老い老い通信

　どちらかと言えばシモンズよりもパラマウント。朝、起きたときにどこも痛くないことはなく、基本的には毎朝首が痛くて目覚めます。年に一度ないし二度、今日はどこも痛くないぞというラッキーデイがあり、そういう日は嬉しくて張り切って起きるのですが、立ち上る際に十中八九、膝に激痛が走って死にそうになるのでやはり重視すべき寝心地よりも身の安全。ボタンひとつで起き上がれる介護用ベッドはカリフォルニア州、マルハン全店に次いで欲しいものですので私もどこかの古事記アバズレ演者のように欲しいものリストでも作成しようかと思案しているところでございます。

※世の中のオジサンを荒川の河川敷に集めてギュッと凝縮したのが中武先輩。この業界で最もオジサンなオジサンだと思います。

　おしっこもそうです。トイレでおしっこをした後、チンポをよく振りパンツに収め、手を洗わんと洗面台に向かうとかなりの確率で残っていたおしっこがジュワッと出てパンツを濡らします、いや、相当な量のおしっこが出るのでズボンの股間部分が世界地図みたいになることがあります。黒いデニムをはいていることが多かったり、オーバーサイズのTシャツを着ていたりするのはつまりそういうことです。中武先輩もおっしゃっていましたが、もはや我々オジサンのチンポは排尿と排石以外に使い道がないので、すぐヤラせるアバズレ演者を紹介されても困ります。我々オジサンが欲しているのはアテンドでなくアテントであり、マンコよりアンコであり、たまに大きいほうを豪快に漏らすこともあるのでアンコよりウンコの心配をしなければならないのです。って、なにを言っているのか自分でもよく分からなくなってきましたが。

※たまに古いパチスロとパチンコに囲まれてシコったりしているみたいです。

　若い人を見つけるとすぐ干支とご両親の年齢を聞くのもそうだし、初詣に行って健康でありますようにと祈るのもそうだし、飲みの席で医療保険とか介護とか新薬といった話題で盛り上がるのもそう。普通に生活している中で歳を取ったなあ、老いたなあと感じることは枚挙に暇がないのですが、先日、知り合い数人と飲んだ際に「なにかその手のエピソードありますか」と聞かれ、「あります、あります」と言ったきり、何も出てこなかったことが、もしかすると一番の老いのかなと思ってみたりして。

※足腰も相当弱っていますから急に立ち上がろうとするとだいたいこうなります。