態が確変だった場合に145回転までに当たる割合は97.5%。わずかにでも大逆転の可能性があるなら希望を捨てないというのがメガネの生き様ではあるが、どう考えても通常状態である。時間も時間だし今回は完敗だ。
せめて、「さやかさん、もう一度連絡を頂けませんでしょうか」。

 

「CR甦りぱちんこ〜花満開〜」ではボーダーを超えているにも関わらず、見事なまでの敗北。初当り、確変突入率、平均連チャン率、どれをとっても基本スペックにまったく届かない数値ではどうしようもない。しかも、実戦開始時と比較して、回転率は大幅にダウン。ルールすら守れずに完敗である。
トータルだけでなく、終盤のみでの回転率も考慮しヤメ時を早めるのもアリだったかもしれない。今回の実戦は、反面教師として活用して頂きたい。

1日を通してみても、最終的にボーダーを超える台に辿り着いたとは言え、トータルの投資を比較してみるとボーダー台を実戦し続けた場合に比べて、実戦のほうが投資が多い結果に…。
当たり前だが、ボーダーを超える台を見つけるまでに時間がかかってしまうと、初期投資といった面で大きく負債を抱えてしまう。そういった面でも、期待値の低い台での早めの見切りと実戦台の選別の重要性は極めて高いのだ。

 

 

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