大事なことなので
記事一覧へ公開日: 2024/03/24
数日前、とある有名なお方が違法なギャンブルに参加していたことなどにより解雇されたという衝撃的なニュースが飛び込んできました。
手を付けてはいけないお金に手を付けていた可能性もあるらしく、解雇だけでは済まされない事態に発展しそうな予感です。
なぜ、どうして。
立場のある人間が、そんなバカなことを。
バレたら自分だけの問題では済まず、周囲に大きな迷惑をかけるってことぐらい、わかっていただろうに。なぜなんだ。
…といった具合に、彼の行動を理解することができないという声が聞かれます。当然でしょう。
しかし一方で、バレたら周囲に大きな迷惑をかける立場に身を置いているからこそ、「あえて攻める快感」みたいなものがあるのも、また事実。目をそらしてはいけません。
たとえば、借金して打つパチンコ・パチスロを考えてください。
もうタネ銭がないというときに、金貸し専門の業者から、あるいは知人からお金を借りて打つパチンコ・パチスロです。
アッツいんですよ
これ。
負けたらシャレになりません。
お金に余裕があって、ちょっとぐらいなら負けても大丈夫な状況で打つのと、お金に余裕がなくて負けることが許されない状況で打つのと。
どっちがよりアツいかは説明の必要がないでしょう。
そのためか、お金を借りて打つアツさ・快感を一度覚えてしまうと、繰り返し繰り返し、お金を借りて打ってしまいがちです。
競馬や競艇の最終レースで、帰りの電車賃まで賭けてしまうのも類似の行為でしょうか。ハズレたら地獄、のアツさは強烈です。
おそらく、それなりの立場のある人が罪を犯すっていうものにも共通するんじゃないかと思うんです。
芸能人が違法なクスリに手を出しがちだったり、国会議員が不倫に走りがちだったり、学校の先生が盗撮とか淫行でタイホされがちだったり(ほかの職業よりもニュース報道されがちなだけであって犯罪率が高いわけではない可能性もあるけれど)。
バレたらヤバイ。ヤバすぎる。
アツさがハンパないからこそ、ついつい手を染めてしまう。ズルズルと、ヤメるにヤメれなくなってしまう。あえて攻めてしまう。
そういう部分があるんじゃないのかなーって。
だから違法行為をしてしまうのも仕方ないとか、だから周囲に迷惑をかけても許されるとか、そういうことが言いたいんじゃないっすよ。
↑これは5年前(2019年4月)に一度、当ブログに書いたことがある内容の、ほぼコピペです(一部加筆修正)。
今回の一件を「ギャンブル依存症」という言葉で片付けようとしている報道関係者やコメンテーターがいらっしゃいますけれども。
それも間違いじゃないんでしょうけれども。
お金に余裕があって、それなりの立場がある人物だった場合には、その言葉だけじゃ説明がつかないような気がするんですよね。
具体的な情報に乏しい段階であれこれ言うのは良くないかもしれませんが、ボク個人の見立てとしては、解雇されたお方も誰か(指南役)に騙されていた(甘い言葉でそそのかされていた)可能性があるのではないかと。
第一報を聞いたとき、「多額の借金を作ってしまった」っていう部分にひっかかったんですよね。
通常のギャンブルであれば、ベットした金額以上に負けることはありません。
「スッカラカンになっちまった」「タネ銭が底をついた」は、あり得ますけれども。
大きな額の借金は発生しないはずです。
「借金穴埋めのために⚪︎億円を送金した」というのが本当だとすれば、それはギャンブルの胴元(ブックメーカー)への賭け金分の送金ではなく、甘い言葉で誘ってきた人物・組織(ノミ行為の“胴元”である可能性もアリ)への送金・返済だったと考えるのが普通ではないでしょうか。
ノミ行為の“胴元”であれば、賭け金を立て替えてくれたり支払いを先延ばしにしてくれるのは通常のことです(売り掛けのシステムには実力以上のお金を使うことに対する抵抗感を薄れさせる効果があるため、客の首が回らなくなる限界MAXまで搾り取ることができる→ここ数年、一部のホストクラブが積極的に活用して社会問題化している手法)。
↑これ大事
今のところワイドショーや報道番組で、そのことは指摘されてないっすよね。それとも指摘され始めてる?
最初のうちは少額で勝たせてもらえてたので、これはイケるやつだと思わされてしまったのか。
間接的にせよ、⚪︎⚪︎マネーが狙われたということです。
「ギャンブル依存症」などという簡単な言葉では片付けられない、なんらかの闇があるような気がするんです。
違うのかなあ。
単純な話(ギャンブルにのめり込んで、手を付けてはいけないお金に手を付けちゃっただけ)に落ち着くのかなあ。
(´・ω・`)
日曜の朝っぱらから、なんかスミマセン
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