おい欧米人、フザケンナ

　外国人が首をかしげる日本人女性の特徴のひとつにブランド物のバッグがあります。どうやら欧米諸国では年齢を重ねた大人の女性が持つものというか、大人の女性が持ってはじめて光り輝くものだと考える方が多いようで、日本の若い女性、特に女子高生や女子大生、アバズレギャルなどがブランド物のバッグをこれ見よがしに持って歩いている姿は滑稽に映るそうです。

※女子高生が持っていてもまったく違和感ありませんが、鈴虫君が持っていたらとてつもない違和感を覚えます。

　なるほど、そうですか。では、若い頃のパリス・ヒルトンはどうなのか。ニコール・リッチーはどうなのかと言いたくなりますが、それを言うと恐らく彼女たちはセレブだから当たり前、普通の若い女性はブランド物のバッグなど持たないと反論されそうなので、価値観の異なるバカな人たちがなにか言っている。それくらいに考えておいたほうが良さそうですが、誕生日を間近に控えた娘にヴィトンのバッグをねだられている世のお父様方はこの欧米人の主張、メモしておいて損はないように思います。だってハーデスで二十万負けて買えなくなったとは言えないでしょうから。

※たまには加工二割増しの写真を載せておきます。変顔載せると怒られるので。

　もうひとつは前髪です。何故、日本人女性は前髪があるのかという風なことを半笑いで聞かれることが間々あります。確かに、そう言われてみれば、そんな気がしないでもないというか、さっきツイッターを見たらガイドワークスの女性はほぼ全員前髪がありましたが、これは恐らく若々しく見られたいとか、デコのテカリないしシワを隠したいとか、ハゲがバレたくないとか、そんな理由があるのではないかと推察します。ちなみに、欧米人で前髪のある女性を見かけることはクリス・レア以上にレア。前髪があるのは幼い子供だけで大人の女性には基本前髪がありません。どうやら欧米には大人の女性がカッコいい、キュートよりセクシーに見られたいみたいな価値観があり、子どもっぽく見える前髪は必要ないと考える人が多いようです。

※キッチリ横分けと言えば中井貴一ですが、キッチリ前髪と言えばこの方とイジリーです。

　正直、日本人女性にしてみれば大きなお世話であり、他国の文化の違い、価値観の違いに口出しするなオンドリャーであり、アタイたちは馬刺しだってクジラだって食い続けるぞコンチクショーといった感じだと思います。この点に関しては私も概ね同意。フザケンナ、アメ公、チョコレートよこせやと言いたいです。しかし、かわいいよりもキレイ、あどけなさよりも大人っぽさ、ティーパックよりティーバックを好む私に言わせれば、この終わりの見えぬ前髪ブーム、否定も肯定もしませんけど、早く終わってくんねえかなとは思っています。あ、ユニーク顔の女性はそのままで大丈夫ですので念のため。

※前髪の草分け的存在、水瀬女史。もう十年以上前に前髪ブームの到来を察知していたわけですが、すみません、彼女がいないところではウォーズマンと呼んでいましたコーホー。