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塾長

年間収支

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公開日: 2014/12/25

穀潰しとか配当金泥棒とか、この仕事を始めてからずっと酷い呼ばれ方をしている俺ですが、パチスロの収支はつけています。打った日時とホールと機種、そして収支を把握するためにつけています。

 分かっています、分かっています。通常、この手の収支は上手い人がどのくらい勝ったかを把握するためにつけるものであることくらい分かっています。感覚的には高額預金者の通帳チェックと同じであることくらい分かっています。いくら負けたかを把握し、深く反省するためにつけている物好きは台東区広しといえど、俺くらいのものでしょう。悲しい気持ち、ジャストマンインラブです。

 

 今年は特に酷かった。正月に獣王で、夏に蒼天で、秋と冬に番長でそれぞれ万枚を達成しているにもかかわらず、本稿を執筆している12月24日現在の収支はドマイナス。なにがクリスマスだ、なにがハッピークリスマスだ、ジョンレノン出て来いやといった感じですが、残り一週間で年間収支をプラスに持っていけるほど俺の負けは小さくありませんからね。プラス収支をあきらめて、勝ちをあきらめて、研ナオコの心境ですよ。 

 無論、俺だって来年こそは、来年こそはと思っています。今年だって獣王で万枚出して年間収支がプラスに転じたときは、このプラスを年末まで維持するため、今後は真面目にやろう、ブドウを数えよう、脱いだ靴も揃えようと思いましたが、如何せん、獣王で万枚出して年間収支がプラスに転じたのは1月の話。残りの11ヶ月、プラス収支を維持できるほど俺のスロスキルは高くありません。 

 敗因は分かっています。台をよく吟味せずに、居心地がよさそうだからという、ただそれだけの理由でカドばかり打つ。カドが「ない」と気付いたときには既に3万ないし4万くらい溶かしている。その時点で勝負をあきらめる。負けを増やさぬようJのカドに逃げる。これでは年間収支プラスなどまずもってあり得ない、指名手配犯の毎日ブログ更新くらいあり得ない話です。

 

 ただ、敗因を冷静に分析したところで、実戦上、それが翌年の立ち回りに活かされたことはただの一度もありませんからね。収支を把握したところでイラッとくるだけだし、なにより年の瀬が近づくたび公の場で反省するフリをするのはもう疲れました。それ故、来年から収支はつけません、負けたら負けた分を銀行で下ろして、その日の負けをなかったことにしますという、皆様にとってはどうでもいい発表でした。良いお年を。 

 

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