
公開日: 2025/04/04
この時期ならではといったところでしょうか。街を歩いていると…いや、嘘はやめましょう。都会のパチ屋で開店待ちの列に並んでいると真新しいスーツに身を包んだ新社会人をよく見かけます。別段、こちらは恥ずかしいことをしているわけではないのですが、心のどこかで人生負けたとでも思っているのか、彼ら彼女らに微笑む勇気も、がんばれとひと声掛ける余裕もありません。視線が合わぬようじっとアスファルトを見つめ新社会人が行き過ぎるのをただひたすら待っています。
※少年も新社会人。これにて子育て卒業ですのでもう一円も出しません。
しかしそうは言っても、人生どう転ぶか分かりません。日本航空からバカの巣窟、ガイドワークスというザ・ノンフィクションみたいな人生もあります。とりわけ、今どきの人はこらえ性がないと聞きますので配属先が給湯室だった、用意されていたポストが課長代理じゃなかった、就職先がフジテレビだったというような理由で退職する方がいるやも知れません。かてて加えて、五月病なる言葉もありますから初任給だけもらって退社みたいなことがあっても不思議はない。というか、実際、入社してすぐ退職代行サービスに連絡する新社会人が後を絶たないという話も耳にしますので、いま街を歩いている新社会人が、来週は期待値の高い台を探してパチ屋の中を歩いている可能性もなくはありません。
※少年が会社を辞め、毎朝この列に加わるのはいつになるのでしょうか。
この春、少年は新社会人になりました。初任給三十三万に釣られて本人まるで興味のない証券会社に就職しましたが、別段、私の人生ではないので、いつ辞めても構わないと思っていますし、もしそうなればガイドワークスもしくはDMMぱちタウンの権力者を紹介する用意はあるという風なことを少年にやんわり言ったら「これから証券会社でがんばっていこうと思っているのにそんなこと言わないでよ」と悲しい顔をされまして…どうやら私、余計なことを言って自らの株を下げてしまったようです。
※悲しいかな、お父さんから学ぶことはひとつもないと言われました。
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