うどん
記事一覧へ公開日: 2014/08/31
↑旅先の健康ランドで目撃した「わたがし製造マシーン」。カッコ良すぎます。
※今回の内容とは一切関係ありません。
さて、パチスロ用語・旅打ち用語の基礎知識シリーズ。あいうえお順の第3回目は…「う」から始まる言葉です。
う、と言ったら、もちろんウラ…
いや、やめておきましょう。こっちで行きましょう。
うどん【饂飩】
日本各地の主な「ご当地うどん」は
・稲庭うどん(秋田県)
・水沢うどん(群馬県)
・氷見うどん(富山県)
・名古屋きしめん(愛知県)
・伊勢うどん(三重県)
・讃岐うどん(香川県)
・五島うどん(長崎県)
…といったところでしょうか。
(これらのほかにも、吉田のうどん(山梨県)や博多うどん(福岡県)など、細かく見ていけばたくさんありますけどね)。
ちょっと面白いのは、我がうどんこそ日本三大うどんの一つだと主張しているご当地うどんが、いくつかあるということなんですね。
たとえば群馬県の水沢うどんは、すぐ近くにある伊香保温泉の魅力を紹介する観光パンフレット等に「昼食には日本三大うどんの一つ、水沢うどんをどうぞ」と書かれがちですし、長崎県の五島うどんも、その製麺業者組合のホームページを見に行くと、いきなり冒頭に「日本三大うどんの一つ五島うどんは五島の風土に育まれ…」と書いてあったりするのです。
ちなみに、日本三大うどんのトップ2は、香川県の讃岐うどんと秋田県の稲庭うどんで揺るぎません。
問題は、第3位に、どこのうどんを据えるかなのです。これは主張する人、主張する団体によって、コロコロ入れ替わります。
こうして考えてみると、巷にやたらと存在する日本三大ホニャララってやつは、第3位グループのために存在しているのだなあ、ということに気づきます。
だって、絶対的王者の讃岐うどんが、わざわざ「我が讃岐うどんは日本三大うどんのひとつであり…」なんて声高にアピールしないでしょ?
うどんのほかに、日本三大七夕(たなばた)まつりなんてのも1位の仙台七夕まつり(宮城県)と2位の湘南ひらつか七夕まつり(神奈川県)は揺るぎませんが、第3位の座をめぐって一宮七夕まつり(愛知県)と安城七夕まつり(愛知県)が地味に争っています。
一宮七夕まつりと安城七夕まつりの公式HPを見てみると、どちらにも「日本三大七夕の一つに数えられ…」と書いてあったりなんかして。
あと、日本三大稲荷というやつも第1位の伏見稲荷大社(京都府)と第2位の豊川稲荷(愛知県)は揺るがないものの、第3位以下が流動的になっています。
祐徳稲荷神社(佐賀県)の公式HPには「日本三大稲荷の一つに数えられ…」と書いてありますし、最上稲荷(岡山県)の公式HPには「伏見・豊川と並ぶ日本三大稲荷として1200余年の歴史を紡いできた…」と書いてありますし、笠間稲荷(茨城県)の公式HPにいたってはトップ画面にいきなり「日本三大稲荷」の印が押してあったりする、といった具合。
話をうどんに戻しますが、ボクが「これはウマい!」と思っているのは讃岐うどんと稲庭うどんの二つだけです。ごめんなさい。
ほかのうどんも普通に美味しいとは思いますよ。でも、美味しい!と叫んじゃうほどではありませんね。
↑これは道の駅の売店などで売られている稲庭うどん。手打ちの生麺ではなく、まっすぐで細い乾麺です。乾麺だからこその美味しさ、ここちよい食感があるのです。
うどんに限らず「手打ち=最高の製法」みたいな固定観念は持たないほうがいいですよ。
ただし、讃岐うどんと比べると、稲庭うどんは少々お高いです(秋田県の稲庭うどん専門店では1000円以上のメニューが当たり前)。
そんなわけで、全国各地に存在する日本三大ホニャララを制覇しながらの旅打ち、食べ比べをしながらの旅打ちってのも、ちょっと楽しいかもしれません。
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