お知らせ クーポン ヘルプ

パチンコ・パチスロブログ

名波誠

カミングアウトしようのハナシ

記事一覧へ

公開日: 2020/05/05

前回からの続きです。

前回は借金返済をする際の優先順位について書きました。

「親類や知人からお金を借りないほうがいい、すでに借りている場合は、プロたちを後回しにして、先に親類や知人に返したほうがいい」という内容でした。

なぜそうしたほうがいいのか、具体的な理由についてはまだ書いてないので注意してください。前回の内容だけでは不完全です。

そのうえで今回は「カミングアウトしたほうが何かとうまくいきますよ」というハナシをします。

 

           

年に数回、ボク宛てに電子メールやSNS経由で「借金に困ってます」という相談が持ち込まれます。

(´・ω・`)
コンスタントに年に数回(数人)

 

 

よほどのことがない限り、相談に乗っています。

もしも「名波に相談したけど、ぜんぜん解決しなかった」「そもそも返事がなかった」という方がいたらゴメンナサイ。

(´・ω・`)
行き違いが絶対になかったとは言い切れない

 

 

で、相談を受けたとき、必ず最初にこちらから質問するのは

「親とか配偶者、知人たちは、あなたが借金で困ってることを知っているのかどうか」についてです。

 

これがですね、見事なまでに、ほぼ全員が

「内緒にしてる」

と言うんです。

「ひとりで悩んでいる」

と言うんです。

 

仮に、借金経験があること自体は公言していたとしても

「すでに完済したとウソをついてる状態になってしまっている」
「数100万もあるとまでは教えてない」
「ホントは5社だけど1社だけしかバレてない」

みたいな過少申告、過少バレのパターンがほとんどです。

とにかく、正直に伝えていないのです。

 

そもそも、身近な人たちに内緒にしているからこそ行き詰まり、赤の他人(?)のボクに相談してきてるんでしょうからね。

身近な人たちに内緒にしている人は、「これまでの借金がバレないよう、取り繕うための新たな借金」を繰り返してしまうので、いつまでたっても借金残高が減りません。破綻寸前まで増えるのがオチです。

 

破綻寸前まで借金が増えてしまった人に対するボクからのアドバイスは毎回、だいたい同じです。

 

正直に言ったほうがいい。

 

 

 

 

 

こう書くと、「親や配偶者、知人たちに対し、借金があることを正直に言ったほうがいい」という意味に捉えた人がほとんどだと思います。

でも違います。

 

 

「債務整理」「借金問題」を得意とする弁護士、司法書士を見つけ、その担当者に対して

お金に余裕がなくて、返すのが苦しい

正直に言ったほうがいい

 

さらに

なるべくなら親や配偶者、知人たちに知られたくないんですけど、こっそり解決することは可能でしょうか?

と、カッコつけずに正直な気持ちを言ったほうがいい

 

そういう意味です。

もちろん、親や配偶者、知人などに対しても正直に打ち明けるのがベストだとは思いますよ。当たり前です。

 

とはいえ、返済資金に余裕があるんだったら、なんの問題もありません。

そのままのペースで、こっそり返済を続ければオッケーです。

親や配偶者、知人などに内緒にしたままでも大丈夫です。たぶん。

(´・ω・`)
内緒にすることを推奨しているわけじゃありません

 

 

繰り返しになりますが、親や配偶者、知人などにカミングアウトしたうえで弁護士や司法書士に相談するのがベストです。

でも、まだそこまでは踏み切れないというのであれば、弁護士や司法書士に「できればバレたくないのです」と正直に言えばいいだけです。

 

ただし、バレたくないと希望したからといって絶対にバレないとは限りません。ある程度の覚悟は必要でしょうし、むしろ、バレたほうが何かとスムーズなんですけどね。

 

弁護士や司法書士が提示してくる解決方法は

・任意整理
・自己破産
・個人再生
・過払い金の返還請求

など。

「自己破産」と「個人再生」は裁判所を通じた法的な解決方法になるので、誰にもバレずにというわけにいかないかもしれません(いくかもしれないけど詳しくは知らない)。

とにかく、こっちで勝手に判断せず、正直に専門家に相談することなんですよ。すべての始まりは。

 

参考になるかどうか分かりませんが、名波アマの借金残高の推移をグラフにしてみました。

 

 

20200505-2

 

 

借金生活の始まりは平成7年頃。まだサラリーマンだったときです。

信販系のキャッシングやサラ金の借り入れからスタートしました。

その後、「返済のための借り入れ」を繰り返し、あっという間に限界ギリギリまで増えていきます。

これ以上増えたら月々の返済は無理、というレベルまで借金が増えたところで放浪生活に突入しました。

借金があることを周囲にカミングアウトしたのは放浪開始から2年ちょいが経過した平成11年12月頃。

ホームページまで作って大々的に公表しましたからね。

そこで風向きがガラリと変わりました。

借金返済をネタにしてライターになったのが平成12年の春。

借金残高が右肩下がりで減っていき、平成16年の6月頃に完済です。

 

さらにその数年後、岐阜市の司法書士に過払い金の返還請求をお願いしたら、130万円ぐらい手元に戻ってきました。

一瞬「儲かった!」みたいな気持ちになるけど、何年間にもわたって自分が払い込んだ利息の、ごく一部が返ってきたにすぎませんからね。

1円も儲かってませんよ(にがわらい)。

 

とにかく、借金で困っていることを誰にも相談せずひとりで悩んでも、いいことは何もありません。

 

 

次回は「無理っぽかったら借金完済をあきらめてヨシのハナシ」をしたいと思います。

※今回の内容も、半分ぐらいは「完済をあきらめて弁護士とかに相談すりゃいいんだよ」って感じだったけど。

 

 

ライター・タレントランキング

このページのトップへ