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パチンコ・パチスロブログ

名波誠

パリミュチュエル

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公開日: 2015/10/29

↑2015年、三重県の「津競艇場」で撮影

 

 

パチスロ用語・旅打ち用語の基礎知識。あいうえお順の19番目は「て」から始まる言葉です。

 

てらせん【寺銭】

賭け事に参加する者が主催者に対して支払う一定の参加料や手数料のこと。公営ギャンブルにおける控除率(日本では20~30%)、宝くじにおける控除率(日本では53.5%)なども、広い意味での「寺銭」として捉えることができなくもない。

 

 

てらせん1-1
↑2003年、旅打ちで訪問した山形県の「上山競馬場」で撮影

 

 

ここで覚えておきたいのがパリミュチュエル方式という言葉。

早口言葉に使えるね

 

1800年代の後半にフランスの人が考案した方式で、いったんプールされた賭け金から主催者が一定割合の取り分を確保したのち、残りの金額を当選者に配分するやり方です。

主催者側の収入が絶対にマイナスにならないというのが特徴ですね。

 

 

《日本で開催されているパリミュチュエル方式のもの一覧》

※数字は主催者側の取り分(名波調べ)

 

中央競馬…20~30
地方競馬…20~30
競輪…25%
競艇…25%
オートレース…30
宝くじ…53.5%
スポーツ振興くじ(TOTO)…50%

 

以前は「控除率25%」が一般的だった公営ギャンブルですが、最近になってさりげなく法改正が行われ、競馬とオートレースは上記の数字になりました。地方競馬は競馬場ごとに控除率が細かく異なっています。

競輪も法律上は控除率を30%にすることが可能になっていますが、客離れを恐れてか、現在のところ控除率を30%に変更した競輪場は存在しないようです。

加えて、公営ギャンブルの払戻金は一定の金額を超えると所得税・住民税が課せられる場合があるので、それも「寺銭」に算入するとなると還元率は更に低下します。ちなみに宝くじの当選金には税金がかかりません。

 

なんとなくモヤっとしますね。

 

 

 

 

賭ける時点(たとえば競馬のレースが始まる前の段階)では配当が確定していないパリミュチュエル方式に対し、賭ける時点で配当が確定しているのがブックメーカー方式です。

イギリスの「ブックメーカー」が有名ですね。

 

最近ではラグビーW杯2015での優勝国予想などが賭けの対象になっていたようです。この場合、

ニュージーランドが優勝…2.0倍
南アフリカが優勝…7.0倍
日本が優勝…100倍

みたいな感じで、強豪国のオッズは低めに、そうじゃない国のオッズは高めに設定されるのが普通です。当たりまえ体操です。

 

これらの数字は参加者の人数や賭け総額に関係なく、胴元のオッズ担当者の裁量で自由に決めているというのが最大の特徴かと思います。

 

 

このオッズなら賭ける価値がある。そう判断したときにだけブックメーカーに参加することも可能です。

 

こんなオッズじゃ賭ける価値が無い。そう判断したときには無視することも可能です。

 

店長さんが設定を自由に決めている、アレに似てますね
(´・ω・`)

 

 

 

 

というわけでパリミュチュエル方式のギャンブルが好きか、ブックメーカー方式のギャンブルが好きか、どっちも好きか、どっちも嫌いか。

いろ~んな人がいると思います。どっちがいいとか悪いとか、そういう話ではないんだろうと思います。

 

まあ、どっちも嫌いという人がココを読んでるとは思えないですけれども。
(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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