遠くの恋人、近くの愛人。

　ディスクアップやバーサス、ハナビといったところは多少嗜みますが、基本、俺は甘いものがあまり得意ではありません。まったくダメなわけではありませんが、どちらかと言うと辛いもの好き。北斗SE以外の辛いものなら大概はイケる口です。

　であるにもかかわらず、興味本位で飲んでみたスタバのピーチピンクフルーツフラペチーノがまた美味いこと、美味いこと。元々ピーチもビーチもビッチも大好きなのでハマるのは、ある意味、必然といった感じではありますが、もう朝起きたときから身体が欲しているというのは山本晋也監督風に言うならほとんどビョーキ。まさか甘いものを苦手としている俺が毎日飲むことになるとは努々思いませんでした。

　恐らくほとんどの方はご存じないかも知れませんが、スタバはハワイにもあります…って、バカ野郎、アメリカ資本なのであって当然です。そのハワイに先週行ってきたのですが、どうやらピーチは日本でのみ取り扱われている期間限定商品。仕方なく現地ではその代わりとしてストロベリーをずっと飲んでいたのですが、遠くの恋人より近くに住んでいる都合のいい女とはよく言ったもので、ストロベリーもなかなかどうして悪くないと思うようになりました。

　ハワイは自然が豊かだし、気候はいいし、スロで負けることもないし、なにより持病のメニエールも鳴りを潜めているし、もういっそのことハワイで暮らすのもいいなと。このままハワイで年金生活を送るのも悪くないかなと、やや本気でそう思ったので滞在を延長しようかとも思ったのですが、実際に帰国してピーチを飲んだらやはりこれに勝るものはないなと。都合のいい女はやはり都合のいい女。決して恋人に格上げされることはないのです。って、自分でもなに言ってんだかよく分からないけど、とりあえず、はい、おしまい。