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青春の綱取物語

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公開日: 2018/07/25

 生涯で最も打ち込んだパチンコは平和の綱取物語です。綱取には大当り確率の異なる通常、天国、地獄、三種類のモードがあり、地獄に滞在すると文字通り地獄みたいな確率で大当り抽選が行われるので、これを回避するため打ち手は通常モードが約束される液晶画面「十両、金星、小結」の台を狙いました。電源のオン・オフで十金小=通常モードとなるので勝負は朝イチからがメインでしたが、1時間毎に電源オフサービスを行うホールもあったので仕事のある平日はそういう店で勝負することが多かったように思います。

 

 知らない方のために簡単に説明すると綱取物語は数珠連タイプと呼ばれる連チャン機。大当り後、30回転以内くらいの大当りがダラダラ続く感じといえば分かりやすいでしょうか。個人的には七と大関のリーチを外したら天国滞在の期待薄、三のリーチもそこそこアツかったと記憶しておりますが、無論、軍配が回ってスーパーリーチに発展すればそれだけで大当りに期待が持てます。ちなみにパチンコ必勝ガイドを買ったのはこのときがはじめて。アタッカーの中央の穴に時間内に連続で球が入賞すれば天国モードへの移行抽選が行われることを知りました。

 

 当時は毎日打っていました。会社に行ってタイムカードを押したらすぐに営業に出掛けるフリをしてホールに並んでいました。上司の藤川課長と一緒に毎日千円7回転くらいの綱取を夕方までビッチリ打っていました。たまに勝てばハッピーキャバクラ、負ければヤケクソキャバクラと、いま思うと完全に依存症。綱取の依存症なのか、それともキャバクラの依存症なのか、そのあたりは分かりませんが、リカバリーサポートネットワークがあったら確実に相談しなければならないダメな人でした。

 

 

 青春の思い出がたくさん詰まった綱取物語、その後継機が先ごろホールデビューを飾ったとなれば打たぬわけには行きません。これまでチョイ打ちを含めると6回くらいでしょうか。あのチープだけどシンプルなリーチアクションを見ていると、バブルが弾けた後で大変だったなとか、五反野のボロアパートに住んでいたなとか、珍来のタンメンばかり食っていたなとか、色んなことが思い出されるわけですが、一昨日、大当りなしで残金が小銭だけになったとき、自分はまだ依存症の可能性があると思ったと同時に、当時、教習所に行くからと毒嫁に30万借りてすべて綱取に突っ込んだこと、そしてその30万をまだ返していないことを思い出しました。毒嫁がこのコラムを読んでいないことをただただ祈るばかりです。はい、おしまい。

 

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