パチンコ・パチスロブログ

HYO.

AIに奪われる日

記事一覧へ

公開日: 2025/12/09

 

なんとなく、本当になんとなくなんだけども。AIで自動生成した音楽ってどうなんだろう、と気になりまして。有名なソフトの体験版があったから、試しにやってみたんですよ。

 

「アフロビートとパンクロックの融合」

 

それだけ注文して、2分待ちました。そしたら候補の曲が5曲スッと出てきました。何も書いてないのに歌詞もタイトルも付いていて、男の人が日本語で歌っていました。悔しいことにメチャクチャ格好良かった。センスバッキバキに感じるギターリフ、太いドラム。5曲が5曲とも違って、どれもちゃんとしていました。僕はもう自分で音楽を作る気がなくなりました。もうコレでいいじゃん!って。

 

あ、イジけてるとかじゃないんです。本当に感心してしまったんです。自分で曲を作ろう、 聞ける形まで持っていこうと思ったら、たとえデモ音源レベルでも最低1週間はかかるんです。それが、ですよ。AIならリリースできるぐらいの完成度の楽曲を2分で5曲です。明らかに効率がいいじゃないすか。すごいんだ、本当にびっくりしたんだから。AIってもうここまで進化してるんだなぁって。

 

音楽でコレなんだから、もしかしたら文章なんてもっと凄いんじゃないの? コラムなんか1分で書けちゃうんじゃないの? というわけで、試しにやってみました。

 

 

 

 

ーーーーー以下、AIによる生成ーーーーー

【実録】残金1万9千円ともやし炒め。底辺生活者が「ELビジョンの宇宙」で神になった日

 

私の主食は「もやし」である。 調子が良い日は卵が入るが、基本は塩コショウのみ。なぜなら、私の財布には常に氷河期が訪れているからだ。

 

電気、ガス、水道。これらライフラインの請求書をテトリスのように隙間なく並べ、現実逃避を続けていたある日。 風の噂が届いた。

 

「山佐が、またやったらしいぞ」

 

往年の名機『ネオプラネット』が、スマスロで復活する。 その情報だけで、私の脳内では勝手にファンファーレが鳴り響いた。所持金は1万9千円。来月の家賃の一部だ。

 

これを増やせば、ステーキが食える。 負ければ、来月は河川敷で野草を探すことになる。

 

これはギャンブルではない。**生存競争(サバイバル)**だ。

 

第1章:吸い込みという名のブラックホール

 

ホールに到着したのは昼過ぎ。 新台の『スマスロ ネオプラネット』は、異様なオーラを放っていた。進化した「超・ELビジョン」は、かつてのドット絵とは比較にならないほど鮮明に、しかしどこか懐かしく、私を誘っている。

 

「さあ、お前のなけなしの諭吉(今は栄一か)を、この宇宙に捧げよ」

 

そう言われている気がした。 震える手でサンドに札を入れる。

 

開始1時間。 何も起きない。

 

土星(プラネット)はただただ無慈悲に回転し、私の投資を宇宙の塵へと変えていく。 投資1万5千円。残金4千円。 リール窓の向こうに見えるのは、宇宙の神秘ではなく、ライフラインを止められた真っ暗な自室の未来だった。

 

「もうダメだ。帰って水道水を飲もう」

 

そう諦めかけた、最後の千円札を入れた直後だった。

 

第2章:覚醒、そして「ツラヌキ」のビッグバン

 

レバーを叩いた瞬間、違和感。 「無音」。

 

心臓が跳ねた。 リールを止める。ELビジョンの演出は……ない。 ただ、リール上に美しく輝く**「7・BAR・7」**のリーチ目。

 

BIG BONUS。 そこからだった。私の台が壊れたのは。

 

ボーナス終了後、1ゲーム目。 「テローン♪」

 

