あれから8年
記事一覧へ公開日: 2019/03/10
「パチスロひとり旅Classic」はお休みします。
被災地にお住まいの方から「記憶が風化しないよう、節目のタイミングで思い出すことは大切だ」という声をもらいました。
そこで今回は、明日(2019年3月11日)で発生から8年を迎える東日本大震災について、当時の写真を交えながら振り返ります。
一部は、これまで未公開だったものです。
さて。
大きな自然災害が起こるたび、ネット上には「不謹慎」「不適切」「空気読め」といった言葉が飛び交います。
東日本大震災(2011年)のときもそうでした。
とくにパチンコ・パチスロ業界に対しては、存在そのものを否定するような声すら上がりました。
今は落ち着いてますけど。
その後、熊本地震(2016年)のときに「不謹慎狩り」という言葉が生まれ、「他人の粗探しをする人たちの行き過ぎた言動」を戒める風潮が広まりました。
しかし。
ボクは知らなかったのですが、北海道胆振東部地震(2018年)のときにも「不謹慎狩り」をしている人がいたようです。
地震発生の直後、知人の誕生日を祝う様子をインスタグラムに投稿した芸能人が「不謹慎だ」と非難され、謝罪と投稿の削除を余儀なくされたとのこと。
熊本地震以降「不謹慎狩りは恥ずかしい行為だ」という認識が広く世の中に定着しているものだと勝手に思い込んでいたのですが、どうやら、そうでもないみたいです。
まだ「不謹慎狩り」という言葉は生まれていなかったものの、東日本大震災発生後のパチンコ・パチスロ業界に対する風当たりも、なかなか厳しいものがありまして。
その批判をかわすためか、まずは各ホール、各組合とも「平常営業ではありません」「節電しています」アピールをしなければなりませんでした。
当店では節電により暖房便座の設定を「最低」または「OFF」にしています。
ホール全体の電力消費量を考えれば微々たるものかもしれませんが、とにかく「姿勢」を示さなければなりません。
普段は9:00ー23:00だけど、閉店を1時間早めています。
東日本大震災を受け、パチンコ業界全体で協議の結果、営業時間の変更をさせて頂きます。
開店を1時間遅らせたり、閉店を1時間早めたりしています。
節電の為、閉店時間を変更させていただきます。
もとは8:00ー23:45だった宮城県石巻市のホール。閉店時間を30分早めています。
10:00ー22:45の地域(東京や関西、九州など)に比べたら、それでもメチャ長いっすけどね。
店内POPや新台入替の告知についても、復興を後押しするような言葉を添えるなどして普段とは違う姿勢を現しています。
バジリスク絆とは関係ありませんよ。念のため。
「復興の秋」は、ちょっと要らなかったかも(にがわらい)。
海岸の近くに建っていて被災したパチンコ店。
右奥の赤っぽい建物がパチンコ店です。
少し高いところから見た、同じパチンコ店。
こちらのホールでは地震発生後に停電してしまい、その日は玉やコインを交換することができなかったようです。
しっかり対応していますね。
地震や豪雨などの自然災害は日本全国いつどこで起こってもおかしくありません。
過去の出来事から学ぶことは、たくさんあるんだろうと思います。
ちなみに今回紹介した画像は2011年の4月から10月にかけて、ボクが復興ボランティアで東北地方を訪れた際に撮ったものです。
ガレキの撤去や、被災した家屋の清掃作業などをしました。
カベの汚れを見れば「このお宅では人間の身長ぐらいの高さまで津波が来たんだな」ということが分かります。
…と言いたいところですが、このお部屋は2階です。
高さ4~5mでしょうか。すごい津波です。
とううわけで、物見遊山で写真だけを撮りに行ったわけではありません。
(´・ω・`)
いちおう書いとかないと、ほら、ねえ
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