キン肉マンの聖地でスマパチ最新作『eフィーバーキン肉マン』を発表
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2026-01-15
パチンコ・パチスロ業界ニュース
2025/11/20
戦後から続く家業を継ぎ、パチンコ・ホテル・ITと事業の幅を広げている㈱王宮・橋本社長。「つなぐ」「架け橋」を信条に、時代の変化を見据え、180度の方向転換も恐れず挑み続けている。

はしもと・せいけん
1973年10月生まれ。大阪府出身。三代目経営者として大学卒業後に株式会社王宮へ入社。パチンコ、ホテルの事業を継承し、2025年3月に中古機売買サイト「パチマート」を立ち上げる。パチンコ店は神戸市須磨区の板宿商店街で約70年営業する《天一板宿店》。ホテル事業では大阪市内に「道頓堀ホテル」など3棟、沖縄県那覇市内に「沖縄逸の彩ホテル」1棟を展開している。趣味は釣り。
戦後まもなく、祖父が中国から日本へ渡り、数多くの商売を手がけたことから橋本家の事業は始まった。 定食屋を皮切りに11もの事業を展開し、その一つとしてパチンコ店を開業。神戸・板宿に根を下ろし、フィーバーブームを追い風に事業を拡大していった。パチンコ店の収益をもとに大阪市内にホテルも建設した。
「父親が中国で母親が日本。小学4年の時に帰化して、王姓から橋本姓になりました。中国の親戚は集まるといつもビジネスの話をしていたのを覚えています。そうした環境でしたので、私も将来は事業をやりたいと思っていましたし、同時に日本と世界をつなぐ、架け橋となるような事業をしたいと考えていました」。
そうした想いを胸に、大学卒業後すぐに家業に入り、体調を崩していた父に代わり事業の舵取りを担った。特にホテル事業に関しては早速、世界との架け橋を意識した。
「当時、日本人客が95%を占めていましたが、積極的に海外のお客様を受け入れることにしました。日本を好きになってもらいたいという想いがあったんです」。
ホテルでは着物体験やたこ焼きづくり、夜泣きラーメンの無料サービスなど、日本文化を体験できるイベントを365日欠かさず実施し、口コミやSNSを通じて海外からの支持を集めた。現在では利用客の95%が外国人。大阪と沖縄にホテルを拡大し、インバウンド需要を取り込んでいる。

経営する「道頓堀ホテル」の玄関。1989年、関西国際空港オープンに向けて、世界のお客様に来ていただきたいという想いを込めて建造。4体像は東洋人、西洋人、黒人、アラブ人と世界の4大民族を表現している。

経営する4棟のホテルは海外の利用者が9割以上。着付サービスなど日本の文化に触れてもらうイベントを毎日実施している。
一方のパチンコ業界は市場縮小や規制強化で厳しい時代を迎えていた。パチンコ業界で何か新しいことができないか――。時代にあわせて様々な事業を展開してきた祖父と同じく、チャレンジ精神が芽生えていた。
そこで、大学院で学んだプラットフォーム型ビジネスの発想を応用し、2025年3月、新しい中古遊技機の売買サイト『パチマート』を立ち上げた。この事業も、ホールと販売会社をつなぐ「架け橋にしたい」という思いがあった。
当初は「ホールが参画できるようになれば中古機市場が盛り上がるのではないか」と、ホールの使いやすさや参入のしやすさを意識したシステム設計としていたが、運営していく中で違和感を覚えた。
「中古機の売買は本当に大変なんですね。相手を見つけ、値段を交渉して、修理の必要があればその手続きを行う。1台何十キロもある遊技機を梱包し、きちんと届ける。破損があればその対応も行わなければならない。ホールの参画といっても、そう簡単ではないんです。こうした大変な作業を日々支えている販売業者さんのありがたみを痛感しました」。
そこで、運営開始からわずか3ヵ月後で、販売業者が安心して取引できるシステムへの大幅改修を決意した。取引成立や出品情報をLINEで通知する機能をつくり、外出中でもリアルタイムで情報を得られるようにした。さらに、手数料制からサブスクリプションモデルへ転換し、相手の連絡先や会社情報を事前に開示することで、スムーズな取引を可能にした。
「ホテルの時と同じように、方針を180度変えました。追加の投資は決して安くはありませんが、小さな販売業者さんにも使い勝手がよく、利益を生み出せる中古機売買サイトに再構築しました。中古機市場が活性化すれば、それはパチンコホールにとっても、業界にとっても有益なことですから」と意義を強調する。
現在、神戸市須磨区・板宿商店街で営業するパチンコ店《天一板宿店》は、「人とのつながりを感じる店舗づくり」をコンセプトに掲げている。ここでも「つながり」が営業の要だ。
「スタッフがお客様とお話をしていても誰も止めません。何時間でも大丈夫です。その間は他のスタッフが協力してフロア業務を回しています」。
ホテルでは外国人と日本を結び、ホールでは地域とのつながりを大切にする。『パチマート』ではホールと販売業者を結び、業界の未来を支える。事業の形は違っても、根底にあるのは“架け橋”という理念だ。
「これからも、つながりや架け橋になる存在でありたいと思っています」と橋本社長は笑顔を見せる。

趣味は家族でよく行く魚釣り。釣った魚をさばいて振舞うのも楽しみの一つ。
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