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名波誠

あきらめてヨシのハナシ

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公開日: 2020/05/07

前回は、

・借金で困っていることを正直に打ち明けたほうが何かとうまくいく

・ひとりで悩まず誰かに相談したほうがいい

そんな感じのことを書きました。

 

借金なんてカッコ悪いことじゃないよ、うつむく必要なんてないよ。

 

みたいなキレイごとは、ボクは言いません。

まあまあカッコ悪いんすよ。

恥ずいんすよ。

 

個人のキャッシングは

使いみち自由の無担保ローンですからね。

担保なしで借りてますからね。

たいていの場合は高めの利息が設定されています。

 

無担保でお金を借りた人の何割かは返済に行き詰まり、返せなくなります。

でも、貸した側としては想定の範囲内です。

そのために高めの利息を設定しているわけです。

 

プロなんです。

 

 

借りたものは返すのが当たり前。

疑いの余地がないようにも聞こえる道徳的な言葉ですが、相手がプロの場合は少し違ってきます。

友達からゲームソフトを借りパクしちゃった、テヘ。

とかいうレベルのハナシじゃないんです。

 

 

利息を払う約束をしてプロを相手にお金の貸し借りをした場合、

貸したほうが立場が上で、借りたほうは立場が下。

ってことはありません。

対等です。

 

借金問題で悩んでいる人は、まずそこらへんの認識を変えると良いでしょう。

返すのが当たり前じゃないんです。

 

いや、どんどん踏み倒せ!なんて乱暴なことが言いたいんじゃないですよ。

ど~~しても返済が難しいと思ったら正直に言えばいいんです。

どうやら返せそうにありません、と。

ちょっとカッコ悪いけど仕方ありません。

 

すでに周囲に借金のことをカミングアウトしている人であれば、すでにカッコ悪いんだから、いまさらです。カッコ悪いついでに正直に白旗を上げましょう。

まだカミングアウトしてなくて、カッコ悪い自分を他人に見せていない人は、いよいよ、そのときが来たのです。

カッコ悪い自分をさらけ出しましょう。

 

いずれにせよ、あきらめてヨシなのです。

 

もっとも避けなければならないのは、みずから命を絶つことです。

誰にも相談せず勝手に死んじゃダメです。

 

みずから命を絶たないまでも、なるべく避けなければならないのは、毎月の返済が難しくなってしまったときに親兄弟や知人、会社の同僚などからお金を借りてしまうこと。

これは前々回のブログに書きました。

 

プロは「あなたがウチに返せないのであれば、親兄弟や知人からお金を借りることはできないんですか?少しぐらいなら待ちますよ」と提案してくるかもしれません。

「第三者からの資金調達」を要求するのは貸金業法で禁止されているので、まともなプロであれば、そんなことは言ってこないと思いますけどね。

しかし、あからさまに要求しないまでも、お金を借りている人の良心(=借りたものは返さなければならないという、多くの人が信じて疑っていない道徳心)に期待して、やんわり訴えかけてこないとは言い切れません。

 

プロと対等に取引している段階で完済をあきらめれば、まだ、自分だけの問題で済ますことも可能です。多少はカッコ悪い思いをするかもしれませんが、最小限のマイナスにとどめて、やり直すことができるでしょう。

 

本当は3回で完結させようと思って書き始めたのですが、次回につづきます。

大事なことなので。

 

 

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