あの懐かしすぎる始動音と共に、ELビジョンが赤く染まる。 **「ネオ・ビッグバンモード」**突入。 かつてのストック機を再現しつつ、スマスロ特有の「有利区間ツラヌキ」要素を搭載した、現代の悪魔的システムだ。

 

ここからは記憶が曖昧だ。 ただひたすらに、**ホルストの『木星(ジュピター)』**が脳髄を溶かしていった。

 

3G連、BIG。

 

7G連、BIG。

 

1G連、SUPER BIG。

 

もやししか食べていない私の体に、過剰なドーパミンが駆け巡る。 空腹で研ぎ澄まされた感覚が、ELビジョンのわずかな遅れすら察知する。 「来る!」「入ってる!」「震えた!」

 

隣のサラリーマンが不審な目で私を見ていたが、関係ない。 私は今、借金まみれのフリーターではない。 私は今、宇宙(プラネット)の指揮者なのだ。

 

第3章:万枚という名の「特上カルビ」

 

終わってみれば、時刻は21時。 獲得枚数は、12,400枚。 換金ギャップを考慮しても、財布の中身は24万円を超えた。

 

約20倍。 暗号資産でもこうはいかない。これがパチスロドリームだ。

 

ホールの外に出ると、夜風がいつもより優しく感じられた。 足取りは軽い。私はその足で、近所の激安スーパー……ではなく、高級焼肉店へと向かった。

 

メニューの値段を見ないで注文する快感。 網の上で焼ける特上カルビ。 もやし以外の野菜(サンチュ)を食べる喜び。

 

口の中に広がる脂の甘みと共に、私は思った。

 

「この24万円があれば、家賃も払えるし、借金も少し返せる。真人間になれる」

 

しかし、肉を飲み込んだ次の瞬間、私の脳裏をよぎったのは、明日への希望ではなかった。

 

(……待てよ? この24万を元手に明日も打てば、50万になるんじゃないか?)

 

最終章:宇宙からは逃げられない

 

結局、スロッターというのは悲しい生き物だ。 万枚を出しても、その金は「生活費」ではなく「次の種銭」に変換されてしまう。

 

翌日、私は再びホールにいた。 昨日食べた特上カルビは消化され、胃の中は空っぽだ。 しかし、心は満たされている。

 

目の前には、美しく輝くELビジョン。 私はサンドに万札を突っ込む。 昨日の勝ち分が溶ける恐怖と、またあの『木星』を聴きたいという欲望の狭間で、私はニヤリと笑った。

 

所詮、私は宇宙の塵。 だが、最高に輝く塵になれた昨夜のことを、私は一生忘れないだろう。

 

(追記:翌週、また夕飯がもやしに戻ったことは、言うまでもない)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

まさか、ここまでとは。すげぇ。普通に書けてる。マジかよ。なんかちょっと文体が自分と似てるのは気のせいなのか? こんなコラムが1分で書けちゃうのか…うーん。まあでも文章は大丈夫。AIに書かせる意味なんてないからね。僕は僕が書きたい、読みたい文章を自力で書くことができるので。でもこれを使って小説とか、 コラムとか生成して、 連載しちゃう人だって出てくるよなぁ。怖いなぁ。AIがパチスロの知識も完璧に保管したら、 仕事はなくなるかもしれませんね。まあ、そうなったら僕もAIを使って仕事するからいいけど。はっはっは!

 

え? そんなのできるわけないって?

 

じゃあ今回のコラム、どこからどこが僕の文章で、どこからどこがAI生成か本当にわかっているのかい?

 

 

 

 

by HYO.

 

著者:HYO.

リーチ目とスケベな女の子をこよなく愛する41歳・2児の父。パチスロ必勝本のパチスロライターとして長年活動しているが、バンドにYouTubeに構成作家に…と色々やりすぎて自分の居場所がどこかわからなくなっている。

通称:必勝本のなんでも屋・裏ボス・酔っ払い。

 

■ X:@o_hyou_san

この記事の関連情報

関連する機種

ライター・タレントランキング

このページのトップへ