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グレート巨砲

うっかり口を滑らせ爆弾発言を連発!? 巨砲を面倒ごとに巻き込む「虹村なな子」とラストダンス

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公開日: 2019/02/15

 正月休みを挟んでゆるやかに続いて来たDMM本社で行われたヤングDMMインタビューも今回で一区切り。ラストに登場するのは関西からバジリスク絆のネイルを引っ提げてやってきた虹村なな子なのだが、インタビューを終えたオデのノートには太字で『うっかりなな兵衛(ミス不用意)』と書かれていた。

 

 思いつきで行動する上に、話を聞く側としてはありがたいのだが、とにかく思ったことを口にしないと死んじゃう病にかかっているのだ。実はキャリア8年と意外と長い業界歴と、そのうっかりぶりに迫る。

 

 

 

 

 まずはアイサツがてらネイルの話題から。実は虹村、タレント以外にもネイリストとしての一面を持っているのだ。インタビューをしたのは昨年のユニバカ・サミフェスの直後だったのだが、その際自己アピール用にバジリスク絆のネイルを制作していたのだ。ちょっと見せてよ!

 

 

 

 

  ツイッターで見た感じは観賞用に大きめに作っているのかと思ったけどかなり小さいんだ。

「めちゃくちゃ小っちゃいんですよ。一円玉と比較した方がわかりやすいくらい

 

  いいじゃん、これ。色んなキャラのを作って、来店の時にお客さんにプレゼントしてもいいかも。

 「ありがとうございます。男の人にはちょっと微妙かなと思ったんですけど、良かったです」

 

  ああ、そうか。巨砲選手は自分が不起用なこともあって、手仕事ニッポン的な技術に魅かれるけど、ネイルって女性のモノだもんな。ひとつ作るのにどのくらい時間かかるの?

モノによりますね。細かいヤツは時間かかるんですけど、簡単なヤツだったら多分10分、15分くらいで」

 

 

 

 

 元々ネイリストという人と対面する仕事をやっているからでしょうか。関西人(兵庫県出身)の性なのでしょうか。とにかく虹村はよくしゃべる。ちょっと間が空くとすぐに自分から話かけてくる

 

 

めちゃくちゃ話しやすいから良かったです。もっと『俺はこう思うんだけど~自分(あなた)は~どんな感じでやってきたの?』みたいに(聞かれるのかと思っていた)」

 

  そんな強気のインタビュアー見たこと無いわ(笑)。永ちゃんか。

俺についてこい みたいな感じで(笑)」

 

 

 うなるフレンドリー! だが、それが原因で実はこれまでにも多くの失敗をしてきたらしい。話はDMMに入る前に所属していた某別媒体の頃にさかのぼる。

 

 

水瀬美香、中武一日二膳の2名と写っているが某媒体は必勝本でもガイドでもないぞ!

 

 

「21の時に応募して入ったんですけど媒体自体はまったく知らなかったんです。パチンコはやってたけど必勝本や必勝ガイドしか読んでなかったんで」

 

 

 デキる女子タレントさんはこういう時に、仮に普段は言ってなくても気をつかって、必勝本さん、ガイドさんと言うものだけど、そこはうっかりなな兵衛。

 

 

「その頃はわたしバカだから知らなかったんですけど、もうドンピシャで来店バブルなんです。だから社長もホントに先見の明があったなと」

 

 

 

 

  どの目線だよ!

「ホント、何もしなくても仕事がすごいあったんですよ。そこで多分、調子に乗っちゃったんですね。仕事も、打ちにいって勝ったら『ウェ~イ!』負けたら『あ~あ』みたいな感じで」。

 

  虹村さん、完全にバカの口調ですよ

「そうですね。プロ意識は低かったです」

 

 

 特に努力をせずにも、与えられた仕事をこなしただけで十分に食えた時代。ちなみにその媒体で今もトップクラスでやってる人は当時から高いプロ意識をもっていたとのこと。そして、それじゃかなりお金はもらってたの? と聞いた瞬間、再びうっかりが発動

 

 

「そんなないです。メチャクチャ抜かれましたもん、マジで。(ここから具体的な数字)」

 

 

  それ書いていいの?

