ついに東京の編集部へ
記事一覧へ公開日: 2019/03/03
「パチスロひとり旅Classic」のつづきです。
前回は、東京都江戸川区の健康ランドに宿泊したところまで書きました。
福島県いわき市を出発してから5日。
目指すパチスロ漫画誌の編集部は、もう目の前です。
すでに、強めのオファーをもらってますからね。
新しく創刊されるらしい雑誌に専属ライターとして参加できるのは、ほぼ確実です。
しかし
今後の進行についての具体的な段取りは、ほとんど何も決まっていません。
2000年(平成12年)2月10日(木曜)
首都高速を走って高田馬場を目指す。
狭い道路なのに、みんなスピード出しすぎでコワイ。
過去20数年間、北海道から九州・沖縄まで色~んな道路を走り回ってきたボクですが、東京の首都高のデンジャラスっぷりは異常です。
急カーブの連続とか、わかりにくい合流・分岐とか。道路の設計が古すぎるんですよ。
それなのに、みんなスピード出しまくり。
名波アマ調べの「危険な道路ワースト3」
・首都高(東京都)
・名阪国道(三重県~奈良県)
・冬の道央自動車道(北海道)
名波アマ調べの「比較的安全・快適な道路」
・新東名高速道路(静岡県)
・新名神高速道路(三重県~滋賀県)
道路の設計が新しいから当たりまえ体操ですけど。
道路のド真ん中にダンボール箱とか落ちてるし。
テレビゲームかよ。
午前10:00頃
白夜書房近くのシチズン有料パーキングにクルマを置く。
まだ時間があるので新宿のパチンコ店を偵察。
うっかり忘れてしまっている人がいるかもしれませんが、これから訪問するのは「ガイドワークス」ではなく、「白夜書房」の本社ビルですよ。
白夜書房から分社するかたちでガイドワークスが設立されたのは2012年(平成24年)のことです。
なぜ分社しなければならなかったのか、その経緯については省略します。
(´・ω・`)
あと、編集部員が出社してくるのは昼12:00以降だと聞いているので、午前10:00の到着は早すぎます。
時間をつぶすため、電車に乗って新宿のパチンコ店を見に行くことにしたんです。
普段、クルマで放浪してますからね。駐車場がない大都会のパチンコ店は、ほとんど縁がないのです。
この機会に「グリンピース」とか、有名なお店をちょっと見ておこうかな~って。
13:30すぎ
白夜書房を訪問。
なにかのオーディションを受けるかのような緊張感に包まれながら白夜書房本社ビルの階段を上り、「第一編集部」と書かれたフロアへ。
…中に入ると、みんなリラックスした様子でパソコンをイジったり談笑していたり。
週刊プレイボーイを読んでいたり。
寝ていたり。
緊張感のかけらもない雰囲気でした(にがわらい)。
応接スペースのイスに座ってヒラ編集部員のTさん(現在はパニック7編集長)と向かい合い、それまでの放浪生活のことや借金のことなど、いろいろな話をしました。
大花火のデータを20日までに提出。
増刊で使うかもしれない日記を来月1日までに提出。
「増刊」=3月に創刊される予定の「別冊パチスロパニック7」のことです。
当時、編集部では別パニのことを「増刊」と呼んでいたので、そのまま日記ノートに書いています。
なごやかな雰囲気の中で打ち合わせが終了し、今後の進行の日程、段取りが定まったあとに小さな事件が発生。
たわいもない感じで楽しくパチスロの話をしていたときにボクが
「それで、クランキーコンドルのKKKをやってて、青7が上段に…」と大きめの声で言い放ってしまったのです。
シーン。
編集部のフロア一帯が静まり返りました。
「KKK」=白夜書房とライバル関係にある攻略誌でのみ使用されている、小役目押しの最適手順を表す言葉です。
パチスロ必勝ガイドとパニック7においては「DDT」と言わなければなりません。
いわき市在住の漫画家・すずき寿ひさ先生からも指摘されていたのに、すっかり忘れておりまして。
一瞬アセりましたが、編集者から「DDTと言わなきゃダメだよ」的なツッコミは入らず、何事もなかったかのように会話が進められました。
(´・ω・`)
15:00
打ち合わせ終了。
別れ際、編集者から「これまでどおりの立ち回りでいいんですよ、特にリキまなくて結構ですから」と言われ、その場では「はい、わかりました」みたいな返事をしたんですけどね。
いざクルマに戻ってハンドルを握ったら、めちゃくちゃリキんでしまいまして。
とりあえず高速道路に飛び乗ったあと、どこのインターで下りるべきか決断することができないまま徹夜で走り続けて西に向かった結果。ついに到着したのは…
四国の愛媛県でした。
放浪生活に突入してから31ヶ月目。初の四国エリア上陸です。
(´・ω・`)
どうやら続くようです
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