多目的にバーベキューと麻雀とセックスは含まれない

　何年か前に人のセックスを笑うなという映画が上映されましたが、まったくもってその通りだと思います。個人的な意見を言わせてもらえば「笑うな」ではなく「見るな、聞くな、語るな」が正解だと思っているので、巷をザワつかせている今回の一件に関しても、外野がとやかく言う話ではありません。何故なら当事者および関係者以外は一切の迷惑を被っていないから。しょうもない倫理観をかざしてひとつも面白くないド正論を言うコメンテイターを見ていると虫唾が走ると言ってしまうとディスることになるので、そうは言いません。関係ないんだからどうでも良くね？ と言いたくなります。

　唯一、糾弾されて仕方ない点があるとすれば、それは多目的の意味を履き違えてしまったこと。多目的にバーベキューと麻雀とセックスは含まれない上、そもそも多目的トイレは基本的に身体が不自由な方や幼い子どもを連れた方が利用するためのものです。また所有者が想定していない目的でトイレに入った場合は建造物侵入罪に問われる可能性があるとバイキングで国際弁護士の清原博が言っておりましたので、やはりこの点に関してはマズかったのではないかと本当はどうでもいいけど、とりあえずそう言っておきます（ジャジャジャッジャジャ、そうさI make U funky♪）

「正直、気持ち悪っ！ とは思うけど、確かに関係ない人間がとやかく言う話ではない」

　我が家のご意見番もそうおっしゃっていることですし、金輪際、うちでこの話をするのはやめましょう、トイレで起きたことだけに水に流しましょうと、キレイに落としたつもりでいましたが、私の勝ち誇ったような顔が気に入らなかったのか、それとも30年前のことをいまだに根に持っているのか。最後の最後に強烈なカウンターパンチを食らう羽目になりました。

「ただ、それを前科者が言うのはどうかと思う。非常階段だって建造物侵入に問われる可能性あるわけだから」