枚数で書いたらダメなんですかね。ホント、結構な勢いで抜いてましたよ

 

 

 枚数でもダメでしょう。虹村が抜かれたと感じるように、会社には会社の言い分もあるだろうし。ああ、巨砲はメンドーはごめんなのだ

 

 

  でも、なんで具体的な数字を知ってんだよ。

「それが(各タレントの)売値をみんなが共有できるファイルに間違えて載せてたんですよ。やっぱ人気がある子は高くて」

 

  そこで頑張って私も上のランクにいこうとはならなかったの。

「全然やる気がなかったんですよ。動画とかも出たくなかったんで」

 

  じゃあ、何でこの業界に入ったのよ

「私、タレントの仕事って……すみません、実戦で設定6打たせてもらえるもんだと思ってたんですよ。プラス、勝ったら全部もらえて負けたら会社が全部補償してもらえるもんやと思ってたんですよ。めっちゃナメてて」

 

  生クリームよりも甘い考えで入ったんだ。もちろんその媒体もそんなワケなかったんでしょ。

「はい。100くらいもらった月もあったけど、2ヵ月で70万位負けたこともありました。1回、化物語で56確が出て、6万くらい入れて帰った後に『その後9000枚出ましたよ』って連絡がきた時は『はぁ?』ってなりましたよ」

 

  そんな感じでやってたの!? 稼働促進に貢献しようみたいな意識はなかったの? 当時の虹村先生は?

ちょっとなかったっすね

 

 

 

 

 なかったっすか…まあ、21歳だとそんなもんなんでしょう。その後も岐阜の来店で店長に「顔小っちゃいね~」と言われたのに対して関西ノリで「(そっちの)顔がおっきいからじゃないですか~」と返して相手の顔を引きつらせたり、先輩タレントに「バイバ~イ」って手を振ってるところを会社の人に見られて「なんで先輩に手ぇ振んねん」と怒られたりとうっかり全開。

 

 

「多分、他にもあったんでしょうね。会社の人から『おまえ、ええ加減にせえよ』って電話がかかってきたりもしました」

 

 

 そして今ほどではないが規制が厳しくなると、社内の評価が決して高くなかったことも手伝って仕事が急激に減っていく

 

 結局、その媒体は4年でヤメた後、愛知のネイルサロンで1年あまり働くことに。ちなみに愛知を選んだ理由を聞くと……。

 

 

東京と大阪の間だから、愛知でいいかなってブイーンと。どっちにも遊びにいけるし」

 

 

  てめぇ、まだ浮ついてやがるな(笑)何がブイーンだよ。

「じゃあ、フワっと(笑)」

 

 

 

 

 で、結局そのサロンも1年ちょっとでヤメ、ついに2017年、別媒体にいた頃の伝手を頼り、DMM東海を経て、現在の関西に入ったらしいのだが……大丈夫でしょうか、DMMはこの人を入れて

 

 

「いや、だから今、心を入れ替えてます

 

 

  ホントですか?

「ホントに! 負けても別にイライラしない様に『稼働があがったよ』と言われたら『ああ、良かった』って思う様になりました」

 

  苦節7年でついにここまで。

「ちょっと成長しました。なぜ、私がお店に呼ばれているのか? みんなが当たり前にやってきたことを考えるようになりました。お店によって求められるものも違うんで。設定を使っているってアピールして欲しい店もあれば、ファンとできるだけ交流してほしいお店もあって。そういうのを店長さんの反応を見ながら探ったり

 

 

 

 

 

 すっかり大人になった虹村。だが、関西の状況は非常に厳しい

 

 

「私は元々、仕事自体少なかったんでそこまでダメージはないんですよ。悲しいことに」

 

  じゃあ、月30とか

「仕事の波が激しくて増減はあるんですけど、悪いときはそこまでいかないです。可哀想でしょ」

 

 

 

 

 ここで自分で可哀想と言えちゃうのが虹村流。

 

 

「でも、人生良いときもあれば悪い時もあります

 

  瀬戸内寂聴かよ! 悟りを開いてのんびりやる系タレントを目指すの?

「そういうワケじゃないんですけど、何をやっていけばいいかわからないんですよねぇ。今はひとつひとつの仕事気持ちをこめて丁寧にやるだけで」

 

  将来的なことは考えてるの?

「仕事減ったら怖いんで株なんかやろうかなと思って。あと、宝くじ当ててマンションを買う。家賃収入が理想なんですよ。それで世界遺産巡りとかしたいですね」

 

  株、マンション、宝くじ……まだ全然、地に足がついてないじゃん。

「フフフ」

 

 

 何微笑を浮かべてるのでしょうか。話を聞いて思ったのだが、虹村はちょっと同じ匂いがする。人間的にめんどくさいワケではない。巨砲選手が原稿を書けば世の中、何とかなるって思ってるように虹村もいざとなったらネイリストとしてやっていけると心のどこかでより所にしているように感じるのだ。

 

 

「一応、友達と4人でビューティーサロンみたいなのを開こうって話をしていて。今、居抜きで借りられそうな物件があるんですよ」

 

 

 

 

 に職があるとやっぱり強い。多分、虹村は今後もフワッとこの業界を歩んでいくんだろう。サロン・ド・虹村の話がうまくいくことを祈るばかりだ。

 

ホントに思ってます?」

 

 

 

 

  思ってるよ。ここに脇差があれば切腹してるところだよ。ああ、見せたい。オデの赤心を

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