中武とメシ
記事一覧へ公開日: 2023/06/30
東京に戻ってきて一週間、今回のセブ滞在は二ヶ月と少し長かったからでしょうか。水道水でうがいできたり、食器洗いの最後をミネラルウォーターで締めなくて良かったり、スタバの容器にキースキと書かれなかったり、さらに言うなら連日連夜のハードボイルド最低設定打たされ案件もどこか懐かしかったりと、日本では極々当たり前とされる日常にこれ以上ない感動を覚えている次第です。
※先輩はいつも美味そうにメシを食います。可もなく不可もなくでも美味そうに食います。
とりわけ、私が感動しているのはメシの美味さです。牛丼であれ、ラーメンであれ、足立区女子であれ、外食に関しては基本マズいものがありません。帰国したその足で向かった神保町のボンディ、あそこで食べたビーフカレーはこれまで食べたボンディのビーフカレーの中でも一番の美味さ。同行した少年に言わせると食べている途中、私は「もう終わっちゃう」を連発。二分で大盛を平らげた様を見て、刑務所から出てきて一発目のメシだとしても二分で完食はあり得ないと申しておりました。
※マ・ドンソク、ムショから出てきて最初のメシではありません。
もともと、食べるスピードは速いほうだと思います。動画収録の昼休憩で食事するときは誰よりも早く食べ終え、喫煙所でタバコを吸っていますし、私が食べ終わったのに愛人の皿にはまだ前菜が残っていることも多々あります。こうしたケースではちょっと気まずさを感じるというか、その後の展開に支障を来す可能性があるのでなるべく愛人候補のペースに合わせるようにしているのですが、それでもやはり同じタイミングでフィニッシュコーワすることは、ベッドにおける熱い戦い同様、ないに等しいと言えます。いつも早くてすみません。
※東條さとみの次にどんぶりが似合います。
その逆、食べるスピードがとにかく遅いのが、みんな大好き中武先輩。収録の合間に休憩札をもらって出演者、スタッフ全員でファミレスに行って中武先輩の注文した料理がなかなか出てこないとその場にいる全員が全員、「出玉を回収されてしまうのではないか」と焦りだします。猫舌でよく噛むから遅いと本人、説明していましたが、一度でも先輩と食事をともにしたことのある方ならお分かりでしょう。にしたってあり得ない遅さです。
※完全に労働者の佇まい。この日も先輩は食べるのが遅く、店主に舌打ちされるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしていました。
先日、収録終わりに中武先輩と赤坂テンパイ、私の三人で浅草の町中華に行った際、先輩は猫舌のくせにアッツアツの麻婆豆腐ラーメンを注文しました。こうなると先輩の居残りは不可避、最悪、外でタバコ1カートン吸い尽くす可能性もあるなと思っていたら、案の定、先輩が食べ終わったのは私の二十分後。もう感覚が麻痺しているのか、一周回ってそう思うようになったのか。あり得ない遅さに感心頻りといった感じですが、先輩のどんぶりをチラリ見遣ったらまさかまさかの麻婆豆腐全残し。あり得ないと言う意味ではこちらのほうが遥かに上でした。
※こちらが問題の麻婆ラーメン。感覚的にはカツカレー頼んでカツ全部残すみたいな。
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