
公開日: 2025/06/06
書き仕事があるわけでなし、どこかに出掛ける用事があるわけでなし、ただただソファに横になって天井のシミを数えていればいい貴重な休日。前の晩に横アリで観た竹内まりやのライブの余韻に浸りながら「プラスティック・ラブ」を聴き、午後の紅茶を飲むというとても贅沢な午後を過ごしていたのですが、観葉植物に五年くらい水をやっていないことを思い出し、ゆっくりと立ち上がったところ、ソファの足に左足をぶつけて悶絶、しばらく経っても痛みが引かなかったため病院に行くことにしたわけですが、ここはどう考えても「プラスティック・ラブ」でなく、「真夜中のナイチンゲール」が正解でした。
※山下達郎が二番を歌うプラスティック・ラブは最高でした。
しかしそうは言っても時間が時間だけに開いている病院は少ない。とりあえず、歩くことが困難だったので自転車で最寄りの総合病院に行ったところ、整形外科医が不在との理由で断られたので近所の病院を調べたら時間外診療を受け付けている個人病院を発見したので、電話をしてみたら対応に当たった真夜中でないナイチンゲールがまた不愛想なこと不愛想なこと。「医師は二十時過ぎに戻るのでその時間なら診療可能」と言われたのですが、かなりめんどくさそうな感じだったので「このクソババア、ぶち殺すぞ」とは言わず、何度も何度も「申し訳ありません」と言いました。
※残念ながら真夜中のナイチンゲールはやりませんでした。
診断の結果、左足人差し指骨折と判明。どうりで痛いわけだといった感じですが、先ほどのナイチンゲールと違って医師はとても丁寧。レントゲン写真を指さしながら「ここに黒い線が見えるでしょ」とか、「指は全部で五本あるでしょ」とか、まるでチンパンジーになにか教えている感じとでも申しましょうか。とにかく医学用語を使わず、チンパンジーにもわかりやすいよう懇切丁寧に教えてくれたのでとても助かりました。
「あれ、関節ないですね」
どうやら聞くところによると本来足の指には三つの関節があるようなのですが、私は小指、人差し指、中指とすべて二つしかないとのことでこれは退化、簡単に言うとチンパンジー以下だということが判明致しまして…。どうりで丁寧に説明してくれたわけだと膝を打ったのですが、これを言うか言うまいか少しだけ迷いましたので、最後の一曲は「告白」ということにしておいてください。
※拡大すると分かりますが、左三本の指は関節がふたつしかありません。
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