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パチンコ・パチスロの違法遊技をオンラインカジノで配信した会社役員ら逮捕

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2025/04/10

知的財産保護のため活動している一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(=ACCS、東京都文京区、和田成史理事長)は4月8日、オンラインカジノでパチンコ・パチスロの違法遊技を配信していた会社役員ら3人が、同日茨城県警に著作権法違反(公衆送信権侵害)の容疑で逮捕されたことを発表した。

警察によると、国外で開設されているオンラインカジノ「K8」において、パチンコ・パチスロを違法に遊技した様子を容疑者らが著作権者らの許諾なくYouTubeに投稿するなどしていた。違法遊技と撮影を行う者、動画を作成・編集する者などの役割分担を行い、共謀して動画を無断公開していた疑いが持たれているという。なお、今回摘発された一部の被疑者は、今年1月30日、オンラインカジノにおける常習賭博の容疑で岡山県警察に逮捕されていた。

今回の事件で、同会が著作権法違反として対応した機種は以下の5機種。
『PストリートファイターV FRY』(カプコン(藤商事製))
『アイムジャグラーEX』(北電子)
『CR大海物語4MTB』(三洋物産)
『吉宗』(大都技研)
『CR銀河乙女M9AZ1』(平和)

同会では、「遊技行為が賭博となるオンラインカジノにおいて、違法遊技のための実機映像のストリーミング配信によって著作権侵害行為が生じていること、加えて動画サイト等の紹介を通じて更なる著作権侵害行為が発生し、賭博犯罪をも助長していることは、著作権侵害行為の抑制に努めるACCSにとって、また関係法令を徹底して遵守し、適法かつ健全な遊技を一丸となって推進するパチンコ・パチスロメーカーにとって絶対に容認できない。そこで、本件につき告訴した5社を含め、ACCS会員のパチンコ・パチスロメーカー15社は、ACCSを通じて本件の共同対応を進めてきた。悪質な著作権侵害行為に対しては今後も断固たる措置を講じるが、本摘発がその警鐘となること、また違法となるオンラインカジノへのアクセス・遊技をしないよう、改めて広く呼びかける」としている。

また、メーカー団体である日工組および日電協では、「警察庁や消費者庁から啓蒙されている通り、日本国内ではオンラインカジノに接続して賭博を行うことは犯罪(賭博罪や常習賭博罪に該当)であり、映像や音楽などの知的財産を含め遊技機が悪用され賭博犯罪を助長することを容認できない」とコメントしている。

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