ダンシングオールナイト
記事一覧へ公開日: 2017/01/11
五島慶介47歳、膝に爆弾を抱えてはいませんが皇潤は手放せませんし、ションベンもよく漏らしますし、キンタマは白髪だらけだし、次に買うベッドはきっとパラマウント社製でしょうから、心はガラスの十代でも身体は確実に衰えています。
そんなロートルが三重のオールナイト営業に行ったところで、途中リタイアは目に見えていますから、最初、お話を頂いたときはお断りしました。サンプラザ中野が叫ぶように無理だ、無理だと言いましたが、よくよく聞いてみたら拘束時間は36時間でなく22時間。途中、食事休憩も何度かあると聞いてフルマラソンは無理でもハーフマラソンならいけるんじゃないか。そう思って人生初の年越し実戦に突撃したわけですが、実際にやってみたらこれが辛いこと辛いこと、生き地獄でした。
今回は2店舗回り。負けるにしても負け額は最小限に抑えたいので1店舗目では設定1でも理論上浮きが出ると言われるバーサスを打ったのですが、実戦が6時間を超えたあたりからハズシミス連発、スイカもバンバン取りこぼすようになりました。普段なら地団太を踏んで悔しがるのですが、相当疲れていたのでしょう。正直、なんとも思いませんでした。左肩が痛くてそれどころではありませんでした。それでもプラス収支で実戦を終えるあたり、さすがプロと言わざるを得ません。
22時からは2店舗目で実戦。フル稼働に近い状況でしたが、ハナビに空き台を見つけたので、とりあえず打ってみたら、これがなかなか悪くない。いや、悪くないどころかもしかしたら設定2くらいあるんじゃなかろうかという挙動でして、年越しドンビッグを揃えたときにはドル1箱。正直、出玉や収支はもうどうでも良かったのですが、休憩所にあったマッサージチェア、そして両隣の若者に何度も起こされ、励まされ完走することができました。無論、プロなのでここでも収支はプラスです。
初めてのオールナイト実戦は収支的にはダンシングオールナイト。体力的には眠い目をこすりながらオールナイトフジを最後まで観たときのような、とてつもない疲労感に襲われたわけですが、タイムアップとなった際の爽快感は格別。このやりきった感はきっと参加した人にしか分からないでしょう。
設定にさして期待はできず、体力的また精神的にもかなりキツイ三重のオールナイト実戦。打ち手はきっと勝ち負け云々よりも、ただただ完走したいという一心で毎年参加しているのではないでしょうか。要はマラソンみたいな感覚。って、ハーフマラソン程度の実戦しかしていない俺が言ったところで説得力はないに等しいのですが。はい、おしまい。
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