アタイの身体に触れるなバカ

　一週間で二十万溶かした話はもう少し熟成したほうが美味しくなりそうですし、精神安定期に入った元祖炎上クイーンはそもそも炎上の火種がありませんし、中武先輩の飛ばし携帯は空というゲームを飛行機の中で楽しむための携帯、即ち、ちょっと違った意味での飛ばし携帯だったと判明致しましたので、今週は特にこれといったネタがありません。もうこうなったらアジの開きよりも潔く開き直り、この行で終わりにするという手もあるにはあるのですが、原稿料を頂いている手前、さすがにそういうわけにもいかないだろうということで今週は個人的にはまったく興味がないと前置きした上で、今話題の「いやん、私に触れないで」問題。触れないでと言われていますが、あえて触れてみようと思います。

※誤認逮捕でした。

　これはあくまでも私の話として聞いてほしいのですが、肩をトントンとされることに対して嫌だとは思いません。いや、むしろ店内はうるさいので、手っ取り早く気付かせるには肩を叩いてもらったほうがありがたいまであります。無論、いきなり抱きつくとか、キンタマを鷲掴みするとか、振り向きざまにラリアットといった行為につきましてはご法度というか、厳密に言うと人を選びますのでナツ美女史と同等、或いはそれ以上に美しい方であればウェルカム。かなりの潔癖症で既婚者ですが、ラップないしアクリル板越しのキッスくらいはやぶさかでありません。

※今こうしてコラムを書いている間も…俺、ヤバいっすかね？

　ただ、これが女性となるとさすがにそうもいかないのでしょう。アライグマより入念に手を洗ったからいいだろとか、ハイオクガソリンで手を消毒したからいいだろとか、すべての指にコンドームを装着したから問題ないだろとか、そういうことではないように思います。多くの、いや、一部の…すみません、このあたりは総理府の調査結果を見てみないことには分からないのですが、とにかく「恐い」と言っている女性が少なからずいる事実に鑑みて、やはりどう考えたって触れてはいけないのです。身体だけでなく離婚歴にも彼氏および子どもの有無についても多分触れてはいけないのです。

※こんな顔で打っていたら声を掛けようとも思わないので、実験的にやってみるというのも手かと。

　ただ、そうは言ってもいきなり背後から野次の声量で声を掛ければ恐いと思われてしまうし、ブラックアウトの画面越しに存在を伝えるとなるとその状態で年を越す可能性もあるので、相手を恐がらせずに自らの存在を知らせるにはどうしたらいいか。もう空港の出迎えでよく見るネームプレートしかないように思うのですが、恐らくSNSや直接対話で「私に触れてくれるな」と言っても触れてくる方は一定数います。根絶できないと思います。どうしても我慢できない、精神的に病んでしまうということであれば、ファンの方に手を洗ってもらうのではなく、騎士団から足を洗ってもらう。もしくは極論ですが自らがこの仕事から足を洗う他ないように思います。

※今はもう足を洗い、真面目にやっています。