
公開日: 2025/04/11
明日死なないことはそれとなく分かっています。なので、明日死ぬとしたらという話がまったく意味をなさないことも分かっています。そう、分かった上でひとつ聞きたいのですが、皆様は明日死ぬとしたら最後になにを食べたいでしょうか。どっかのババアが野良犬を撫でた手で握ったおにぎりか、風俗嬢が戦後闇市の時代から継ぎ足し、継ぎ足し使っているローション水に浸かった特製つけ麺か、中にはタダだからとの理由で石原軍団の炊き出し豚汁を挙げる方もいるでしょう。
※中武先輩の最後の一食はカレーうどんと予想。食べるのが赤ちゃんくらい遅いくせにアツアツあんかけが好きなのです。
中武先輩ほどではないにせよ、恐らくそう長くは生きないであろう私はなにを食べたいのか、考えてみました。白いトリュフ、イカ二貫ならぬ小肌百貫、まだ食べたことがないカンテサンスのフルコース、様々な食べものが頭を過りましたが、結局最後は美味いものでなく、好きなものが食べたくなるとの結論に至りまして、出てきた答えがキャベツ太郎。あれを致死量食べてというか、喉に詰まらせて死ねるなら本望だと思った次第ですが、これは恐らくつい先日、チャーミー中元の店でいつも出てくるはずのキャベツ太郎が、私に許可なく勝手に玉ねぎ太郎に変更されていた点も多分に影響しています。
※少年の就職祝いで食べたサーロインミルフィーユサンドのトリュフソースは美味しかった。ういちのおごりだったのでなおさら美味しかったです。
少年に言わせると私がキャベツ太郎を食べている姿、とりわけ袋の空け口を下にして天を仰ぐ感じでラスト一個を食べている姿、そして指についた青のりを舐めている姿がとても様になっているのだそうです。ただ、今際の際に食べるものがキャベツ太郎はまずもってあり得ない。お笑い第七世代をお祓い第七世代と聞き違えるくらいあり得ないというのです。
※確かにこの写真を見ると東日本イチ、キャベツ太郎が似合う男と言っていいように思います。
であるなら、最後の一食に相応しいものはなんなのか。少年に聞いてみたところ、かまぼこ以外にあり得ない。正月に食べる、枠の部分がピンク色のかまぼこ以外にあり得ないというのです。貧しい家庭だと思われるので親としてはあまり外で言って欲しくないのですが、私のキャベツ太郎同様、割とよく食べている姿を見ているからでしょう。しっくりくるというか、様になっているというか、そんな感じはします。いや、ここはかまぼこだけに板についているとしたほうがしっくりきますかね。
※明日食べるならウルフギャングのステーキだそうです。
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